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[ 日常の謎 ]
空飛ぶ馬
円紫さんと私シリーズ
北村薫 出版月: 1989年03月 平均: 6.01点 書評数: 85件

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東京創元社
1989年03月

東京創元社
1994年03月

No.65 4点 haruka 2011/04/29 21:52
日常の何気ない風景に人間の悪意が浮かび上がる過程はさすがだが、そもそもの謎の設定に興味が持てず、楽しめなかった。

No.64 2点 ムラ 2011/02/10 20:19
日常の謎としたは面白かったのはあるけど、そこにいたるまでの寄り道がかなり冗長に感じてしまった。ミステリと思って読むと特に。
探偵役である円紫のキャラもちょっと弱い(これは日常のある一人の人物だから仕方の無いことかもしれないけれど。)その反面「わたし」は好きになれた。
こういうのは短編にしてもうちょっとスパッと見たかったです。これだけ長いと引き込まれる前に飽きてしまう。
砂糖合戦は謎に至るまでの論理が綺麗に見えて面白かったけれども。
あと殺人が起きて無いだけで結局は重いのがあるのが不満。中途半端に暗くしないで、笑える日常や完全にほのぼのだったら良かったのに。

No.63 9点 清涼水 2010/11/28 23:12
採点がこういう分布をするのはこの作品ぐらいだろう。

No.62 4点 りゅう 2010/07/19 12:57
 表現力豊かで、ほのぼのとした作品世界は、読んでいて心地よいのだが・・・・・・。円紫師匠の超人的推理にはおそれいるとしか言いようがない。どうしたら、こんな推理ができるのだろうか、想像を絶している。いっそう、超能力探偵という設定にした方がリアリティーがあるのではないだろうか。真相も現実にはありえないと思うものばかり。ミステリとしては、高く評価できない。

No.61 6点 図書室 2010/01/23 10:18
ネットで評判が良かったので、読んでみた

日常系の謎が満載だが、ミステリとしては、う~んという作品が少なくない

特に、「赤頭巾」や「錦織の切腹」の話は、わけがわからない。(心理描写がまわりくどいと感じる)

逆に、「砂糖合戦」や「空飛ぶ馬」は、おもしろかった
「胡桃の中の鳥」は、救われないラストも含め、推理小説としてではなく、小説として評価できる作品

No.60 2点 文生 2010/01/19 14:37
まずミステリーとしての魅力を感じなかった。
いい子ちゃんすぎて妙にじじくさい趣味のヒロインがまったくもって肌に合わない。
同じ日常ミステリーでも加納朋子の「魔法飛行」は大好きなのだが。
こちらも読書好きのいい子ちゃん女子大生がヒロインなのだが、いい子ちゃんすぎず血肉の通った魅力があった。

No.59 5点 白い風 2009/08/19 19:26
「夜の蝉」「秋の花」のスタートとなる作品です。
形式はどの本も同じですが、内容は「夜の蝉」の方が秀逸でしたね。
作品中に主人公が読んだ本が沢山出てきます。
もし、それを読んでいたらもっと面白かったかもね。

No.58 6点 isurrender 2009/07/22 00:47
期待しすぎたからちょっと期待はずれに感じました
小説としては面白いと思いますがそこにミステリがつけられると…

No.57 10点 あるびれお 2009/06/13 05:34
見事に評価が二つに割れているんですね。
この作品が「今」書かれたとしたら、こんな評価はしないかもしれませんが、この本と「十角館」のせいでミステリにのめりこむことになった記念碑的な存在なので、眼を瞑ってこの点数をつけます。

No.56 2点 燕麦細胞 2009/05/06 13:21
「砂糖合戦」以外、記憶にない

No.55 3点 ken_vogue 2008/11/05 14:06
様々なところで評価が高かったので期待して読みました。
一見、雰囲気のいい作品のように思えなくもないですが、登場人物の感情や心理描写に人間味が無くロボットのように感じました。

No.54 6点 vivi 2008/06/23 21:13
日常に潜むミステリって、あんまりイメージできなかったけど、
これを読むと、ああ、そういうことも「謎」になるんだ、と感心。

どちらかといえば、サスペンスに溢れる事件が、
やっぱりミステリにはあって欲しいと思うけど、
「謎」を解く論理は、こういう作品でも楽しめるんだな~と思いました。

砂糖合戦が、やっぱり面白かったです♪
北村氏は、女性の心理を書くのが上手だな~・・・

No.53 8点 あい 2008/05/16 22:22
良い作品だと思う。長い落語ネタは少々辟易するが、気を張らずにゆったりと読めるミステリ

No.52 5点 ぴあん 2008/05/12 16:20
探偵役の円紫さんの人柄にほっとするような柔らかいタッチと世界。評価が割れる一番の原因は、「ミステリ」というカテゴリに入れるからでは?本格モノとしてだけ見たら謎や論理は小粒だし力技だったりするのは仕方ないのかなと。
それよりも、落語の演目や演劇の中の女性たち、それに「私」とその友達、ゆきちゃんの母親、「砂糖合戦」「赤頭巾」「空飛ぶ馬」の女性たち…といった人間の善悪の見事な対比を美しい描写で纏め上げ、収束させている文章構成、作品構成そのものが素晴らしい、と感じました。ミステリ要素はオマケってことでいいんじゃないか?だからと言って作品の価値が下がるかといったらそんなことはないのだから。
…でも、シリーズの続きを読もうという気にはならなかったです(好みの問題です、スイマセン)

No.51 3点 ハンドル 2008/01/30 23:17
ミステリーとか日常の謎とか言うが、この人にあるのは綺麗な文章だけ。強いていうならユーモア推理の分野でしょう。もっとも苦笑いですがね。

No.50 4点 kkk 2007/12/09 18:05
面白いと思う人の気持ちも分かる。しかし自分には合わなかった。

No.49 5点 ぷねうま 2007/09/20 23:53
「日常の謎」を世に知らしめた作品だというので楽しみにしていたのだが、なんかかったるかった。印象に残ったのは砂糖合戦ぐらいか。日常、にしてもサスペンス感がなさすぎるのかなあ。文体も肌に合わない感じだが、評価される理由は良く分かる。

No.48 8点 姑獲鳥 2007/08/04 21:30
殺人はおきていないのにこれだけミステリーを面白くすることができるのだなと感動しました。

No.47 9点 Tetchy 2005/07/26 21:58
ミステリをあまり読んでいない人に「何か面白い本、ない?」って訊かれるとこの本をまず勧めます。そんな本ですね。
読んだ当初、一番びっくりしたのはやはり作者が男だったっていう事。これが一番のどんでん返しだった。

No.46 10点 ルルファー 2005/07/22 21:40
これだけ文章が良いと多少トリックが無茶苦茶でも納得しちゃうんだよね。


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