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ミステリの祭典

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viviさんの登録情報
平均点:6.50点 書評数:327件

プロフィール| 書評

No.87 5点 詩的私的ジャック
森博嗣
(2007/06/23 00:24登録)
ミステリとしては・・・ちょっと不満の残る作品ですね。
密室はもう、このシリーズの宿命なんですけど、
HOWもWHYも、納得できませんでした。

でも、キャラクターの物語は興味深く、
大人な犀川とお子様な萌絵の行く末が、とっても気になりました。


No.86 6点 笑わない数学者
森博嗣
(2007/06/23 00:21登録)
オリオン像の消失の謎は、物理的なことや建物の構造なんかで予想してたんですが、
犯人に結びつかなかったという読み方に後悔が残る作品でした。
(非常に個人的なことですが^^;)

萌絵の無鉄砲には、いつも驚かされます。
しかし、冷静な犀川、憎いほどですね。


No.85 6点 冷たい密室と博士たち
森博嗣
(2007/06/23 00:18登録)
大学施設での密室殺人事件。
動機については、まあ納得も出来ました。
しかしこんな場所で・・・う~ん。すごい世界だ。

萌絵の危機に犀川がかっこよくやってきたのにびっくり。
こういう行動も取れるんですね(笑)


No.84 8点 すべてがFになる
森博嗣
(2007/06/23 00:11登録)
森作品、このデビュー作から読みました。
こんなミステリがあったんだ!とかなりの衝撃を受けました。
京極氏の『姑獲鳥の夏』にも匹敵するような。
最初は萌絵のキャラに馴染めなかったけど、
後半はだんだん普通の女の子っぽく見えてきました。


No.83 6点 まほろ市の殺人 秋
麻耶雄嵩
(2007/06/15 02:17登録)
「まほろ市」のシリーズは、どれも中途半端な感じがするのですが、
この作品はそこそこまとまっていたかな。
非常に記号的な人物配置と軽妙な語り口が、いつもの麻耶作品とは一味違います。
それがいいとばかりも言えないのですけど(^^;
メランコ刑事、その名の通り憂鬱な終わり方でしたね。


No.82 5点
麻耶雄嵩
(2007/06/15 02:13登録)
ミステリとしての作品自体は、シンプルでしたね。
多分こういうトリックだと途中でわかりましたし・・・
「夏と冬との奏鳴曲」で精神的にダークになったので、
もう麻耶作品は読まないぞと思っていたのですが、
続きというそれだけで読んでしまいました。
続きだったけど・・・解決はしてないですね(^^;


No.81 4点 夏と冬の奏鳴曲
麻耶雄嵩
(2007/06/15 02:10登録)
何というか、悪意の範囲がとらえどころのない作品です。
こういう作品世界だから何でもありなのか、到底常識は拠り所になりません。
だから最後の謎解きも、説得力がいまいちでしたね。
最後に異次元人が出てきて、この島はパラレルワールドだ!
なんて叫んだとしても「そうですか」で納得しそうな勢いです(^^;
「選択」も納得いかなかったな?。


No.80 5点 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件
麻耶雄嵩
(2007/06/15 02:03登録)
こういう場所で、こういう犯罪が起こるという設定自体が本格のパロディだとしても、
やっぱり、あまりにもナンセンスなんですよね。
途中まで、これが現代の話だとは思えなかったです。
警察が・・・働かなさすぎ(^^;
しかし後半の破壊力は凄まじかったので、その部分はちょっと楽しみました。


No.79 7点 二の悲劇
法月綸太郎
(2007/06/14 02:46登録)
ミステリとしての評価は、この位かな。
視点の変化やプロットの展開等、物語として読ませる部分が多かったですね。
「君」の存在、彼女の謎等、ミステリ抜きに気になりました。
トリックは・・・最近こういうのばかり読んでたので衝撃は薄かったかも。


