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[ その他 ] 私の男
桜庭一樹	出版月: 2007年10月	平均: 5.25点	書評数: 8件

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文藝春秋 2007年10月

文藝春秋 2010年04月

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No.8	6点	レッドキング	2023/11/11 06:06
｢いつか採点しよ思ったまま数年過ぎた｣作品その五。生ぬるくかつ果てまで行っちゃったダークな男女・・何気に真の父娘(オトろしかぁ)なのね・・のピカレスク。時系列を逆に遡ったところが、ミステリ。※点数オマケ。

No.7	5点	take5	2018/09/15 16:11
直木賞作品 叙述でさかのぼる二人の関係、 かつて幾つかの店を持っていた人物が主人公にやられるところが私の中の見所でした。

No.6	5点	haruka	2014/07/12 05:09
評価の難しい作品だがミステリではないのでこの辺で。

No.5	6点	touko	2010/03/02 21:47
（ネタバレありですが、ミステリ作品ではないし、ミステリだと思って読むと無駄に混乱するので、読む前に見てしまってもおそらく大丈夫だと思います）。 直木賞受賞作。 殺人事件があるので、ついミステリとして読みたくなりますが、「赤朽葉家の伝説」ほどではないけれど、マジックリアリズムの世界だと思った方がいいです。 それでも、中途半端にリアルなので、死人が喋ったり歩いたり、押入れの中に入れていた死体が腐らなかったり、刑事が証拠を放擲するのも同然なことをしているような世界にも関わらず、第一章で初めて暴力をふるったと言っていた主人公が、回想で暴力殺人事件を犯しているのがわかった時は、叙述ミステリ？　等と深読みしてしまいました； ミステリではなくても、矛盾点が多い小説なんですが、トラウマ持ちで愛に飢えた不良青年→チョイ悪オヤジと化す「おとうさん」の造形、いわばイケメンのだめんずのフェロモン描写にはなんだか圧倒されました。 9歳の娘に手を出すこのキャラがもし不器用で小太りのオタクっぽい男とかだったら、この話はこういう形では成立しないと思うので（笑）。 話題になった性愛描写は、あたかもマルグリット・デュラスに中上健次を混ぜて、ラノベテイストにしたような趣で、読みやすいけれど、時に通俗に流れすぎるきらいもあり、「ラ・マン」ではなく「ナインハーフ」とかレディースコミックみたいだと感じてしまった部分も……。 （そう言えばおとうさんのニヤニヤ笑いも昔のミッキー・ロークぽい！？） 整合性を欠いているにも関わらず、一気に読ませる力はありますので、連載後、いくらで改稿できただろうに、あからさまな矛盾点をあえて直さなかったのは、勢いを大事にしたかったのかな？　などと首をひねりました。

No.4	4点	isurrender	2009/08/05 22:33
ミステリなんですかね… もっと終盤に驚きの結末があると思っていたんですが

No.3	5点	白い風	2009/06/28 13:34
直木賞作品と云うことで読んでみました。 残念ながら私には合わなかったかな。 ミステリ好きな私にとってミステリを反対から読んでいるようでどうもすっきりしなかった…。 花と淳悟の倒錯した親子愛（家族愛）も私には合わなかった一つですね。 桜庭さん自体の評価は『赤朽葉家の伝説』を読んでからにしたいと思います。

No.2	6点	あるびれお	2009/06/13 05:05
「赤朽葉家の伝説」は“陽”のパワーで物語りに引きずり込まれた。対照的にこの本は“陰”のパワーで読者を飲み込もうとする。どちらも素敵だし本来甲乙はつけられないのだろうけど、同じ読書体験だったらわたしは前者の方が好きだ。

No.1	5点	akkta2007	2008/05/24 17:47
第１３８回の直木賞に選ばれた作品である。 前評判も良く、ぜひと思って読んで見たが・・・ 正直、いまいちの感じ。 ミステリーなのかと、言われればまた・・・・ あまり共感して読む作品ではないような気がする。