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ミステリの祭典

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白い風さんの登録情報
平均点:6.24点 書評数:432件

プロフィール| 書評

No.132 6点 嘘をもうひとつだけ
東野圭吾
(2009/04/01 20:22登録)
加賀シリーズらしく細かいところを付いていく手法が好きですね。
短編集なのでちょっと淡々としたイメージは拭えませんが、東野さんの短編集では上位かも。
ただ東野作品は長編の方が私は好きですね。


No.131 7点 トライアングル
新津きよみ
(2009/03/27 19:39登録)
先にドラマを見てから読みました。
全く別作品でしたね。
20年前の事件を追う刑事・郷田とかつての担任で今は丁度10歳の子の母親になった藤崎敏子の視点を中心に進んで行きドラマとは違った面白味がありました。
十年後の自分に宛てた手紙を含め、ポイントに手紙を導入したところも印象的でしたね。


No.130 6点 赤い月、廃駅の上に
有栖川有栖
(2009/03/22 13:06登録)
鉄道をからめた幻想的な話、怪談的な話10作品の短編集ですね。
怪異的な話が多かったかな。
どれもそれなりに楽しめました。


No.129 5点 名探偵の掟
東野圭吾
(2009/03/18 18:07登録)
この春深夜枠だけどドラマ化が決まりましたね。
お笑い中心になるのかな?
評価されている方も多いけど私には合わなかったですね。
やっぱりミステリは深刻な方が好きですね。


No.128 7点 成吉思汗の秘密
高木彬光
(2009/03/14 19:18登録)
元々歴史物は好きなんですが、スケールの大きい話で大いに楽しめました。
(余談ですけど、邪馬台国などの話も大好きです!)
今回は本当の事件ではなく、神津恭介がベットの上で推理する一種”安楽椅子探偵”ですね。
真相のほどは私には判断しかねますが、ミステリとしての読み物としても文句なしだと思う。


No.127 6点 ジーン・ワルツ
海堂尊
(2009/03/10 23:51登録)
昨今話題の産婦人科の減少問題と日本ではまだ認められていない代理母出産の問題を絡めてのお話でした。
今回は定番の”愚痴外来”田口&”ロジカル・モンスター”白鳥コンビは出てきません。
主人公はクール・ウィッチ(冷徹な魔女)と称される産婦人科医です。
彼女の医療行為を違法とする側と正当化するところがミステリのロジック的で楽しめます。
ただ、全体としてはミステリの要素は少ないですね。


No.126 5点 幽霊客船殺人事件
天樹征丸
(2009/03/06 23:37登録)
マンガ「金田一少年の事件簿」のノベル版ですね。
この作品はマンガ6巻の「悲恋湖伝説殺人事件」に出てきた沈没事件に関連していきます。
絵より文章の方が分かり易いですね。
すぐにポイントが見えちゃいました(多分、ここのメンバーさんなら簡単だと思うよ)
やっぱりマンガの方が面白いかもね。


No.125 6点 片想い
東野圭吾
(2009/03/02 18:19登録)
性同一性障害をテーマにした作品ですね。
恋愛、友情を問うミステリの色合いよりも青春物語の色合いの方が強い気がしました。
東野圭吾のひきだしの多さに感服する作品だけど、こういった一種社会派は重いですね。
思い切って題名が表すように恋愛にもっと重きをおいたほうが面白かったかもね。


No.124 6点 暗い宿
有栖川有栖
(2009/02/14 00:32登録)
宿を巡る4つの短編集。
題名の「暗い宿」では何故、そこに遺体が埋められたのか…が面白かったかな。
また、「ホテル・ラフレシア」では名曲”ホテル・カルフォルニア”の歌詞が上手くスパイスに使われていましたね。
私には「201号室の災厄」はビミョウでしたね。
えっ、結局その場を誤魔化すための推理?(なんかスッキリしなかったね)


