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[ その他 ] 鹿の死んだ夜 |
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トマス・H・クック | 出版月: 1994年06月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
文藝春秋 1994年06月 |
No.1 | 6点 | レッドキング | 2022/09/24 19:28 |
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クック処女作。定年を前に妻を亡くし、弁護士の息子一家とのワザとらしい親交ごっこと、心底の静謐な絶望に辛うじて耐えて生きるアラシクス(<60)のニューヨーク刑事。任された事件の被害者は、体中57ヶ所を斬られ惨殺された二頭の鹿と、同じく57ヶ所を斬られ惨殺されたレズビアンのカップル。サイコホラーの如きWhoダニット物語が・・不思議な事に・・リアリティを持った真相解明と、変に説得力ある苦い結末で終わる。ウディ・アレンにビル・クリントン、ドナルド・トランプを加味した如きキャラが、如何にも分かり安いラスボス風味で登場。 |