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[ 警察小説 ] 待避線の狼 鉄道公安官シリーズ |
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島田一男 | 出版月: 1976年12月 | 平均: 4.00点 | 書評数: 1件 |
春陽堂書店 1976年12月 |
No.1 | 4点 | 斎藤警部 | 2015/05/27 12:28 |
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彼の作品に登場する「夏のビール」がまた、実に旨そうで参ります。
急行列車のホームを歩く売り子さんから買う「缶ビール」ならぬ「缶入りビール」は当然プルタブ式。 タブがそこらに散らばると殺人の証拠品になりかねないぜ。 売りに来るような乾きモノはせいぜいピーナッツにスルメくらいだったろうけど(本当か?)そのほどよい制約が心地よさそうなんだなあ、島田チャンの描く昭和30年代は。おまけに殺人やら失踪が絡んで来るんだぜ。 でも作品としては、、中篇ともなるとちょっと間延びしてサスペンスの魔法が持たないかな。 やっぱ島田チャンは短編がいいや。 |