No.123 9点 永遠の仔
天童荒太
(2009/01/27 23:27登録)
私は高評価をつけましたが、ハマル人とそうでない人は分かれそう(でも、ハズレは無いと思うけどね)
特に男性と女性、また子供を持っている方とそうでない方とも感想は違ってくると思う。
でも、誰もが必ず通ってきた幼年時代…色々考えさせられます。
少なくとも私には心を揺さぶる物はありました。
今回は犯人探しのミステリより、容疑者(犯人)になった者たちの心情表現にポイントをおいた評価をいました。


No.122 6点 ブラジル蝶の謎
有栖川有栖
(2009/01/21 21:07登録)
火村助教授の6編の短編集ですね。
相変わらず、即行解決で読みやすいけど軽いのが欠点かな。
まっ、短編集なのだから仕方がないんでけどね。
題名の”ブラジル蝶”は手間を掛けての犯行…私的にはちょっとビミョウでしたね。


No.121 6点 ダイイング・アイ
東野圭吾
(2009/01/10 18:25登録)
交通事故の加害者が被害者の夫に襲われる。
その際、記憶を失う、そしてその記憶を探ろうとすると様々な事件に遭遇する…。
題名にもあるように”死んでいく者の目”がポイントになる、軽いホラー系かな。
ただ、東野作品に多いラストの意外性は小さかったかな。


No.120 7点 真珠郎
横溝正史
(2008/12/29 22:04登録)
日記による叙述トリックの一種かな。
横溝作品らしい耽美的で悲しい過去も印象的です。
それでいて、”真珠郎”と云う名前に似合わないおどろおどろしい内容もよかったです。


No.119 6点 火村英生に捧げる犯罪
有栖川有栖
(2008/12/25 00:15登録)
数ページしかない作品もあり、軽い作品が多かったですね。
作品的には題名作品よりも「あるいは四風荘殺人事件」が印象に残ったかな。
話自体の構成はすぐ判ったけど、なかの犯人がちょっと不意をつかれた感じを受けました。


No.118 6点 夏と花火と私の死体
乙一
(2008/12/20 19:53登録)
初めての乙一さんの作品でした。
推理系じゃなくてホラー系は個人的に苦手なもので…。
作品自体は読みやすい方だと思う。
確かに書かれた年齢を考えるともう少し高評価もありかな、とは思います。


No.117 7点 仮面山荘殺人事件
東野圭吾
(2008/12/13 18:47登録)
「ある閉ざされた雪の山荘で」と同じような一度限りの特殊業かな。
強盗犯に軟禁された緊迫感は読み応えありましたね。
結末も充分楽しめました。


No.116 6点 分身
東野圭吾
(2008/12/08 23:30登録)
脳移植の「変身」に続いて、クーロンをテーマにした医療SF作品。
ここにも「変身」同様闇組織がでてきます。
こちらも犯人当てじゃないのでミステリというよりサスペンスですね。
悪くはないけど、私は犯人当てのミステリの方が好きですね。


No.115 8点 パノラマ島奇談
江戸川乱歩
(2008/12/01 22:07登録)
個人的にかなり好きな作品です。
おそらく最初に読んだのは中学生の頃だったと思うけど強烈な印象が今でも残っています。
ちょっと有り得ない様な設定だけど、これもミステリの楽しみの一つだと思う。


No.114 10点 人形はなぜ殺される
高木彬光
(2008/11/27 23:03登録)
基本このような”読者への挑戦”パターンは大好きですね。
動機、アリバイなど越えて、何故”人形が…”と云う点に推理していくという手法も斬新で面白いと思いました。
私は第二の事件でトリック(犯人)が想像付いたので、逆に第一・第三の事件を見つめることが出来たので比較的早く真相にたどり着きましたけどね。


No.113 7点 漱石と倫敦ミイラ殺人事件
島田荘司
(2008/11/23 00:10登録)
夏目漱石と探偵ホームズ(+ワトソン)が出てくる辺りはかなり面白いです。
また、夏目目線の奇数章とワトソン目線での偶数章と分かれていて、同じ事象についても見方(考え方)が違うのは特に面白い!
ただ、話がそっちに夢中になってトリックに集中出来なかった気もする…。

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