皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 本格/新本格 ] 十角館の殺人 館シリーズ |
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綾辻行人 | 出版月: 1987年08月 | 平均: 7.92点 | 書評数: 279件 |
講談社 1987年08月 |
講談社 1991年09月 |
講談社 2007年10月 |
講談社 2008年09月 |
No.259 | 10点 | リッキー | 2016/06/28 23:46 |
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推理小説でも読んでみようかと手に取ったのがこの本だった。
始めは名前のせいで頭に入ってこなかったが、どんどんのめり込んでしまい、気付いたら読破していたといった感じ。これがきっかけでミステリの魅力に引きこまれてしまった。 例の一行ですべてがつながったときの、してやられた感がたまらなかった。 |
No.258 | 10点 | Mysterious | 2016/06/19 23:23 |
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初めて読んだミステリがこの「十角館の殺人」だったが、あの一行に相当な衝撃を与えられ、それからどっぷりと綾辻行人の小説および推理小説にハマっていった。
今思い返しても、あの一行を読んだ時の衝撃は忘れられない。 今一度、頭を空にしてこの作品を読みたい、と思わせるほどの名作。 |
No.257 | 8点 | 初老人 | 2016/03/07 19:29 |
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今さら書評するのが躊躇われる程の超有名作。
ただ今振り返ってみて思うのはこの作品はミステリの法則に沿ったオーソドックスな作品というよりは、むしろ基本を踏まえた上で当時としては相当に捻りを効かせた異色の傑作という部類に属するのではないか、という事である。 まぁ何にせよ、このようなタイプの作品が広く世に知れ渡ったというのは大変喜ばしい事である。 |
No.256 | 9点 | ミステリーオタク | 2016/02/17 17:01 |
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これは今でも及点
あの一言の急転でうちも休店 |
No.255 | 8点 | パメル | 2016/02/17 12:01 |
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叙述トリックとミスリードの応酬で真実は
張り巡らされた伏線に隠れている とにかく衝撃の一行 このただ一言で視界が開け明らかにされる真相は 強烈なインパクトがあった ただ犯人の動機に深みがあればと思った |
No.254 | 8点 | 青い車 | 2016/01/23 15:54 |
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はじめて読んだ本格推理小説として思い出深い作品です。日常的に本を読む習慣があまりなかった僕をミステリーの世界に引き込んでくれた綾辻さんは、個人的に別格の存在と思っています。これを読んだことがポウやアガサやクイーンやダインやカーを読み始めるきっかけだったんだよなあ。そして「トリックってこんなタイプのものがあったのか!」と例の一行を読んで驚愕したものです。ただし、本来なら10点付けるのですがその他の更に好きな作品と差別化するために8点とします。 |
No.253 | 8点 | 風桜青紫 | 2015/12/21 02:34 |
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本格ミステリに興味をもったきっかけ。ある程度読書を重ねていけば、バカバカしい舞台設定や、薄味のキャラクターたちが鼻について、高い評価はできなくなっちゃうんだけど、わかりやすくて興味をひきたてられるプロットや、切れ味抜群の真相は今でも十分輝いている。本格ミステリの面白さを伝えるという意味では最高クラスの作品。8点はかたい。 |
No.252 | 10点 | ロマン | 2015/10/20 12:11 |
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大分県の東岸S半島J崎、ひなびた港を出発し沖合約5キロに浮かぶ角島に向かうK大ミステリー研究会のエラリイ、カー、ルルウ、ポウ、アガサ、オルツィそしてヴァン。そこには十角形の奇妙な館「十角館」がある。昨年この島では、凄惨な事件が起こっている・・角島青屋敷謎の四重殺人。屋敷は炎上、主の中村夫妻、使用人夫妻は惨殺。失踪した庭師の犯行が疑われたが未解決となっている。一週間の滞在を心待ちの学生達、しかし左手首を切断され絞殺死体となったオルティが発見されるがそれは始まりに過ぎなかった。連続殺人の謎、結末は衝撃・・ ・ |
No.251 | 10点 | 斎藤警部 | 2015/05/21 15:57 |
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*いちばん最後にネタバレな事を書きますよ
騙されたんですよ、見事に。 こりゃ本当にびっくりだったなあ。 そのころ更新中だった「連続犯人当て記録」が本作で見事にぶった斬られましたよ。 嘘くさい設定、青くさい文章、余りに後付けくさい動機と好みじゃない要素ばかりなのに何故だか吸い込まれる様なハイスピードであれよあれよと読み進んでしまい、気が付きゃあこのザマですよ。 考えてみると、孤島だけではなく、本土というもう一つの舞台が順繰りに登場するという独特な形式が、もうそれだけで何とも言えないスリルとある種のフェロモンを放出していたのかなと思います。 アラはいくらでもあるけど、見えません。 嫌いな諸々も、四捨五入で9点まで落とせる程は差っ引けません。 ところでネタバレ風な冗談を言いますが、北アイルランド出身のヴァン・モリスンというソウルシンガーをご存知ですか? |
No.250 | 10点 | CHABI | 2015/02/14 23:49 |
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まさに衝撃の一行
帯に偽りなし 警戒しながら読んだが繋がらなかった |
No.249 | 4点 | まっち | 2014/12/03 01:17 |
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頭の悪い私には例の一行の意味が一発で理解できなかったので衝撃が小さく、この点数です(汗。トリックは今まで見たことないもので、全く予想していませんでした。もう一度読んで伏線を確認したくなりました。 |
No.248 | 10点 | sophia | 2014/06/05 21:55 |
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初読のときモーリス・ルブランを知らなかったのが残念でした。
「第四章 二日目・本土」の最後の二文が少々アンフェアかなあと思わなくもないですが・・・ |
No.247 | 10点 | ボナンザ | 2014/04/07 01:25 |
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あまりにも衝撃的な例の一文でありました。
よく登場人物の台詞やあだ名に寒いものを感じると非難されることもありますが、最後まで読むとそれを気にさせないだけの勢いとパワーがあります。 |
No.246 | 5点 | Julio | 2013/12/30 16:11 |
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犯人の動機は理解できましたが、その動機となる出来事自体の穴にまず疑問。犯人は、防げる行動を前もってなんらかの形でとれたのでは、と?
