皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 花と流れ星 真備庄介 |
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道尾秀介 | 出版月: 2009年08月 | 平均: 5.25点 | 書評数: 8件 |
幻冬舎 2009年08月 |
幻冬舎 2012年04月 |
No.8 | 5点 | 風桜青紫 | 2015/12/29 00:29 |
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『流れ星のつくり方』の評判がいいので手にとって見たんだが、割と早い段階で真相に気づいてしまったため、素直に驚くことはできず。テイストは悪くないんだけど。逆に、大して評判いいわけでもない他の四作品がなかなか楽しんで読めました。主役の三人組、変な癖がないから、結構気に入ってるんだよね。さすがに道尾さんはもう続きを書く気になれないんだろうけど。しかし凛は道尾くんに冷たい。いいやつじゃん、あいつ。殺人事件を茶化したり、冬にアイスクリームを買ってくることをのぞけば。 |
No.7 | 6点 | いいちこ | 2014/04/14 17:31 |
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「流れ星のつくり方」は短編のオールタイムベストで上位常連の名作だが、評判に違わぬラストのキレ。
その他の作品については、世評どおり冴えない内容だが、子供(特に少年)の心理描写の鋭さには改めて感心。 |
No.6 | 5点 | mohicant | 2012/09/16 23:06 |
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真備シリーズの三作目であり、短編集。道尾の作品の中ではインパクトがなく、どれも平凡な印象。 |
No.5 | 6点 | E-BANKER | 2012/04/24 22:38 |
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真備&道尾シリーズ(という呼び名でいいのか?)初の短編集。
ホラーテイストの強い長編に比べると、普通のミステリーっぽい作品が並んだという印象。 ①「流れ星のつくり方」=さすがに評判の高い作品だけのことはある。特に、ラスト2行目が強烈&衝撃。思わず「成る程!」と唸ってしまった。少年が登場する作品は作者の十八番(おはこ)と言えるが、「気付きそうで気付けない」というのが本作のスゴさを表しているといえそう。 ②「モルグ街の奇術」=「モルグ街」といえば、もちろんE.A.ポーだが、正直あまり関連性はない。本作はあまりにも本格ミステリーっぽいトリック&プロットなのが、逆に作者の作品としては新鮮。ラストの奇術の謎は結局どうなのか? ③「オディ&デコ」=タイトルの意味は終盤で判明。本作では真備に代わって道尾が探偵役を務めるが、真相は何とも可愛らしいというか切ないもの。でも、本当に「アレ」は「そんなふうに」見えるのだろうか? ④「箱の中の隼」=舞台はある新興宗教団体の教団建物。真備の代役として潜入した道尾が巻き込まれる謎と、教祖の謎の行動。事件の構図はかなり大掛かりなのに、その結果として生み出された事件&謎そのものはスケールが小さいので、何かチグハグした印象になってしまった。 ⑤「花と氷」=誤って孫娘を死なせてしまった老人の悲しみが心を突く作品。だが、プロットとしては小粒で全体的にサラッと流したような印象が残った。 以上5編。 割と直球のミステリー短編が並んでて、逆にちょっと驚かされた・・・っていう感じ。 (このシリーズだから、てっきりホラーテイストが強いのかと思ってたので) ①は国内短編のランキングでも上位に出てくる作品であり、さすがの出来栄え。②も面白く読ませていただいた。 ただ、③以降は徐々に薄味になっているので、トータルで平均すれば水準プラスアルファという程度の評価に落ち着く。 |
No.4 | 4点 | 江守森江 | 2010/07/01 18:34 |
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「流れ星のつくり方」のみが突出した感があり、それを他のアンソロジーで先に読んでしまっていた。
本来なら一冊に纏まった短編集に重点を置いて評価するのだが、その意味で微妙に評価を下げている。 長編での技巧(騙し)を作者には期待しているので、短編で正統派本格を書かれても普通(平凡)な印象しか感じないのは贅沢なのだろうか? わざわざ一冊読まずとも色々なアンソロジーに収録された「流れ星〜」だけを拾って読めば充分な気がする残念な短編集。 |
No.3 | 5点 | まさむね | 2010/03/21 10:40 |
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どの短編も決して悪くはないのだが,作者の他の長編に比べればキレもパンチ力も物足りない。
「流れ星のつくり方」は,作者らしさを感じたが。やはり「少年主人公モノ」に長けているのでしょうか? |
No.2 | 5点 | おしょわ | 2010/01/24 22:24 |
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真備モノの短編は難しそうですね。 |
No.1 | 6点 | あるびれお | 2009/11/16 03:26 |
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真備&道尾&凛が登場する短編を集めた一冊。「流れ星のつくり方」は確かにきれいな一篇だったけれど、思わず膝を打つような鋭さは感じなかった。それは、他の四篇についても同様で、もしかしたら、この作者は長編向きなのでは、と思った。 |