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ミステリの祭典

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仮面山荘殺人事件

作家 東野圭吾
出版日1990年12月
平均点7.09点
書評数94人

No.74 6点 ボナンザ
(2014/04/08 01:48登録)
解説が・・・(笑)。
途中で気づくかたも多いでしょうが、短いので一気に読んでしまうとだまされるかも。

No.73 7点 makomako
(2013/11/10 09:19登録)
 これを書いたころの東野氏の作品のほうが今のものより好きです。最近のものはこれだけ多作にもかかわらず比較的でこぼこが少なく良く出来ていると思うのですが、だんだん孤独で冷たい感じがするのです。その点20年ほど前のこの作品はどこかに暖かさがありしかもトリック、どんでん返しと読むものをひきつけます。
 この作品も登場人物がある面では寛容であたたかい。心の冷えた人間の心の冷えたお話というのはびっくりしたりぞっとしたりしますが読後感が悪いのです。

以下ネタバレがあります。
 本作品は殺害?された明美も非常にかわいく同情の念を禁じえません。
 ただ雪絵がこの役割をどうして引き受けたかがわからない。この娘がいなければ話は成り立たないのだが、こんなこと普通絶対引き受けないと思うのですが。
 ここが多少減点です。でも大変面白く優れた本格物と思います。

No.72 8点 メルカトル
(2013/11/03 22:30登録)
普段ほとんど読まない東野氏の作品を再読しようと思ったのは、他でもない本サイトにおいて、採点者数が多いにもかかわらず平均点が高かったからに他ならない。
が、本棚を探しても一向に見つからない、確かノベルズだった記憶はあるが・・・どうやら『白馬山荘殺人事件』と混同していたようだ。そこで、これはもう購読するしかないと心に決め書店に向かい、無事ゲットできたのである。
さて前置きが長くなったが、本作、大変面白かった。
今の時代なら、これくらいの仕掛けには驚かない読者も多いことと思うが、私は気持ちよく騙されたということで、後味もスッキリしていて悪くないし、とても楽しめたと思う。
ただ、これだけの大掛かりな仕掛けは若干無理がある気がしないでもない。しかし、文章自体には不自然なところがないので、ミステリとしては十分成立しているのではないだろうか。
序盤、登場人物が誰が誰だかやや分かりづらかったのが、個人的には多少不満ではあるが、これは私の読解力のなさによるものだから、これから読まれる方は大丈夫だと思う。

No.71 6点 manammy
(2013/11/02 01:45登録)
楽しめたけど好きではない。
何より殺人事件を欲していたので…笑
タイトルも含めてやられた!!とは思うけど、
それに犯人だけが悪いのか??って思うので
何だかモヤモヤした読了感。

No.70 9点 バックスクリーン三連発
(2013/10/18 11:14登録)
作者の本は何冊か試して見ましたが時間つぶしにちょうど良い
という感じで新作が出れば何が何でも読んでやろうというものでは
ない、そんな感じの扱いですが
あるサイトのランキングでミステリーとして秀作であるという
書評を見て手にとって見ました
序盤、その舞台設定と本のタイトルから筒井康隆の「ロートレック荘
事件」のような閉ざされた別荘で次々に起こる殺人事件の犯人を追う
という犯人探しの推理小説を想像していたのですが
いきなり押し込み強盗が出現します。この時点で予想を大きく
裏切ってくれています。
そんなことを考えて読み進めるうちにこの小説のゴールはどこか
わからなくなってきました
この強盗から逃げることか裏切り者を見つけることなのか
主人公の婚約者を殺した犯人探しか
はたまた山荘であらたに起きた殺人の犯人探しなのか
よく、ミステリの書評で「複雑なプロットで・・・」というのを目にしますが
今、読んでいるこの作品がまさにそれだと実感できました。
途中で思ったのだが焼き捨てられていた雪絵へのメモですが筆跡から
誰からのものということは発想がなかったのだろうか
そしてラスト、すべての謎が解き明かされます
目が覚めるようなどんでん返しに出会いました
間違いなく今年のベストです。

No.69 5点 smk
(2013/10/07 23:07登録)
叙述トリックとしてはアンフェアと感じたのでこの点数。
犯行意志を確認する方法がこれしかなかったのか疑問。

No.68 4点 アイス・コーヒー
(2013/09/16 19:32登録)
ある山荘に集められた人々のもとに、逃亡中の強盗が立ち入って脱出不可能にしてしまう。そんな中発生した殺人事件、どうやら内部犯のようだが… 主人公の高之は数か月前に事故で婚約者をなくしていて、これが事件のカギになってくる。
どうやら、私は東野作品と相性が悪いようだ。確かに帯の文句の通り、大規模なトリックが仕掛けられている。しかし、なぜかピンと来なかった。一つ目の理由は、事故の真相に薄々気が付いていたということ。そして、展開がありがちなこと。最後に、これは誰でも思いつくんじゃないか、と考えてしまったこと。個人的には、第一の殺人の推理が一番よくできていたと思う。
ところで、第○幕という章の名前は作者のこだわり(最後のセリフに関係)なのだろうが、第六幕までってのは長すぎやしないか?

