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[ 警察小説 ] 科学捜査官 捜査官シリーズ |
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島田一男 | 出版月: 1973年05月 | 平均: 6.50点 | 書評数: 2件 |
光文社 1973年05月 |
光文社 1984年12月 |
No.2 | 6点 | kanamori | 2011/05/22 12:15 |
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円城寺警部を中心とした科捜研のメンバーが取り組むのは、奥多摩の雑木林で発見された女の白骨死体の身元割り出し。
40年近く前に書かれた科学捜査だから、もう時代遅れの内容だろうと思っていましたが、いま読んでも充分面白い。 頭蓋骨に肉付けして復顔する名人の技官、陰毛分析にとことん執着する技官、嘘発見器のエキスパートの女性技官など、円城寺をとりまく科捜研の面々が個性的で、集団捜査小説のエキスを堪能できます。 真相はミエミエというところもありますが、そこに至るまでの捜査のプロセスを楽しむタイプのミステリで、本書を契機に当時人気シリーズになったのもよくわかる出来栄え。 |
No.1 | 7点 | 江守森江 | 2009/05/25 14:47 |
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色々な捜査上の職場を紹介しているシリーズ。
発表当時は科学捜査への注目度は低く、鑑識レベルを越えた科学捜査ミステリーの原点にある。 科学捜査が齎す証拠をも念頭に入れてミステリーを書かなければならない時代に一歩足を踏み入れた金字塔的作品。 |