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[ サスペンス ] だれも知らない女 刑事フランク・クレモンズ |
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トマス・H・クック | 出版月: 1990年09月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 2件 |
文藝春秋 1990年09月 |
No.2 | 5点 | レッドキング | 2022/09/03 10:23 |
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フランクシリーズ第一弾。何不自由ない環境のハイクラス美少女の謎の死。事件を追い求める虚無的な刑事と、描かれて行く米国白人男女の静かなる絶望感・・「信仰深くて楽天的、能天気」に見える米国人の心の底に潜む静寂なる虚無。
※そう言えば、「The Sound of Silence」は、「暗い日曜日」の欧州や、「ラバー・ソウル」Beatlesの英国ではなく、米国産だった。 |
No.1 | 5点 | 蟷螂の斧 | 2013/03/13 16:59 |
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(タイトル・女⑱)裏表紙より「死体となっても、彼女はなおかつ美しかった。南部の都市アトランタ、空地の夏草のかげで発見された若い女性はだれなのか?なぜ殺されたのか?市警殺人課のフランク・クレモンズの心に、その女のことがこびりついて離れない。不思議なのは、これほど人目をひく美女なのに、だれも知らないことだ。」刑事フランク・クレモンズシリーズ(3部)の第1作目。刑事は娘を亡くし、妻とも離婚、アル中気味とペーソスを感じさせる人物です。地道な捜査物語で、サスペンス感・ミステリー度はそれほどありませんが、文学的な香りが漂う小説でした。 |