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ミステリの祭典

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葉桜の季節に君を想うということ

作家 歌野晶午
出版日2003年03月
平均点7.01点
書評数116人

No.76 6点 kanamori
(2010/07/12 21:41登録)
メインの叙述トリックには確かに騙されましたが、それが物語の本筋とあまり関係ない点が不満です。
肝心の物語そのものも、あまり面白くなかったですね。
ただ、タイトルはなかなか秀逸だと思います。

No.75 6点 メルカトル
(2010/06/16 21:55登録)
評判が良かっただけにハードルが上がって、辛口の採点になってしまった。
ハードボイルドはもともとあまり好みではない為、ストーリー自体も今ひとつ楽しめなかった。
最後に叙述トリックが仕掛けられているのだが、作者の狙いほどは驚けなかったのは残念である。
まあタイトルは秀逸だけど。

No.74 8点 まさむね
(2010/02/22 21:52登録)
例の叙述トリックのインパクトが強く(きれいに騙されました…),そこだけに目がいきがちですが,それ以外にも「歌野らしさ」が散りばめられており,楽しめました。
テーマも奥深いものがあり,非常によいですね。読み終えたあとに,改めてタイトルを噛み締めざるを得ないところもにくい。
サクッと読んで,サラッと騙され,ググッと考えさせられた,そんな印象です。

No.73 7点 STAR
(2010/02/18 11:17登録)
(ネタバレあり!)
予備知識がなく読んだので、叙述トリックにひかかって幸せだったかも。
先入観で物事を解釈してしまうなぁと思いました。ただ叙述のトリックに気がついてしまうとおもしろさは半減しそう。

No.72 5点 sai
(2009/12/10 12:14登録)
もやもやしたものが残る叙述だったというのが印象。しかし読んでいる最中は楽しめたし、物語として面白いと思う。
ミステリとしてはあまり好きなタイプではないですが、自分の中の偏見にも気付かされた衝撃の作品でした。

No.71 4点 spam-musubi
(2009/12/06 15:41登録)
まぁキレイにやられました。思わず「えーー!!」っと声を出しそうに
なった(笑)。叙述トリックは嫌いではないです。

が、それでも結局この作品はどうも好きにはなりきれません。
最大の理由は「読後感が『キモイ』である」ことですね^^;

まぁそれはともかくとしても、叙述トリック自体、ストーリーの進行や
謎解きと一切、全く、なんの関係もないというのはどういうことでしょう。
ただひたすら読者をひっかけるためだけのトリック。しかもイメージすると
ムリがあるだろ、という場面もチラホラ。

十角館や殺戮に至る病と比較し、驚きの大きさは同じようなものだと思いますが、
驚きのあとにきたのが、この2作品では「呆然」だったのが、
本作品では「失笑」でした。

読後感として、過去「もやもやした」「ぐろい」などはあったものの
「きもい」「汚らしい」というのは初めてだなぁ・・・

No.70 8点 simo10
(2009/09/15 20:45登録)
--ネタばれ含みます--

あの「家シリーズ」の歌野唱午が2004年度の数々のタイトルを総なめにしたというので読んでみました。
ちょっと期待が大きすぎたため、また、運悪く立て続けに叙述モノに当たってしまったためにそれほど衝撃はありませんでした。
上の条件がなければ多分開いた口がふさがらなかっただろうと思います。
ぜひ老後にまた読んでみたい。

No.69 9点 (^^)
(2009/09/11 01:29登録)
名作ですね。ストーリーもトリックも最高です。
以下ネタバレです。



我がままを言わせてもらうと、50~60ぐらいが良かった。
思い返してみると70にはさすがに無理じゃない?と思う場面がちらほら。
第1章だけで20~30と決め付けてる自分がいた。
読者側のキャラ設定を逆手にとった

No.68 6点 E-BANKER
(2009/08/30 17:58登録)
「このミス」第1位にも輝いた作者の代表作。
素直に読めば、騙されること請け合い(!?)でしょう。
~「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命的な出会いを果たして・・・~

