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ミステリの祭典

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倒錯のロンド
倒錯シリーズ/「完成版」は部分的に改訂の新装版

作家 折原一
出版日1989年07月
平均点6.30点
書評数50人

No.30 4点
(2010/02/12 21:43登録)
もやもやとした気分が最期まで残った作品
私には、生理的にあわない。

No.29 8点 E-BANKER
(2009/08/24 22:02登録)
「叙述の折原」を世に出した記念すべき作品。
乱歩賞は逃しましたが、島田荘司氏が絶賛したのもよく分かる(気がする)。
~推理小説新人賞盗作事件をめぐる驚愕の真相。精魂こめて執筆し、受賞間違いなしと自負した応募作が盗まれた! 巧妙な仕掛けと衝撃の結末で読者に挑む~
「盗作」事件に関わる登場人物たちが徐々に「倒錯」していくプロット・・・
いわゆる本格的な「叙述トリック」に始めて接した作品だったため、最初は「訳が分からない・・・」という感覚になりましたが、頭を整理して理解すると、作者の狙いや技巧に唸らされましたねぇ・・・
「倒錯」シリーズは物語の舞台や登場人物が同じフィールドで書かれており、お馴染みのキャラや新手のキャラが絡み合いながら、妙な方向に進んでいくというのも面白さの1つでしょう。
とにかく、頭を真っ白にして是非1度読んで欲しい「快作」です。
(本作を読んで、私が折原に嵌ったのは間違いない。)

No.28 6点 okutetsu
(2009/07/01 04:48登録)
現実とリンクしてるんじゃないかという引き込まれる設定が素晴らしいと思います。
ただオチに好きではない要素が入ってるので大幅減点に。

No.27 8点 simo10
(2009/05/30 00:17登録)
初めてこの作品を読んだ時の印象は、「非常に面白かったがラストの目まぐるしい展開に頭が混乱してしまった」というもの。
十数年ぶりに読み返すとさすがに頭の中で整理されており混乱することもなく、しかも昔と変わらずに楽しく読めました。
やっぱりこの作者は筆力が凄いと思います。

No.26 5点 frontsan
(2008/12/12 14:40登録)
まんまと騙されましたが、そうかといって特に面白かったという印象もなかった。

No.25 6点 りんちゃみ先輩
(2008/11/23 10:03登録)
冷静に、噛みしめて、ゆっくり、整理して読み進んでいかないと訳わからなくなるだろう。1日で読破するつもりで。とにかく読み物としておもしろかった。

No.24 7点 シュウ
(2008/10/25 01:29登録)
うーん、綾辻行人とか我孫子武丸の似たようなタイプの叙述作品を先に読んでたのでそれなりにトリックが予想できてしまった。
でもこんなにどんでん返しを連発する作品は読んだことないです。
とにかく文章が読みやすいので何が何だか分からなくなるということがなく最後まで楽しめました。

No.23 5点 spam-musubi
(2008/09/16 17:18登録)
読みやすい文章。出張の新幹線、行きに読み始め、帰りの途中で読了。

最後の目が回るようなどんでん返しの連続には確かに驚かされたが、
「二重人格」「狂人」といった落ちというのはあまり好ましくないのでは…。
推理小説らしいカタルシスも無く、少々期待はずれ。

No.22 9点 星屑の仔
(2008/09/10 23:36登録)
折原さんの『倒錯』シリーズの第一作。

最初、折原さんの作風を知らずに、ただネットでお勧めと書かれていたから読んでみたら、これが大当たり。
ミステリを本気で読もうと思ったきっかけの作品がこれ。
ミステリを読みなれている人ならそうれもないんだろうが、まだミステリを読んでいなかった自分にとっては、正に驚愕だった。

似たような作風に綾辻さんがいるが、綾辻さんが荘厳で幻想的なのに対し、折原さんは日常生活に近いポップな感じの作風と言えるでしょう。
地の文章が読みやすく、サクサク読めるから、初心者にもお勧めできる。

ただ一つ言えるなら、性的な描写が多すぎだと。
そう言うのが嫌いな人には、お薦めはできません。

No.21 7点 kowai
(2008/05/31 22:18登録)
折原作品で最初に読んだモノ。叙述モノと知ってて読んだが、それでも感動。割と頭が混乱しましたね。でもそのストレスもラストで解消。ただ続編としての死角と帰結はいらんかったですね。。。やり過ぎもほどほどに。。。

No.20 7点 いけお
(2007/10/10 10:59登録)
この人の作品だから、良くも悪くも意外性が減少してしまう。
でも、ここまでやられると夢中になってしまうし、満足できる。

No.19 8点 ぷねうま
(2007/09/20 23:34登録)
折原作品の中では一番好き。
もうやるならここまでやってくれたら、逆にスッキリする。
「徹底」はどの漫画、小説、映画、お笑い何でも一番大事な要素であると思う。

No.18 8点 vivi
(2007/08/28 22:43登録)
こういうジャンルのミステリだと思って読んでいても、
なかなか作者の意図が分からずに最後までドキドキできました。
文章の洒脱さや、展開のスピード、心理描写など、
満足だと思う点はたくさんあります。
後書きまで作品に取り込んでしまうとは、さすがです。

No.17 8点 dei
(2007/07/20 21:19登録)
評価が分かれるのも当然だと思うけど自分は好きです

No.16 9点 ギャンブル伯爵
(2005/07/31 13:15登録)
こういう遊び心満載の作品は大好きです。
ただ、作者が渇望した(であろう)乱歩賞をとれなかったのも
遊び心に徹したがゆえと思われるだけに痛し痒しでしょうね。
読む側の人間のスタンスによって大きく評価が異なるというのも頷けます。

No.15 4点 sophia
(2005/07/17 15:01登録)
こういう頭の中だけでこねくり回したような作品は好きではありません。

No.14 7点 Tetchy
(2005/07/16 23:15登録)
この作品は是非乱歩賞受賞させたかったですなぁ。
恐らく受賞されたら末代まで語られるほどの作品になったでしょうから。
洒落っ気というのはやっぱ必要でしょう。
そのせいで最後のトリックが宙に浮いてしまい、いわば作品としては未完成なのだから。

No.13 8点 トレノ
(2004/10/15 23:16登録)
やっぱり折原氏は叙述トリック巧いですね。タイトルのつけ方もGOOD!

No.12 4点 留吉
(2004/10/04 11:56登録)
 だらだらした情景描写もなく平易な文体で読みやすい。話の展開もサスペンスとして申し分ない〜八合目くらいまでは。  しかし終盤は・・ 作者自ら「衝撃的などんでん返し」と述べているので、かなり期待して読んだものだが、結局は作中作と楽屋捻りを、これでもかと掛けまくってくる・・ 本当のラストに至る頃には、この人自身、落選のショックで少し・・・と思えてくる。 解説に「早すぎた逸品」との評もあるが今でもまだ「早すぎる」のだろうか。

No.11 7点 ざき
(2004/07/09 23:06登録)
折原作品で一番衝撃が大きかった作品。大真面目に遊んでるって感じが好きです。最後までこれでもかってほどひねるのも、現実を小説世界に引っ張り込もうとするラストも面白かった。登場人物が精神異常だったからうんぬんは、まあこういうのもあるんだろうなぐらいの気分です。

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