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バックスクリーン三連発さん
平均点: 5.80点 書評数: 35件

プロフィール高評価と近い人 | 書評 | おすすめ

No.35 4点 テロリストのパラソル- 藤原伊織 2015/03/24 14:41
ハードボイルドは苦手です
どう感想を表現すればよいかわからなかったのですが
ここの書評を見て納得しました
ご都合主義です。
あまりにも都合のよすぎるつながりが気になりました

No.34 4点 チェーン・ポイズン- 本多孝好 2014/07/09 16:40
都会の中の孤独な中年女性の最後の一年を追跡取材を通して
現代の風潮を反映させようとの狙いなのか
この女性が自分と重ねあうところがあって
嫌な気分でよんでいました
なのでラスト50ページで毒物を渡したのは誰か?と
作風が変わったような気がしました
さらには新事実が判明し
この本が叙述系の小説だったということが私にも判明
したしだいです。

No.33 5点 むかし僕が死んだ家- 東野圭吾 2014/04/07 17:39
なぜ、サヤカが死んだのかがわからない
私の見落としだろうか

No.32 4点 龍の寺の晒し首- 小島正樹 2014/03/26 17:01
やられた感よりもそんなわけないと突っ込みたくなる
トリックに説得力が無い
まず動機が先に公開されているので誰が犯人かを捜すのに
集中できたのはよかった

No.31 5点 生存者、一名- 歌野晶午 2014/02/24 15:50
どんでん返しというキーワードで検索して引っかかったのが
この作品でした。
犯人探しをする本というより無人島で生き抜くサバイバル
小説として読んでしまいました
どんでん返しということで選びましたが
読後はそこまでやられた感はありませんでした
でっかい文字に薄い本なのであっという間に読み終えることができました

No.30 7点 - 荻原浩 2014/02/05 06:52
主人公は目黒署の刑事ですが警察小説という印象はとくに
感じなかった。被害者が女子高校生なので事情聴取など
聞き込みがティーン世代になるので若者文化にふれると
いうことのほうが色が強く感じられた。
話は広告代理店が仕掛けた香水広告でミリエル社製の香水を
つけているとレインマンに襲わないという噂を女子高生の
間で流布させますが
実際にその創作された噂どおりの女子高生殺人が起こることから
話が始まります。
主人公は女子高生の娘を持つ妻を亡くした40歳台の刑事。
前半は被害者の当時の行動、交遊関係を調べる為
高校生に聞き込みをしますがその子達の感覚とネットワークに
翻弄されるところが描かれるが、主人公は私と同世代なので
私もこの状況に追いやられるとおそらく同じく理解をしがたいと
考えるのではないか。いつの間にか私も若者についていけない
年齢となってきたみたい。
そして終盤、犯人が現れるまでのよりは
秀逸だったと思います
誰やねん?誰やねん?をいい意味で引っ張ってくれます
真相が明かされると、伏線があったっけ?
これならだれを当てはめてもいいのではないかとも感じた
叙述とはそういうもんなのかなぁ。
でも、納得できないとか無理があるとかそんなことではなく
十分、面白い作品です。

No.29 5点 私が殺した少女- 原尞 2014/01/29 15:09
真相が明かされる終盤
違和感だらけの真相です。そして予想された結末でもありました
(動機についてはわかりませんでしたが)
まずは沢崎はどこで事の真相にたどり着いたのか?
読んでいる身としてはいきなりの急転回に戸惑うばかりです
そして犯人の当時の行動がどう考えても不自然と感じてしまう。
普通、助けるだろう?

No.28 4点 異邦の騎士- 島田荘司 2014/01/20 08:02
これもどのミステリーランキングを覗いても必ず紹介されている
定番の小説のようです島田荘司の「異邦の騎士」
前半、公園で目覚めた男にはそれ以前の記憶がなかったことから
話が始まります
その中で知り合った女と生活を共にする生活が始まるのですが
当時来ていた服に運転免許書が入っていたことから
自分の住んでいたところが判明しますが
何故かその住所に行くことを主人公がためらうし女が行くことを
許さないという前半
ここまではこの小説にどのような秘密が隠されているのかさっぱりです
その上、男の思考が自分には以前妻子がいたのでは
ということで固定されておりそのほかの可能性について広がって
いかないことに不自然さを感じました。
そして謎解きにかかる後半ですが
こういう本格ミステリーはいちいち"?"が読んでいるうちに頭に浮かんできます
まず、主人公は本当にこんなことがあったのか確認をなぜしない?
図書館に行って当時の新聞を引っ張り出すだけで十分事足りるのに
次に代理殺人とは少々どころか大変回りくどくはないか?
医学部で秀才であるならばもっと直接的に対象を処分できる方法を
考え出すのではないかと考えるのは私だけか?
さらにかなり大がかりなトリックであると思うが
爪に火をともすほど貧乏なのにそこまでの資金があるのか
矛盾していないかと感じるのは私だけか?
なぜ主人公は自首しない?そこに立派に死体が転がっているのに
警察の手が回ってい無いようだの一言で済ます前に
日本の教育を受けているならば自首するだろうふつう。
久々に納得がいかない作品である