確かに「えーっ!!」と思わされる。
それは間違いないでしょう。
後から読み返すと、そこかしこに伏線は張られてますし、何となく「チクリ」とした違和感は感じてましたから・・・
ただ、それだけなんですよねぇ。
作者のこれまでのキャリアや積み上げたスキルが凝縮された作品なのだとは思いますが、あまり感じなかったなぁー
あらゆる賞を総なめし、ハードルを上げつつ読んだので、どうしても評価が辛くなってしまう。
(これからの時代、将虎のような人々が主役になっていく可能性は十分ありますよねぇ)

No.67 7点 江守森江
(2009/08/05 23:46登録)
再読したのを機に書評を改めた。
※ネタバレ要注意!!!
初読前から'驚きの一冊'との前評判は知っていた。
構えず読み出したが、アウトローな世界を覗いた人間には違和感いっぱいだった。
途中で(葉桜ならぬ姥桜・ヒロインから)違和感の原因(作者の狙い)を察してしまった。
ハードボイルドとしては、ありきたりとしか言いようがなく、一発大技頼みな作品で違和感を感じさせたら結末での驚きは薄い。
その一方で「葉桜の季節」に〔桜の散った後〕と〔一年で一番爽やかな季節〕のダブルミーニングを内包させタイトルから仕掛けを施したのなら驚嘆に値する(作者の真意は不明)
作品自体は水準レベルで6点だが秀逸なタイトル(の意味)に1点加算した。
※追記
子育ても仕事も終わり悠々自適な年金生活をしている両親を見て、疲弊した現役世代よりも確実に人生を謳歌していて、青々とした葉桜が思い浮かんだ。

No.66 3点 haya
(2009/08/05 19:15登録)
あのおちは・・・という感じ。
かなりの罪を犯してるのになんかそれが肯定されてるみたいで不快感が残った

No.65 9点 isurrender
(2009/07/21 13:26登録)
初めて読んだ叙述だったので、その衝撃はやっぱりかなりありましたね

No.64 2点 mmmmm
(2009/07/19 02:02登録)
叙述トリックものでは、「これはやられた!」と、気持ちの良い読後感をあじわえることがおおいのだが、
この作品は、イラっとした。

No.63 6点 okutetsu
(2009/07/01 04:20登録)
この手のトリックとしてはよくできてるほうなんだけどいささか強引かなと。
いくらなんでも無理があるだろうと思いました。

No.62 6点 locofrank
(2009/05/25 01:47登録)
やはり、普通に読めば、疑問が沸いてくる。
こちらもミステリーモードに入っているのだから、
もう少し捻ってくれないと。

No.61 9点
(2009/05/18 20:53登録)
 名作でした。多くを語れないので残念ですが、真実を知った時の驚きは、全ミステリーの中でも数えるほどしかないでしょう。「葉桜の季節」という言葉の意味には、とても感動しました。
 伏線といった伏線は少ないですけど、よく読んでみるとある程度はヒントが隠されていますね。それでも推理するのは難しいですけど。

 それにしても、このミスの順位はだいぶ参考になりますね。隠れた名作を探しつつ、そっちのほうも参考にしていきます。

No.60 8点 測量ボ-イ
(2009/05/04 10:53登録)
いやあ、これはうまくやられましたね。再読してみると
確かに伏線はここかしこに貼ってあるのですが。
フェア云々は個々の判断にお任せします(笑)。

No.59 7点 だい様
(2009/04/29 17:57登録)
冒頭の下ネタも伏線の一部だったとは・・・。
話自体もテンポが良く読みやすかったです。
少なからず偏見を持っていた自分に反省です。

No.58 7点 nobiinu
(2009/03/03 21:48登録)
完全に騙された。これに騙されたということは、無意識のうちに「彼ら」に対して偏見を持っているということだろう。反省。

話の流れはあまり好みではなかった。というか、真相に至るまでは長く感じた。

それでもこれだけ驚かせてくれれば文句なしです。

No.57 6点 ちぃ
(2009/03/02 22:41登録)
トリック的に途中で気づいてしまったので微妙でしたが・・。
内容的には楽しく読めました。

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