海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ 本格/新本格 ]
あいつも誰かに殺される
下村敦史 出版月: 2026年08月 平均: 8.00点 書評数: 1件

書評を見る | 採点する | ジャンル投票


集英社
2026年08月

No.1 8点 メルカトル 2026/10/20 22:26
「お前の望みどおりタナトスの影が覆い、鈴木健三には無残な死が訪れるであろう」
SNSアプリ「リアリズム」に投稿された呪詛に死神からの予告が返信された。誰もがいたずらと思った矢先、実際に鈴木健三がビルから転落し、死亡。現場には投稿された呪詛画像のプリントアウトが貼られていた。この大胆な殺人事件に世間は沸騰。「リアリズム」内には殺害を依頼する投稿があふれかえった。都や県の垣根を越えて無作為に人間が殺されていく。殺害方法は様々だが、いずれも投稿画像が傍らに添えられていた。犯人は同一か、複数か。模倣犯は含まれていないのか。一課の警部補・虹ヶ谷礼太郎と女性刑事・音羽沙織は、翻弄されながらも粘り強く捜査を続けるが、事件の範囲は拡大を続けるばかりで――。
Amazon内容紹介より。

SNSを利用した大スケールの劇場型連続殺人事件。一歩間違えばカオス状態になりかねない話を良く整理して、解り易く描かれておりとても楽しめました。感動した、感銘を受けた、驚いた。他に言う事はありません。警察も容疑者も人間が描けており、かなりの臨場感を味わえます。

SNSの世界は深入りすると大変危険である事実を読者に突き付け、問題提起をしていて社会派としても読めます。事件は次々に拡散して行き広がりを見せ、被害者が続出します。果たして事件の裏に何が隠されているのか、予想も出来ない絡繰りが終盤で判明します。しかし、更に意外な真相が露呈しますが・・・。まあそれにしても最初から最後までリーダビリティの高さで引っ張り、読む者を翻弄し最後に意外性を発揮するエンターテインメント性の高い秀作だと思います。


キーワードから探す
下村敦史
2026年08月
あいつも誰かに殺される
平均:8.00 / 書評数:1
2026年04月
ネタバレあり 双紋島の殺人
平均:5.50 / 書評数:2
2025年08月
暴走正義
平均:7.00 / 書評数:2
2025年02月
口外禁止
平均:5.00 / 書評数:2
2024年08月
全員犯人、だけど被害者、しかも探偵
平均:6.00 / 書評数:4
2024年02月
そして誰かがいなくなる
平均:6.57 / 書評数:7
2023年08月
逆転正義
平均:6.33 / 書評数:3
2022年04月
情熱の砂を踏む女
平均:6.00 / 書評数:2
2020年09月
同姓同名
平均:6.00 / 書評数:3
2020年01月
コープス・ハント
平均:7.00 / 書評数:1
2019年08月
絶声
平均:6.00 / 書評数:1
2019年05月
刑事の慟哭
平均:4.00 / 書評数:2
2018年12月
悲願花
平均:6.00 / 書評数:1
2018年04月
黙過
平均:8.00 / 書評数:4
2017年12月
サハラの薔薇
平均:6.00 / 書評数:1
2017年08月
緑の窓口~樹木トラブル解決します~
平均:5.00 / 書評数:1
2016年11月
告白の余白
平均:5.67 / 書評数:3
2016年09月
失踪者
平均:7.50 / 書評数:2
2016年03月
真実の檻
平均:7.00 / 書評数:2
2015年07月
生還者
平均:6.75 / 書評数:8
2015年01月
叛徒
平均:6.00 / 書評数:2
2014年08月
闇に香る嘘
平均:7.09 / 書評数:23