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ミステリの祭典

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医学研究者さんの登録情報
平均点:7.29点 書評数:14件

プロフィール| 書評

No.14 8点 有限と微小のパン
森博嗣
(2003/03/09 13:01登録)
シリーズ最終作としての体裁をなしていません。犯罪者の逃亡を見逃す行為を、フィクションとはいえメディアが容認したり、われわれが無批判でいることのない社会であって欲しいと願います。社会正義を貫くことや、勧善懲悪の概念は、良識ある読者が良質の作品の根底に求めるものです。
しかし、シリーズを通じて楽しい時間を過ごすことができました。作者のさらなる活躍を期待します。


No.13 7点 数奇にして模型
森博嗣
(2003/03/08 02:20登録)
最初の殺人の設定に難点があります。プロローグに示される主題と本編には矛盾があり、アンフェアです。
次作に期待を抱きつつ、一気に読みました。


No.12 4点 レディ・ジョーカー
高村薫
(2003/03/07 12:57登録)
読後の印象が希薄です。作者の他の作品を読む機会はしばらく訪れません。


No.11 5点 マークスの山
高村薫
(2003/03/07 12:51登録)
タイトルの由来が陳腐です。この小説が広く読まれることに理解を示しますが、日本の作家と読者の成熟を願いつつ読み進みました。


No.10 8点 今はもうない
森博嗣
(2003/03/07 12:41登録)
前作に引き続き、事件としての面白さに欠けます。しかし、作品の全体構想は優れています。
楽しく読みました。


No.9 6点 夏のレプリカ
森博嗣
(2003/03/07 12:26登録)
前作と併せ、時間の推移に従い章を交互に読みました。犯人が犯行後の人生設計を考えれば、本作の殺人方法は無価値です。シリーズの中では低レベルです。


No.8 8点 幻惑の死と使途
森博嗣
(2003/03/07 12:19登録)
次作と併せ、時間の推移に従い章を交互に読みました。トリックは非現実的で荒唐無稽です。楽しく読みました。


No.7 5点 まどろみ消去
森博嗣
(2003/03/07 12:13登録)
軽く読むことが出来ました。


No.6 8点 封印再度
森博嗣
(2003/03/07 12:05登録)
シリーズを読み進める中、本作ではじめて犯人と方法を明確に指摘できず残念でした。作者は充分な手懸かりを読者に与えるべきです。犯人の行動は周囲に多大な迷惑をかけるだけのもので、読後のカタルシスに欠けますが、楽しく読みました。


No.5 8点 詩的私的ジャック
森博嗣
(2003/03/07 00:45登録)
最初の殺人の設定に難点があります。犀川には、事件に対する見解を三浦刑事に直ちに告げる理性的な行動を期待します。読者とは、フィクションの中に非現実を見出し、批判する存在であることにあらためて気付きます。
楽しく読みました。


No.4 8点 笑わない数学者
森博嗣
(2003/03/07 00:02登録)
作者の描く孤高の研究者像は、日本人が研究者に対し抱きがちなステロタイプで、非現実的な存在です。私の出会った優秀な研究者には、その分野や国籍を問わず、自身の研究の楽しさを広く伝えたく想い、話好きな方が多くいます。
楽しく読みました。


No.3 8点 冷たい密室と博士たち
森博嗣
(2003/03/06 23:17登録)
白骨死体の設定に難点があります。犀川が行う謎解きのプレゼンテーションは冗長で、優秀な研究者のものではありません。けれど楽しく読みました。


No.2 9点 すべてがFになる
森博嗣
(2003/03/06 13:35登録)
ひさびさに研究以外のことに時間を割きました。たいへん面白く読みました。しかし、トリックがアンフェアで非論理的です。


No.1 10点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2003/03/06 13:23登録)
たいへん面白く読みました。

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