あと、周りの者の行動でも疑問が。 ミス研メンバーが、孤島で殺人が行われた後でも各自部屋で別々に夜を過ごしていることは、理解不能。 外との連絡手段が取れない場合、皆で同じ場所で始終、一緒にいることが一番の最善策なのは今までの推理小説を多少なり読んでいれば、明白だと思うんですが。 エラリイですら、頭が切れると言われながら、そこに至らなかったのを本物の殺人によってのただの頭の混乱で片付けるには、その後の数々の冴える推理を展開させているところからして、弱すぎるなと。 あと大きいのは、外の者は島に出向いて、みんなが無事かくらいの確認をなぜ思いもしなかったのか。過去の事件調べる前に、それが一番ですよね。殺人予告があったなら、島の者が狙われている可能性が一番、高いわけで、そして、島の者には外に行く手立てがなくとも、外の者には島に行く手立てがあったのですから。ただの、いたずらで片付けるには、弱かったです。現に外のものはそれにつられて、かなりの調査を開始したくらいに、気にしていました。 もちろん、私などはこんな推理小説を書けるわけもないので、綾辻さんの推理小説を書く能力を否定するわけではありません。むしろ、推理小説作家の創作力にはいつも感嘆しきりです。エラそうなこと書いてしまい、綾辻さんには申し訳ない。ただ、こんな小者の言うことを間に受けずに、これからも本格物を出してくれることを願っています。 |
No.245 | 6点 | smk | 2013/10/07 23:28 |
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叙述ものとしてはフェアであり良作だけど、動機がなぁ。。
次々死んでるのに探偵役に危機感がないのも微妙。 |
No.244 | 8点 | とあるミステリマニア | 2013/08/18 14:36 |
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私はネットでたくさんの人のオススメを見て購入しましたがオススメされるのも納得の作品だったと思います。 事件発生からのテンポも良く、ページを捲る手が止まりませんでした。ただみなさんの様に、あんな連続殺人をやり遂げた割に動機があまりに薄い気がしたので8点。 |
No.243 | 6点 | mohicant | 2013/08/05 02:56 |
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先駆者としての評価は理解できるけど、叙述トリックとしては平凡な印象を受けた。この作品を読む前に様々な叙述トリックものを読んでしまったため、ある程度の免疫ができてしまったんだと思います。 |
No.242 | 4点 | りらっくま | 2013/07/02 23:59 |
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館シリーズでは時計館に次ぐ作品だと思いましたが、
みなさんの言われてるように、動機が弱い。トリック自体は いいだけに残念。また、サークルの仲間が、お互いを推理作家 の名前で呼び合うのは寒過ぎる。 |
No.241 | 5点 | バックスクリーン三連発 | 2013/07/02 21:46 |
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なんやかんやと言って前回読んだ著者の「殺人鬼」は面白かった
なので今回は著者のデビュー作であり代表作である 本書を読んでみた アガサの「そして誰もいなくなった」をオマージュさせているようで 舞台は同じく孤島、そこに集まった大学のミステリー研究会員7名。 今まで推理小説というのを何作か読んでいてその奇想天外な トリックというものに現実性がないと受け入れることができなかったのだが 今回はそういう私的感情を廃し、冒頭から犯人捜しを試みながら読み 進めました。 私は一貫して犯人はオルティ―ポウ共犯説。 動機はわからないが、死んだときに女性だからその凄惨な 姿を見せるのはかわいそうだというポウの言動に 違和感ありありだから、実は生きている⇒主犯。 謎解きに移った終盤もあまりにも考えていないところからだったので あぁ、そう?って感じだった。書評では意外なドンデン返しみたいに 書かれていたのでまたぞろ、ありえないトリックを披露なんてことに なるのかと心配したがフツーに受け入れることができた。 |
No.240 | 9点 | バード | 2013/05/06 20:35 |
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再読したのでコメントを。実は初めて読んだミステリ、自分のミステリ好きの基盤を作ったといっても過言ではない作品。
当時はこんな面白いものがあったのかと仰天した、進めてくれた友人にも感謝したい。今見れば突っ込みどころもあったがそれでも十分高評価。 |