No.78 8点 ふたたび赤い悪夢
法月綸太郎
(2007/06/14 02:41登録)
「頼子のために」の「幕」みたいな作品ですが、
綸太郎探偵の再生が書かれていて、ホッとしました。
トリックは大体読めていましたが、
その後どう解決をつけるんだ!?という興味で、
結構分厚い本ですけど、一気に読みました(^^)


No.77 6点 法月綸太郎の冒険
法月綸太郎
(2007/06/14 02:36登録)
重くないというのがいいところではあるのですが、
(とはいえ、「死刑囚パズル」と「カニバリズム」はどんより^^;)
逆に物足りないと思う話が多かったですね。
図書館シリーズは「なぜ」をテーマにした作品群ですけど、
種明かしされても、スッキリ落ちないところが難点かな。


No.76 8点 一の悲劇
法月綸太郎
(2007/06/14 02:30登録)
これは綸太郎視点ではないのですが、
その辺が非常に感情移入できましたね。
「悲劇」なんですけど、話の流れに説得力がありました。
綸太郎探偵、見事な活躍・・・と言いたいけど、遅いよ!(涙)
法月警視。ちゃんと息子に相談してください(^^;


No.75 6点 頼子のために
法月綸太郎
(2007/06/14 02:27登録)
この事件の相を暴き立てていく綸太郎探偵。
しかし、何が変わったのでしょうか?
きっと事件の結末は同じだった・・・そう思えてなりません。
後味の悪い終わり方は読者にはもちろんショックですが、
綸太郎さんに言いたい!
それ位覚悟して事件に関わってください。


No.74 5点 誰彼
法月綸太郎
(2007/06/14 02:24登録)
何なんですか! と途中で怒りたくなる仮説のオンパレード。
色んな仮説をすぐに立てられるのはすごいけれど、
もうちょっとよく考えてから発言して下さい・・・(^^;

と思ったら、登場人物欄に「詭弁家」と書いてありました。
・・・納得。


No.73 6点 雪密室
法月綸太郎
(2007/06/14 02:22登録)
何というか、法月警視の葛藤という物語の部分が前面に出ているので、
オーソドックスな犯人当てというふうには読めなかったですね。
綸太郎探偵の個性がよく分からないのがチョット残念だったです。
トリックがあんまり生きて無かったのも残念。


No.72 7点 密閉教室
法月綸太郎
(2007/06/14 02:18登録)
見出しの多さにびっくりしましたが、それで流れが途切れることも無く。
学校の中でこんな事件がおこるとは!という感じ。
トリック云々よりも、生徒たちの青春群像がよく書かれていて、
楽しみながら読めました。


No.71 9点 漱石と倫敦ミイラ殺人事件
島田荘司
(2007/06/09 01:10登録)
これはもう、ユーモアが本になったような作品。
こんなに笑わせてもらった作品は、近年ありませんでした。
漱石に親近感が持てる作品ですね。
ひどい書かれ方しているホームズですが、島田氏のホームズ愛がよくわかりました。


No.70 6点 Pの密室
島田荘司
(2007/06/09 01:07登録)
そんな馬鹿な・・・と、設定にちょっと引きましたけど(^^;
キヨシ少年、すごすぎですね。
「くそぉ、どうしてぼくは幼稚園児なんだ!」なんて、すごいアンバランスなセリフだな~。


No.69 5点 御手洗潔のメロディ
島田荘司
(2007/06/09 00:58登録)
ミステリでないものが多すぎました。
キャラクターのファンにはたまらない作品だと思うけど、
やっぱり短編ならではのビシッとした本格も書いて欲しいな。


No.68 7点 暗闇坂の人喰いの木
島田荘司
(2007/06/09 00:56登録)
これまたものすごいトリックなのですが。
最初に提示された謎がすごくて、それを論理的に説明できるとは到底思えなかったので、
きちんと説明されたときには感心しました。
構成が素晴らしいですよね。長いけど。

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