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皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

take5さん
平均点: 6.51点 書評数: 285件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.5 9点 春にして君を離れ- アガサ・クリスティー 2011/08/10 23:23
クリスティの作品は皆さんたくさん読まれていて、
そして正当な(と信じますが)評価をされている事と思います。
時代背景を鑑みずとも人間を描く事を続けるというのは大変な作業ですから、作品の質が押並べて高いのはすごい事です。
さて『春にして君を離れ』は、そんな中で心理ミステリーとして読みました。
これまでのクリスティと違う雰囲気というだけできっと自分には合ってしまったのでしょう。
あくまでも個人的な採点として、そしてクリスティの人生をその裏に投影しての採点です。

No.4 9点 戻り川心中- 連城三紀彦 2011/08/10 23:14
日本古典文学を読むことは人生において何らかの意味があると信じます。
古典というくくりはどこからかと。私は、流行り廃りがなく、現在も残り今後読まれるべき(主観として)と信じる人が多いものが、時代の流れの中でも確固たる作品として残るのだと思います。
古典文学として、読むに値する作品で、さらにミステリーなのだからこれから読む方は幸せだと思います。

No.3 8点 幻の女- ウィリアム・アイリッシュ 2011/08/10 23:07
「夜は若く、彼も若かった。夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」
他の方も書いていらっしゃいますが、翻訳上の文章であるという事を加味しても、素敵だなあと思えるフレーズを数多あるミステリーの中で、こうして思い出す訳です。

No.2 9点 殺人交叉点- フレッド・カサック 2011/08/10 23:01
他の方も書いていられますが、
短・中篇物として、フランスらしい(翻訳の力量なのでしょうが)素敵な作品です。
今読んでもエンディングでなるほどと思いますから、これが50年残る作品ということです。

No.1 10点 赤毛の男の妻- ビル・S・バリンジャー 2011/08/10 22:56
ミステリー小説は、そのトリックや動機云々の整合性の前に、
まず自分の血や肉となるものとして、意味のある小説として読めるか読めないか(多分に好みが関わってくるのでしょうが)だと思います。
私はこれを大人になってから読みましたが、例えば『罪と罰』や例えば『モンテクリスト伯』のように、自分の生き方に意味のある小説として読めました。
時代背景や雰囲気を知るだけでも価値があり、ミステリーとしても意味のある作品だと思います。
民主主義、人種差別、多文化社会について考え、ミスリードを越えて自身の内省について思いを至らす事のできた作品でした。

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take5さん
ひとこと
古今東西ミステリーは沢山ありますが、
すばらしい古典に出会った時、
人間が描かれている作品に出会った時に、
ああ読んでよかったと思います。
そういう作品に一つでも出会えればと、
このページを覗...
好きな作家
決められません
採点傾向
平均点: 6.51点   採点数: 285件
採点の多い作家(TOP10)
東野圭吾(27)
ジェフリー・ディーヴァー(16)
連城三紀彦(15)
薬丸岳(13)
道尾秀介(12)
アガサ・クリスティー(8)
島田荘司(8)
今野敏(8)
辻村深月(7)
奥田英朗(6)