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ミステリの祭典

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仮面山荘殺人事件

作家 東野圭吾
出版日1990年12月
平均点7.09点
書評数94人

No.94 5点 みりん
(2023/01/02 00:42登録)
リーダビリティが非常に高く、2〜3時間で読めてしまうので嫌いなオチでも許せます。

No.93 9点 じきる
(2020/08/23 19:33登録)
痛快なトリックにぶったまげました。

No.92 5点 雪の日
(2020/05/03 21:32登録)
違和感に途中で気づいてしまうかも...

No.91 8点 mediocrity
(2019/09/23 02:06登録)
読みやすい上に長さもなく、2時間かからず読了。
うーん、見事に騙された。今までに書評した139冊の中に、似たような仕掛けが少なくとも2作あったにもかかわらず・・・。クイズのアプリとかでも同じ問題で同じ間違いを何度も繰り返してるから、引っかかりやすいものにはとことん引っかかるのかもしれない。
分かってみれば、そんなに難しくないのに、必要以上に難しく考えすぎてしまった。主人公の鼻の形が変とか、ジンが外国人的な風貌なのに背が低いとか、絶対何かあると思ったのに全く関係なかったな。完全に木を見て森を見ずだ。

No.90 5点 レッドキング
(2019/03/26 14:14登録)
やっぱり読みやすいなあ、東野圭吾。ほぼ「いっきヨみ」しちまった。
プロット以前にタイトルからして「設定どんでん返しネタ」だろなあって読んでて、殺人「トリック」の方は予想通りだったが、肝心のメインのフーダニットの方はずしちまった。考えたら、いかにも「あのネタ」だよなあ、これ。

No.89 7点 ミステリ初心者
(2019/02/10 12:30登録)
 ネタバレをしています。

 同作者のある作品が、この作品に近いトリックを使っていることを知っていたため、ある程度はネタが割れている状態で読みました。こちらの作品もなかなか面白く、甲乙つけがたい出来です。どちらも趣向はにていますが、別種のトリックが混ぜ込んであり、個性が立っています。
 基本的な物語の流れは、王道クローズドサークル物のそれです。過去の事件の疑問から始まり、何かしらの問題があって館を抜けられない登場人物たち、そこで起きる新しい事件・・・といった感じですが、強盗団がおしいるのは新鮮でした。
 この作品は、叙述トリック・・・?なのでしょうか? 主人公が朋美のピルケースに睡眠薬を入れたことを伏せられていて、その点では叙述トリック的なのですが、主人公は結局自分の行為とは直接関係が無かったと思っているのがミソで、罪の意識も殺したとも思っていませんでした。実際、朋美は睡眠薬を飲みませんでしたし。間接的には殺していますが。この点では、岡嶋二人のある作品を思い出しました。

 以下、難癖。
 タイトルに"殺人"とついているならば、これはアンフェア(笑)。"仮面山荘事件"とかにしたらよかったのに。細かい事を言うようですいませんが。※追記 事件でもねぇな(笑)

No.88 3点 まるまる
(2018/02/05 20:40登録)
途中までは楽しく読ませていただきました
ただ結末が何というか、後味が悪い
最後ですっかり冷めてしまいました

No.87 6点 ボンボン
(2017/10/26 23:18登録)
(ネタばれあり)
謎だ。ひとつひとつ既視感だらけだが、既読だという確信が持てない。再読かどうか最後まで不明だった。湖に、別荘での避暑に、婚約者に、ピルケースに、バレエ・・・。
きちんと構成されていて、立派な出来ではある。こういう、本人がそれと意識していない、本人自身が完全に枠外と思い込んでいる系の話は、結構好きだ。

No.86 4点 ねここねこ男爵
(2017/09/30 23:42登録)
二通りの解釈が可能な話を構築し、一方の可能性に触れた上で真相はより衝撃的なもう一つの方だった、というこの年代からしばしば見る形式です。
真相がある意味古典の焼き直しゆえ、エクスキューズとしてもう一つの可能性を提示しているのでしょう。が、評価できるのはそういう話を構築した労力に関してで、お話としては「ふーん」という感想以上のものはありませんでした。(メタ的な視点ながら)かなり早い段階でネタバレしがちなのもマイナスではないでしょうか。だって登場人物の行動が不審で浮いてるもん。

No.85 6点 邪魅
(2017/02/25 00:24登録)
東野圭吾の初期の叙述トリックものの傑作ということで、かなり期待して拝読させていただいたのですが、期待し過ぎたのでしょう
思ったほどではなかったです、楽しめたのは事実なのですが
解説の折原さんの話は面白かったです

