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ミステリの祭典

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葉桜の季節に君を想うということ

作家 歌野晶午
出版日2003年03月
平均点7.01点
書評数116人

No.96 1点 十角館の管理人
(2013/08/08 10:49登録)
 まったく感情移入できませんでした。
あのババアのやったことを許せるのか?ピート・ローズと
あのババアを一緒にすな!これがこのミス一位???

No.95 6点 ayulifeman
(2013/07/07 09:28登録)
これもネタバレを恐れて遠巻きに眺めていた作品。
途中変な違和感を感じながらもちゃんとびっくりするべきところでびっくりできたと思います。

No.94 9点 ナノ
(2012/12/22 17:09登録)
読者心理を上手く操った作品だと思います。
以下軽いネタバレが含まれます。

事故か他殺かの究明、詐欺会社、ヤクザ、3つのテーマが見事に読者をミスリードに陥れました。
欲を言えば、もう少しヤクザの話が残りの二つの強く結び付いて欲しかったのですが、それでも楽しめる作品です。
全てが明かされる時のカタルシスの爽快間と騙された感覚からくる苦笑いはこれまでで一番でした。

No.93 10点 mohicant
(2012/09/16 22:24登録)
 叙述トリックの作品ということで前もって意識して読んだが、まんまと騙された。葉桜の季節とはそういう意味か...。

No.92 7点 ようじろう
(2012/02/15 19:34登録)
騙されたけど、驚きはしなかったという印象。
とんでもない叙述トリックに出会った時に得られる体の焼けるような興奮は、本書からは得られなかった。

ただ実力のある作家であることはわかる。

直前にロートレック荘を読んだのが面白みを半減させる結果になってしまったか……。

No.91 4点 スパイラルライフ
(2012/02/07 15:25登録)
確かに騙された。いかに人物像に先入観を持っているかを気付かされた。
叙述トリックはその読み手の先入観を浮き彫りにする、とは我孫子先生の言葉ですが
まさにその通り。

ただ盛り上がりに欠けて、しばらく氏の作品から離れた一冊でもあります。

何でだろう?
やはり、私がクローズドサークル、大量殺人が好きだからでしょうか。

地味な事件なので、その意味では期待外れかもしれません。

No.90 8点 concon
(2012/01/01 01:36登録)
なるほどこういうのが叙述トリックというものか、と分かった一作。
そういうことだったのか、の後にすぐに最初の方を読み返しました。
テンポがよくて読みやすく、やられた感もあり、最後は訴えかけるものがあり、ほかの人にも勧めたくなります。
とても楽しめました。

No.89 9点 いいちこ
(2011/12/25 11:21登録)
全体の完成度としては不満が残る点もある。
まず作者の主題が非常に明確にも関わらず、欲をかいて様々な要素を盛り込みすぎ、不純物が混じっているかのような違和感は拭えない。
またメイントリックの仕掛け方にも無理を感じる部分がある。
それでも明かされた真相が訴えるメッセージに強く共感を感じた。
タイトルも秀逸

No.88 10点 蟷螂の斧
(2011/08/18 16:37登録)
「そして誰もいなくなった」「オリエント急行の殺人」「本陣殺人事件」は「なるほどそういうことか」と感心。「弁護側の証人」「イニシエーション・ラブ」は「うん???ああなるほど」と感心。これは「えっ~?!そういうことだったの」とビックリ仰天。

No.87 9点 itokin
(2011/05/28 08:49登録)
恥ずかしながら歌野作品は、初めて。いやあ、軽快な文章でどんどん先を読みたくなる展開は並の作家ではない。映画化されたら面白いのになと思いながら読んだが出来ないことが最期で解った。同年代の俺にとっては悪くない終わり方だ。続けて歌野作品を読んでみる。

No.86 8点 haruka
(2011/04/29 19:44登録)
これは騙された。野球ファンはとくにミスリードされると思う。

No.85 5点 好兵衛
(2011/04/24 03:11登録)
騙された。けどスッキリしない感じが少しあります。

なにやらごちゃごちゃしていて、
真相を言われても そうかい。となってしまいました。
もうすこしスッキリさせたほうがいいのでは?

あと少し謎が分散しているかな。
大きな謎だけではちょっと心細いから
事件を追加しようかな。という感じが少しします。

謎が分かった後の物語が面白く、読後感もとてもよかったです。読み返したくなりますね。

No.84 7点 3880403
(2011/04/11 18:59登録)
まさかそこまでいってるとは思わなかった(少しは想像していたけど…)
メインのキャラ2名が若干ウザいと思って読んでいたので入り込めなかったが、そこを差し引いても面白かった。

No.83 4点 HORNET
(2011/01/11 02:40登録)
 このトリックをなしえることを最大の目的として(というかそのためだけに)書かれた小説という気がします。確かに「そいういうことか!」とも思いましたが,そのためだけにここまで読まされたのか,とも思ってしまいました。ただ,私の狭いミステリ見識の中では誰もやったことのない方法だとは思いますので,それなりの厚みをもって提示したかったという思いも分かる気がします。良くも悪くもミステリ史上の話題としては残るでしょう。
 歌野氏の作品を読むのはこれが最初でしたが,このあとしばらく間が空いてしまいました(そのあと「信濃譲二」のシリーズに会い,好きになりましたが)。そう思うと,これが著者の代表作という扱いをするのはどうかと思ってしまいます。

No.82 8点 ムラ
(2010/12/14 15:37登録)
(ネタバレあり)
見事に騙されましたね。まさかヤクザ時代の頃からそんな離れているとは思わなかった。
時系列をバラバラに出してくるから余計でしたね。
固定概念の怖さがわかった作品だった。
唯一不満だったのは、節子のキャラがイマイチ掴めないというか、どうしても好きにはなれない。ある意味一番の悪にも思える。

No.81 7点 Q-1
(2010/10/17 02:40登録)
所々、違和感を覚えながらも見事に騙されましたが、
ちょっと無理矢理な感も否めません。
アイディアはとても評価できるし、物語自体も楽しかったです。

No.80 6点 frontsan
(2010/10/10 09:41登録)
うまく騙されたけれど、登場するキャラが好みではなかった。

No.79 9点 ウィン
(2010/09/25 12:06登録)
身構えていたのに、やっぱりだまされた。
結末を知り、そう言えばそうだったなあと思う部分も多々。
冒頭部分も読了後に読み返してみれば非常に上手い。
結末を知った上で再読してみても面白そうだ。
他に何も言うことはない。
読んで驚くしかない。
どの書評を見ても「だまされた」と書かれていたので、「早くだまされたい」とワクワクしながら一気に読み進めた。
3分の2くらいまで読むと、変な緊張感が生まれてきた。
こんな気持ちで本を読んだのは初めてかもしれない。
とにかく終盤部分では驚きの連続だ。
叙述トリックとは、まさにこの作品のことである。

No.78 8点 おひるごはん
(2010/08/06 10:40登録)
叙述トリックというと
その作品の物語や主題に必ずしも必要ではなく、
「やーい騙された、うしし」で終わる作品が多いです。
だけどこの作品は、テーマと叙述トリックを用いる必然性が
がっちり一致しています。

自分が「彼ら」に対していかに偏見を抱いているか気づかされ
それでいて読後は爽やかに終わる、名作だと思います。
タイトルも秀逸ですね。

ただ、後半のどんでん返しまでの物語が少し退屈かな、と思いました。

No.77 4点 seiryuu
(2010/07/16 16:57登録)
ラストはビックリしたけど、テンポのいい文章でなく展開にもあまり魅力を感じなかった。
無理なところもあるし。
タイトルは好き。

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