No.27 4点 ソロモンの偽証- 宮部みゆき 2013/12/17 13:40
まず、謎を解くミステリー色は薄かったですね
次に長すぎる
その割には内容が
ラストもなんか作者の説教を聴いているようで

No.26 5点 アヒルと鴨のコインロッカー- 伊坂幸太郎 2013/11/18 09:53
基本的には伊坂幸太郎は私は読みません。
作者に限らず最近出てきた新進気鋭の人気作家というのは
ライトに読みやすいのでしょうが私はチープに感じられ
手にとる気にはなれないのですが
本作はどこのミステリーランキングにもノミネートされて
いる為に試してみました。
序盤、河崎が登場し近所にうろつく野良猫に
「シッポサキマルマリ」と呼んでいるところで
私の読む気が失せました。私はこういう奇をてらった表現が
大っ嫌いで、世に言う不思議ちゃんを見るのがウザク感じるのです。
ようやくミステリーらしくなってきた中盤
現在と二年前との話が交差する構成で
その二年前に何があったのか 書いてしまうと興味が湧くが
実際は「シッポサキマルマリ」のくだりで私の心は既に離れているので
物語を楽しむのではなく結果を確認する作業に移行しており
この頃にはただただ字を目で追う状態です。
なので終盤の衝撃の事実が二度ほど露呈しますが
何の感情もわきあがってきませんでした。
「そうですか」ってな感じです。
あまり好きでない東野圭吾の「仮面山荘殺人事件」が面白かったので
同じような衝撃を期待したのだが伊坂幸太郎は無理だった。

No.25 5点 星降り山荘の殺人- 倉知淳 2013/11/07 16:43
どこかのランキングとやらに載っていたので題名から
閉ざされた別荘地で起こる殺人事件、ということが予想されましたので
試してみることにしました
案の定、集められたお互いに関係のない7人が寂れた別荘地で
雪で出て行くことができなくなり殺人が起こります。
ここまではいい感じ、期待通りの展開でした
所々に作者からの挑戦ではないですがメッセージが入るわけですが
今回、私にはこれが叙述トリックではなくミスリードに
写ってしまったわけで、「やられた」ではなく
「だましやがったな」に感じてしまった。

No.24 7点 イニシエーションラブ- 乾くるみ 2013/10/31 15:54
いろいろなミステリーランキングをのぞくと
常連のように本作がランクインしているので試してみました
ラスト二行のどんでん返しということで
そのラスト二行を期待して読み進めたのですが
最初そこを読み飛ばしてしまったので
気づきませんでしたが後からジワジワとよみがえってくる系です
男の私にとってはこれは恋愛小説でもなく傑作ミステリーでもなく
オカルトです。
自分のことだと想像するとぞっとします。

No.23 4点 殺戮にいたる病- 我孫子武丸 2013/10/26 23:57
どのミステリーランキングにもこの本が載っているので
試してみました
読んでいると犯罪小説のようでどこがミステリー?
と感じながら読み進めていました
また、多くの書評でエログロと謳っていたので
グロいのかといえばさほどそのようなことでもなく
このサイコキラーが怖いかといえば犯行より
疑心暗鬼にかかり息子を監視する母親の行動の方が
私は恐怖を感じました
ラストは騙されたぁー、というよりそらないわ
という方が強く感じた。なので4点です

No.22 9点 仮面山荘殺人事件- 東野圭吾 2013/10/18 11:14
作者の本は何冊か試して見ましたが時間つぶしにちょうど良い
という感じで新作が出れば何が何でも読んでやろうというものでは
ない、そんな感じの扱いですが
あるサイトのランキングでミステリーとして秀作であるという
書評を見て手にとって見ました
序盤、その舞台設定と本のタイトルから筒井康隆の「ロートレック荘
事件」のような閉ざされた別荘で次々に起こる殺人事件の犯人を追う
という犯人探しの推理小説を想像していたのですが
いきなり押し込み強盗が出現します。この時点で予想を大きく
裏切ってくれています。
そんなことを考えて読み進めるうちにこの小説のゴールはどこか
わからなくなってきました
この強盗から逃げることか裏切り者を見つけることなのか
主人公の婚約者を殺した犯人探しか
はたまた山荘であらたに起きた殺人の犯人探しなのか
よく、ミステリの書評で「複雑なプロットで・・・」というのを目にしますが
今、読んでいるこの作品がまさにそれだと実感できました。
途中で思ったのだが焼き捨てられていた雪絵へのメモですが筆跡から
誰からのものということは発想がなかったのだろうか
そしてラスト、すべての謎が解き明かされます
目が覚めるようなどんでん返しに出会いました
間違いなく今年のベストです。

No.21 6点 宰領- 今野敏 2013/10/15 11:31
シリーズ5作目になります。
ミステリーとしての謎解き要素は低いと思いますが
主人公の竜崎と伊丹のキャラクターを楽しむという意味では
面白いシリーズです
警察小説としてはちょっと異端だと思いますが
次のシリーズの出版を楽しみにしています。