No.84 7点 take5
(2016/11/25 22:30登録)
眠れぬ秋の夜長に一気読みです。
仮面のかかる山荘で、嘘っぽい話が展開され、
叙述の力で更に嘘っぽい話に導くという、
ビックリできる作品。
300ページ弱を3時間弱で読めましたから、
大変よくまとまっている力作。
1990年が初版ですから、
この辺から21世紀に向かって、
東野氏が人間を生き生きと描くようになっていくと思うと読んで損はないでしょう。

No.83 9点 MS1960
(2016/05/28 22:13登録)
途中で先の展開がある程度予想できますが(その点で-1点)、それでも、オリジナリティの髙い完成した作品といえます。「何も足さない、何も引かない」という昔のウイスキーの宣伝をほうふつとさせる作品です。類似の「ある閉ざされた・・」よりこちらの方が上かな。

No.82 7点 パメル
(2016/02/04 19:59登録)
たまたま集まった山荘に逃亡中の銀行強盗が押し入るという設定に
ワクワクしながらも胡散臭いと思い読み進めた
途中から会話やそれぞれの行動に違和感を感じ
ある真相に感づいてしまったが読みやすくそれなりに楽しめた

No.81 9点 斎藤警部
(2016/01/28 12:27登録)
すっかり忘れていましたが、私が初めて読んだ東野圭吾は確か本作。
花も実もある本格ギミックス圧縮てんこ盛りで、最高の面白さでした。
ま~~設定からしてびっくり、展開にどっくんどっくん、結末にぶっひゃーー、てなもんです。
深夜の首都高を盗んだ大型満載キャリアカーでぶっ飛ばした挙句八丈島までぶっ飛んで行きたい時は、本格ミステリ好きだったら、代わりにこの本を読むと良いでしょう。

No.80 6点 風桜青紫
(2016/01/15 01:42登録)
このあたりから東野圭吾はなかなかお話が上手くなっていったように思える。似たような例が多く見られるトリックではあるものの、それを行う必然性がクローズドサークルの成立にからんでいるという構成が見事。このクローズドサークルがまた変化球でなかなかスリルがあり、エンタメ小説としての面白さに付与している。東野圭吾のなかではマイナー作品であるが、なかなかの掘り出し物といえるでしょう。

No.79 8点 ニックネーム
(2015/12/13 11:16登録)
ゲーム(映画)を思い出しました。

No.78 9点 ロマン
(2015/10/21 11:50登録)
結婚式の直前に婚約者 森崎朋美 を亡くした樫間高之は、避暑の為に森崎家の別荘に呼ばれる。ところが男女8人が集まって早々、銀行強盗犯が侵入し占拠されてしまう。脱出を試みるも仲間にそれを阻止する者が現れ、強盗犯では成し得ない形で殺人事件も起ってしまう。叙述ミステリーとしてレベル高し。自分は疑いの目で読んでしまったため、かなり早い段階で仕掛けに気づく。随所に細かい伏線があり、それに気がつくと嬉しさが増幅。「フジの登場・描写」は作者が読者に与える最大のヒントか。不信感を感じれば深読みすることになるし、素直に読み進めれば、最後にまんまと騙されることになる。緊張感もあり、男女の心理描写も巧み。楽しめる1冊。

No.77 6点 CHABI
(2015/03/11 20:36登録)
身構えて読んだせいもあってか、ある程度は予想出来てしまいました。
展開が出来すぎ感満載でしたからね。
が、非常に読みやすく、後味もよかったのでいい作品ですね。

No.76 4点 公アキ
(2015/01/25 23:56登録)
 物語の核になる真相は、非常に東野作品らしい構想となっています。「クローズドサークルもの」であっても、作品の持ち味が実は犯人の動機やホワイダニット解明にあるのが、彼の芯のぶれなさを感じさせてくれます。
 ただし、真相は……私は、あまり良いカタルシスを得られませんでした。もう一点、私は講談社文庫でこの作品を読みましたが、あまり好きなフォントではなかったのも、印象がそこまでよくない原因かもしれません。
 「最も核のアイデア」だけ覚えていて、あとは登場人物の名前すら覚えていないので、再読したら、もっと作品の良いところを再発見するかもしれませんが、とりあえずは「4点」です。

(もう何年も前に読んだきりの状態でのレヴューです)

No.75 2点 まっち
(2014/12/16 07:31登録)
事件の真相は第1章の時点でなんとなく予想でき、読み進めていくうちに不審な文をいくつか見つけ、確信しました。どんでん返しを期待していたのでガッカリです。読み返してから、各章のタイトルの意味に気づきました。

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