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ミステリの祭典

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幻惑の死と使途
S&Mシリーズ

作家 森博嗣
出版日1997年10月
平均点7.23点
書評数43人

No.23 8点 りんちゃみ先輩
(2009/02/28 14:45登録)
今回は面白かった。シリーズを読み進めてきて、徐々に感動の薄れを感じていたところ、少し盛り返してきた感じです。お馴染みの刑事の人柄も感じられ、楽しい。2人は相変わらず、どちらも変わり者ですね!?。

No.22 9点 gink
(2008/03/07 13:36登録)
トリックが良い。そして引田天功の解説(文庫版)が最高。自分のことを語っているようで、きっちりこの作品の解説になっている。しかも面白いときた(まさかゴーストライターなんてことは…)。作品中で語られなかった「なぜ第二の殺人が必要だったのか」もこの解説(というより引田氏自身)のおかげで個人的な答えが出せた気がする。冒頭の引用文と、引田氏の解説文に共通して登場する「蛸」のモチーフが表紙に!どこまで計算してあるのか、偶然の産物か。とにかく感心することしきり。ある人物の名前に関する謎は「わかった人」に対するご褒美ですね。

No.21 7点 マニア
(2007/12/30 14:49登録)
純粋にミステリとして、S&Mシリーズの中では最も楽しめた。
シリーズの中だるみが一応解消され、萌絵の馬鹿っつぷりも影をひそめて安心。

犀川と犯人の最後のやり取りもよかった。見せ場を盛り上げる手腕は流石。トリックも納得。
よくできている。

No.20 6点 ぷねうま
(2007/10/03 19:33登録)
シリーズもここらへんに来て多少ダレてきた感じ。
やはり、キャラに入り込めていないため半ば義務のように読んでいた。

No.19 8点 vivi
(2007/06/23 00:35登録)
これはかなり面白かったですね。ミステリとしても。
珍しく(?)伏線と思しきものも色々書かれているし、
犯人は推理できました。
マジックが舞台とは言え、とんでもないトリックは出てこないので、
いや・・・マジックだからこそなのかな。
ちゃんと種があるのが腑に落ちました(^^)

No.18 1点 rikipon
(2007/06/21 23:00登録)
犀川先生が大声を出すことを知れただけでも良かったです。

No.17 4点 元FLUGELSファン
(2005/07/23 01:45登録)
死体消滅のトリックは誰でも最初に疑うほど予想の範囲内。でも無理でしょ、あんな大観衆の前で実は運転手が席に座っていないなんて・・・まさかと思ったら本当にそんなトリックを使うとは。それよりも最初のイリュージョンのトリックの方がなるほど、と思いました。でもある程度想定の範囲内なんだよな〜本格派好きにとっては採点できない作品でしょう。人の好き嫌いによるな。

No.16 8点 ういける
(2005/07/11 16:51登録)
前作の「封印再度」が結構酷かったので、これでだめなら森作品に見切りをつけるつもりでした。ハイ、森先生ごめんなさいこれからも読ませていただきます。

No.15 5点 ぴかちゅ〜
(2005/06/14 00:09登録)
イリュージョンの現場に行って、もう一度小説を思い浮かべてきました。
近くに住んでいるとリアリティーがあっていいです。
ちなみに、私もN大工学部助教授です。

No.14 8点 カトキ
(2004/11/05 10:51登録)
トリックはストレートな直球。しかしそれを見落としてしまっていて、解決場面は新鮮に感じられた。ただ犯人に関しては、中盤で名前が明かされた瞬間から見当が付いてしまい、結局そういうオチか、という感じ。私は複雑すぎるトリックよりもこういった明快なトリックの方が好きなので楽しんで読めたが、難解なトリックを好む人には物足りないかもしれない。

No.13 9点
(2004/10/01 08:01登録)
 S&Mシリーズの中ではトップを争う作品だと思います。トリックがフェアかどうかは置いといて、その意外性や雰囲気が秀逸でした。

No.12 7点 ばやし
(2004/01/12 11:02登録)
犯人は意外だけどあの人以外考えられませんね(爆)「笑わない数学者」みたいにラストは謎に包まれたままですね^^

No.11 8点 なりね
(2003/12/26 22:36登録)
犯人には少しびっくり。
でもまあ面白かった。

No.10 9点 四季
(2003/11/03 02:26登録)
これはかなり面白かったです。ただ、同時期に今はもうないを読んだので比較してしまうかも。
夏のレプリカより純粋です。

No.9 8点 なな さんいち
(2003/08/02 22:07登録)
トリックも結構好きだし、今回のキャラもいいし。
良かった。

No.8 7点 ギザじゅう
(2003/06/15 02:00登録)
トリックはシンプルながらも見事にやられた。
(トリックがアンフェアかどうかは微妙だが、論理的に推理 すれば真相を看破するのも出来そうだが)
美しさも際立ったなかなかの佳作。

No.7 8点 医学研究者
(2003/03/07 12:19登録)
次作と併せ、時間の推移に従い章を交互に読みました。トリックは非現実的で荒唐無稽です。楽しく読みました。

No.6 7点 ゆたぴー
(2002/11/15 12:57登録)
下の方のコメントにある通り、この作品の最も印象に残る点は、最後、あの犀川先生が声を限り叫んだカラフルな寂しい光景だったと思います。読後、しばらく犀川先生の叫ぶ姿が頭から離れませんでした。
しかし、萌絵ちゃんがFドリできるなんて!参りました。(あれ、この作品じゃなかったらごめんなさい)

No.5 6点 モトキング
(2002/08/15 17:20登録)
他作品と比べ、間違いなくフェアのレベルが低い。ただ、その「森博嗣がまさかこんなことしないだろう」が、正に読者の盲点となり、つまりトリックとして作用したからこそ、この作品の「転」が見事に決まっていると言える。
しかし、この作品の良さは、そんな些末なところではなく、もちろん作中のトリックでもなく、恐らく、終盤、怒濤のように展開される一人の男の人生観と、それに触れて叫ぶ犀川に集約されるだろう。

No.4 9点 pecosmile
(2001/09/20 05:17登録)
作品の雰囲気、キャラクターの思想が素敵です。
ヴィジュアル的にインパクトがあるので印象が強い。
実はシリーズの中でも秀作の部類に入ってもいいんじゃないかと思います。
余韻がなんともいえません。

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