皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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[ 本格 ] 黄色い部屋の謎 新聞記者ルールタビーユシリーズ 別題『黄色い部屋』『黄色い部屋の秘密』 |
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| ガストン・ルルー | 出版月: 1956年01月 | 平均: 6.65点 | 書評数: 43件 |
![]() 東京創元社 1956年01月 |
![]() 早川書房 1956年02月 |
![]() 新潮社 1959年01月 |
![]() 東京創元社 1960年01月 |
![]() 東都書房 1962年01月 |
![]() 集英社 1998年10月 |
![]() 早川書房 2015年10月 |
![]() 東京創元社 2020年06月 |
| No.23 | 6点 | mini | 2015/10/23 10:10 |
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| 昨日に早川文庫からルルー「黄色い部屋の秘密」の新訳版が刊行された
最近は古典の発掘が減った早川だが、意外と新訳版への切り替えだけは地道に進めており、今回もその一環だろう それにしても題名に関してクイーンでもそうだが、創元は「~の謎」が多いのに対して、早川は「~の秘密」と付けるのが好きだねえ(笑) 時々さぁ、創元に比べて早川は古典に冷たいなどと言う人が居るが、それは黄金時代のガチ本格派だけを念頭に置き過ぎた意見だと思うよ 案外とねえ、文庫じゃなくてポケミス版では黄金時代よりもっと前の古典的作品なども刊行してる べロック・ローンズ、サックス・ローマーの怪人ヒュー・マンチュー、カミなどちょっと異色なところは創元だと手を出さなかった分野で、黄金時代中でもヒュー・ウォルポールやロード・ダンセイニなどもあるし 早川は古典を発掘しないというのは、例えば古典的スリラー小説なんか興味無いってタイプの読者がそういう意識で見るから誤解しているんじゃないだろうか、本格派だけが古典じゃないんだよね むしろ古典的スリラーなんかは早川の方が良く手を出してくれていると思う 古典に関して早川よりも創元の方を多大にヨイショする読者っていうのは、絶対に本格派しか読まないってタイプか、あるいはポケミスの版型が嫌いで文庫版にしか手を出さないタイプの読者だと私は確信している まぁそんなわけで、「黄色い部屋」も創元版だけじゃなくて早川文庫版も出たのですよ、しかも新訳ですよ さてルルーってフランス作家だ ところがさ古典時代に於いて、フランス作家って結構微妙な位置付けである 古くはミステリー創世紀にエミール・ガボリオを輩出し、その後も怪盗ルパンのモーリス・ルブランが登場したりするが、正面きった本格派作品というのは英米作品に比べたら少ない、と言うか古典時代では1907年の作である「黄色い部屋」が唯一の本格派みたいな感じだ あまり偏見で見るのも良くないのかも知れないが、う~ん怪しい(笑)、本当にルルーは英米作家と同様な気持ちでこれ書いたのだろうか? もちろんその可能性は有る、だって当時は英米作品も仏訳されてただろうし、当然ルルーもそれらの英米作品を知ってただろうしね 主人公は高名な探偵と謎解き合戦で張り合うアマチュア探偵 おお!このパターン、ホームズを相手に張り合うルパンを思わせるではないか 英米への対抗意識と言う意味でフランス人の誇りを感じさせて微笑ましい |
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| No.22 | 7点 | ロマン | 2015/10/20 20:23 |
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| 完全な密室。二人の探偵による推理合戦。そして廊下の謎。。。 廊下の謎から犯人の予想および特定が出来るがとても信じられないものだった。 言い回しやくどく感じる場面も多々あるが最後に明かされる謎たちを読んだ時の面白さがいっそう引き立てられると考えるとそれでよかった。 確かにこれはミステリの古典的作品だと感じる代物で是非一読すべきものだったと感じる。 | |||
| No.21 | 8点 | ボナンザ | 2014/04/09 15:53 |
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| 今更語るまでもない名作。 | |||
| No.20 | 7点 | 蟷螂の斧 | 2013/01/30 21:00 |
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| 物理的密室は、あまり好みではありませんが、この手の心理的密室は楽しめることができました。古典の名作という意味がわかるような気がします。先駆的な作品に高評価をつけていますので、それ以前の「ビッグ・ボウの殺人」も読んでみたいと思いました。 | |||
| No.19 | 6点 | 臣 | 2012/12/06 14:49 |
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| スタンガースン嬢を襲ったのは誰か、そして犯行があったとされる密室の謎は?