No.20 7点 慟哭- 貫井徳郎 2013/10/10 10:32
ネタばれあります

警察小説ですね。誰かのサイトのランキングに上位にきていたので借りてみました
主人公は警視庁捜査一課のキャリアの課長さん。
私は警察小説の人間関係の閉塞感というものが結構好きです
自分の職場ならたまったものではありませんが
建前と本音、メンツや職位の上下関係と年齢、いろんなもの
が混ざって閉ざされた感じが読むには好きです。
前半まで一気に読めました。非常にに読みやすいです。
幼女誘拐が発生しその遺体がかわらで発見されますが
手がかりが無い、捜査を仕切るのがキャリアの主人公です。
もう一つ同じ時系列で無職の男性が心の隙間を埋める為に
新興宗教に入信していくさまが章をはさんで捜査とこの
入信していく様が交互に展開されていきます。
この構成からするとこの無職の男性が犯人かと匂わせていますが
私の予想では彼は犯人ではなく、その新興宗教に入信して
かかわりを持った誰かであろうと予想を立てています。
それこそ「ロートレック壮事件」のように作者のミスリードだと
思っていました。次に気になるのはその無職の男性ですが
他人からは「松本さん」と呼ばれていますが
自分では名乗っていない、また説明では全て"彼"という
三人称が用いられているのは何故か
そのあたりが前半の謎ですかね。
そして後半、無職の男性が宗教に没頭していく
その目的は亡くした娘の復活、同時進行と思っていた捜査と男の
行動が実は時差があることがだんだんとわかり
私の予想が外れていることがわかる
そしてラスト、捜査員の丘本が最後の犯行の前に犯人を捕まえるシーンでは
「おぉ、やられた」の感想。最初の入りに固執したのでそこまでは考えて
いなかった。気持ちよくだまされました。
それにしても終盤にみせた伊津子と佐伯の部屋でのやり取りは
最初っから最後まで何のことかさっぱりわかりませんでした
私は一生、女心というものは理解できないのでしょう
私はお子ちゃま。

No.19 7点 殺人鬼2- 綾辻行人 2013/09/30 11:19
ネタばれあります

前作は私にスプラッタホラーを読むことができるという
事を教えてくれました。その続編です。
そもそも私は「2」否定派で続編が前作を上回ることはない論を
信じています。
そのあたりは「スクリーム2」でも語られているところですね
「2」は「1」を上回る衝撃を与えないといけないので
より過激になると。
それをふまえたわけではないでしょうがいきなり殺人鬼が
登場します。そして3人家族の夫を目に指を突き立てて
殺した後、赤子を引き裂いて頭を踏み潰して殺しちゃいます
序盤からこのペースでバンバンいかれたらかなわんと
思いながら読み進めます。

私のそんな願いも叶わず後半もバンバン死にます
とにかく中盤はこんな殺し方もありますという紹介のようで
斧で腕を切るですとか何かを刺すとかはありがちなので
大丈夫だったのですが
病院で看護婦さんに漏斗をくわえさせて鼻をつまんで
塩酸を飲ましたあと消火器を口に突っ込んで
破裂させるシーンは新しさを感じました
そして終盤、どうして殺人鬼が理由もなく暴れまわるで
まとめることができなかったのでしょうか
しかも、3年植物人間状態だったのがいきなり動きだすはずが
ないでしょうが、筋肉も縮んでいるだろうにあんな怪力
出るはずもないやろうが
殺し損ねた被害者を掃討するなら双葉山の生き残りの女先生は
既に殺されてなアカンやろなど思いつつ終盤を迎えます
そもそもオリジナル殺人鬼はもう一匹が暴れまわってるとき
どこにいたんやろか。

No.18 4点 ロートレック荘事件- 筒井康隆 2013/09/25 21:44
筒井康隆は昔から苦手でしたが
久しぶりに読んでみました
いまいちですね
トリックがすでに古典となっています
犯人の独白も作者が自慢しているようで
はなについた

No.17 5点 望郷- 湊かなえ 2013/07/16 10:05
湊かなえはさらっと読める代わりに
内容もさらっと記憶から消えてゆく。
さらに本書は短編なのでこれもさらっと記憶から
消えていくのでしょう
瀬戸内海に浮かぶ島を中心とした短編でした
どれもこれも子どもの頃いじめられていました
という社会のストレスがつめられた題材で
ちょっとうんざりです
それが著者の特徴かもしれませんが
いずれにしても今回はさわやかなエンディングを
用意していたと感じました

No.16 5点 欠落- 今野敏 2013/07/08 19:58
図書館から予約していた本が届きました
今野敏の本です。警察小説です。
もう一つです。今野敏は隠蔽捜査シリーズ以外はもう一つだということを
忘れていました。
一ページに占める文字の少なさでなんとかページ数を
一冊分にまとめ上げたのか?といぶかるくらい
内容と緊張感の薄さ。

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