No.67 8点 バード
(2013/06/05 10:37登録)
完全な叙述トリックでこれの真相を読みながら当てるのは中々難しいと思う、強いて言えば3人目の強盗が出てきたところで気づけるかな?
普通のミステリでこんなオチだったらがっかりすると思うのだがこの作品に関してはこれでOKだった。主人公は最後救われないが完全に自業自得なのであのラストも納得、後味も悪くなかったので高評価な8点。

No.66 7点 HORNET
(2012/08/13 02:30登録)
 多様な作風及びジャンルを書き分ける作者だが,やはり私はこういうミステリを主体とした本格的な東野作品が好き。
 ページ数も適度で,テンポよく読め,一晩で本格ミステリが楽しめるという点でも良質な作品だと思う。仕掛けは後半に気付いたが,それでも楽しみが半減することはなく,その部分を見届けたいと思い一気に読めた。結末の受け止め方は人それぞれかもしれないが,私としてはある意味後味のよい終わり方だった。
 このサイトのプロフィールで「人に薦めた作品」を書くが,今後はこれも入りそう。ミステリの魅力を初心者が味わうにはとてもよい作品だと思う。

No.65 8点 いいちこ
(2012/05/03 17:07登録)
強盗が侵入し軟禁された後も今一つ緊迫感に欠けた描写が続く。
違和感を感じながらも焦点は消されたSOSや壊されたタイマーに移り、作者らしからぬ凡作ムードが漂いはじめたところで驚愕の真実が明かされる。
確かにありふれたトリックだし、アンフェアとの指摘も理解できる。
しかしタイトルを含めたすべてがミスディレクションとして機能している鮮やかさ、トリックの必然性を深く納得させる堅牢なプロット、適度なボリュームと高いリーダビリティから生まれるスピード感が素晴らしい。
やや甘めかもしれないが納得の8点

No.64 7点 スパイラルライフ
(2012/02/07 15:00登録)
サクサク読めるリーダビリティとすっきりした構成で一気に読める佳作。
事前に氏の作品を何冊か読んでると、オチが想定できてしまう。、が単体作品としてはそつなく楽しめます。

No.63 7点 蟷螂の斧
(2011/09/02 08:02登録)
「ある閉ざされた雪の山荘で」がイマイチと感じていましたが、本作は2度騙された分楽しめた。ただ、ラストは昔の連続テレビ映画を思い出してしまったため―1点とします。

No.62 5点 haruka
(2011/06/29 00:21登録)
三人目の強盗登場時に目隠しされた段階でオチが読めてしまった。それでも最後まで退屈せずに読めるのはさすが。

No.61 7点 frontsan
(2011/06/21 22:48登録)
とても読みやすかったし、長さもちょうど良かった。オチは、まあまあだったけれど、全体的に満足です。

No.60 8点 mozart
(2011/06/20 17:05登録)
メインのトリックがアレだと言うことは聞いていたけれど、それを知って読んでも、十分面白かった。「ある閉ざされた・・・」よりもややラストが「暗い」が、ヤられた感はそれ以上かも。

No.59 7点 まさむね
(2011/05/07 17:44登録)
スピーディーな展開でサクサク読み進めた結果,まんまと騙されました。ちょっと「臭い」は感じていたんですけどねぇ。
タイトルもイイですね。確かに「仮面山荘殺人事件」ですよ。
でも,このネタ,「ある閉ざされた雪の山荘で」でも使ってませんでしたっけ?

No.58 8点 つよ
(2011/05/01 22:09登録)
叙述ものと分かってても面白い。

No.57 5点 misty2
(2011/01/09 09:53登録)
この様な落ちなら、何とでもなるような。
但し、頁数が手頃でテンポも良く、読んで後悔無し。

No.56 4点 ムラ
(2010/12/15 21:55登録)
(ネタバレあり)
展開が次々に進んでいくのでとても読みやすかったです。
途中までしっかりと騙されちゃいました。
ただ、叙述トリックとして個人的にどうしても納得できない箇所があるのでこの点数で。

No.55 8点 あやりんこ
(2010/08/24 16:43登録)
一番怖いのは雪絵だと思うのは、考えすぎでしょうか?

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