また、この冒頭の謎と、後半の事件との関係は? 密室の謎はさほどでもない。犯人は意外だけど、ピンとくる読者は多いはず。プロットもどうってことなし。真相(動機)もありがち。 (まあ、今読めばってことですけどね) それに、文章中に《 》と、傍点があまりにも多い。傍点が多すぎるのはミステリーとしては邪道。ヒントも伏線もあったもんじゃない。 なら、どうしてこんなに注目されたのか?乱歩の評価が高かったからか? 東西ベストミステリーベスト100で上位(今回は少し落ちたが)なのも意外。 現代の作品とくらべると、評価は中の下といったところだろうし、密室ものの古典的価値という意味でも、「ビッグ・ボウの殺人」のほうが上だと思います。ただ、ルールタビーユのキャラや、物語の雰囲気は上等です。 それに、ミステリーのスタイルとして褒められるかどうかは別にして、探偵が陰で行動するところなんか、その後のミステリーに影響を与えたのではという気がします。とても懐かしい感じがしました。 |
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| No.18 | 6点 | TON2 | 2012/11/26 20:49 |
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| 集英社文庫「乱歩が選ぶ黄金時代ミステリー②」
厳重に戸締りされた黄色い部屋で起こった事件。1908年の作品ですが、既に密室の様々なパターンが出尽くしている中での、新たな密室の構築です。 犯人の設定が「アクロイド殺し」ばりの、違反すれすれというところではないでしょうか。 |
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| No.17 | 7点 | ミステリ初心者 | 2012/07/27 09:58 |
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| ネタバレあります
ものすごく昔に読んだため、思い出すのに時間がかかりました。当時は、アガサにはまっていたため、その経路でこの作品を知りました。 今思い出してみると、結構ハイセンスな密室。むしろ現代作品にありそう。パターンのひとつとして、こんな密室もあってもいいと思います。 |
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| No.16 | 5点 | オレンジ | 2011/04/07 22:51 |
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| 洋書というものを初めて読みました。
読みにくかった。。。。私には難しかったです。汗 しかし、トリック解説等の終盤は興奮しました。 |
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| No.15 | 5点 | HORNET | 2011/01/10 13:10 |
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| ミステリファンとしては読んでおかねば・・・という気持ち半分,「密室もの」として超有名な作品のトリックとはどんなものか・・・?の興味半分で読みました。
結論は,この時代と,こうした密室トリックの先駆けということを考えればその名声も納得できました。ただ,時代が進み,トリックも進化していく中で,内容的には色あせていくのかな,とも思います。 |
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| No.14 | 6点 | toyotama | 2010/11/25 15:05 |
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| 出典がわからないまま、
長いことフレデリック・ラルサンという名前が頭にこびりついていた(笑)。 再読して思い出しました。 |
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| No.13 | 8点 | kanamori | 2010/07/18 16:40 |
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| 現在読むとどうか、という思いもありますが、書かれた時代を考慮すると、この密室事件の謎とトリックは非常によく出来ていると思います。人間消失のトリックと意外な犯人は中学生が読んでもミエミエでしたが。
物語は終決していないのですが、続編の「黒衣婦人の香り」をどれだけの人が読んでいるだろうか。 |
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| No.12 | 7点 | 星屑の仔 | 2010/07/03 19:45 |
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| ミステリの名作古典。
『心理的密室』の先駆け、と言われています。 そのトリック自体は、さほどぱっとしません。 ただ五十年前に『密室』にこんなトリックを考えたのか、そう思いました。 それにトリックだけじゃなありません。 主人公のルールタビーユのキャラクタも面白いし、これぞ外国作品と言うくらい台詞がかっています。 でもラストは、「これで良いのか・・・?」ってかんじですね。 |
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| No.11 | 7点 | isurrender | 2010/02/20 09:49 |
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| 2つ目のトリックは某三世高校生探偵漫画で同じトリックが
使われていたので、すぐにわかって、犯人もわかった だけど、どう考えても密室トリックは解けない でも全体としては面白い方だと思う |
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| No.10 | 4点 | CRYSTAL | 2010/01/18 22:47 |
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| その人が犯人ですか。
納得いかないなあ。 |
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| No.9 | 6点 | E-BANKER | 2009/12/21 23:00 |
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| ある意味「密室物」の元祖的作品。
何かの書評でも読みましたが、ポー「モルグ街」やドイル「まだらの紐」という”人知を超えた密室”ではなく、いわゆる「心理的密室」というか一種の「欺瞞的密室」を最初に持ち込んだ功績は大でしょう。 やはり、最初に読んだときは、密室もですが真犯人の意外性にまずはサプライズでした。と同時に「そんなのありか?」というふうにも感じましたが・・・ まぁ、今読めば古臭さは如何ともしがたいですが、時代性を考えれば「名作」ということで間違いありません。 |
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| No.8 | 8点 | (^^) | 2009/10/11 22:33 |
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| 中学生のころ何度も何度も読み返した思い出がある。
また読みたい。 |
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| No.7 | 8点 | okutetsu | 2009/07/01 23:43 |
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| 古典的密室トリックの傑作です。
犯人も意外性があり当時としては相当のレベルだと思います。 ただ現代の密室殺人ものに慣れた人からすると物足りない解答かもしれません。 続編の黒衣婦人はこの作品のネタバレ満載なので絶対先に読まないようにしましょう。 |
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| No.6 | 5点 | 測量ボ-イ | 2009/05/29 19:57 |
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| (ネタばれ有!)
密室を扱った古典的作品です。けれどもあまり僕の好みでは ありませんでした。 どうもこの作家の文章は密室である事を必要以上におおげさ 且つくどい言い方で繰り返し説明し、読んでいてうんざりし た覚えがあります。 密室ものは謎の設定が単純なだけに、種明かしをすると「何 -んだ」というのがどうしても多くなりますが、この作品は その典型です。 カ-の密室講義の1項がこの作品のトリックそのものズバリ でずよね。この作品は「三つの棺」より先に書かれただけに、 密室講義も当然この作品を意識して分類されたものと思いま す。 |
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| No.5 | 8点 | レーン | 2009/01/18 17:28 |
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| モルグ街を嚆矢とするミステリ創世記の密室の概念は「絶対に人間は入れない」というものであったから、密室トリックを用いる場合は動物を使うしかなかった。
まだらの紐然り、レントン館然り・・・・ そんな中でそれまでの概念を覆し、始めて密室に人を入れたのが黄色い部屋であり、これが本作の歴史的意義と言える。 その後、ダインのカナリアが皮切りとなり機械的(工作的)密室の隆盛期へと時代は流れていくことになる。 |
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| No.4 | 8点 | 堀木正雄 | 2009/01/18 15:31 |
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| 「モルグ街の殺人」「まだらの紐」を作中でも結構意識しているみたいですが確かに完全な密室の中での事件、そして時間軸のトリック?は面白いです。
後世に与えた影響ということで8点。 |
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