home

ミステリの祭典

login
sophiaさんの登録情報
平均点:6.92点 書評数:384件

プロフィール| 書評

No.84 9点 殺しの双曲線
西村京太郎
(2014/04/13 21:31登録)
西村京太郎を2時間ドラマ御用達の時刻表トリック量産作家だと舐めてはいけません。古臭さはどうしても否めませんが、これはクローズド・サークルものとしては高レベルの作品であると思います。あ、そこで切るのかという余韻の残る終わり方も好き。


No.83 8点 弁護側の証人
小泉喜美子
(2014/04/13 20:48登録)
もう終盤に差し掛かっているのに大した展開も起こらず、どう締めるのかと思っていたらこういうことでしたか。


No.82 9点 異邦の騎士
島田荘司
(2014/04/13 18:48登録)
間違っても最初に読んじゃいけない作品。
改訂完全版と両方読みましたが、さすがに改訂完全版の方が読みやすかったですね。


No.81 10点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2014/04/13 18:37登録)
これだけ鮮やかに図解できるトリックもそうはないでしょう。
並の作家が書いたらただのバカミスで終わる作品ですが、さすがの筆力で傑作に仕上がっています。
そして「占星術」に引き続いてやっぱり犯人の告白が泣ける。
律儀すぎるでしょう・・・


No.80 10点 占星術殺人事件
島田荘司
(2014/04/13 18:30登録)
これにコメントしてなかったとは。
前半は読みにくく、後半は無駄な部分が多い。
それでも10点を付けざるを得ない衝撃作。
トリックもすごいですが、この作品の肝は最後の犯人の告白にあると思っています。
涙なしでは読めません。


No.79 6点 幻夜
東野圭吾
(2014/04/13 18:18登録)
これはちょっといただけない。「白夜行」と同じ人が書いたとは思えない。もっとも私みたいな人のために続編なのか否かを曖昧にしたのかもしれませんが。それを「逃げ」と捉えるのは厳しいでしょうか。


No.78 10点 永遠の仔
天童荒太
(2014/04/13 18:01登録)
採点者数がたった3人なのに驚きました。
超長編作品に傑作なしと個人的には思っているのですが、これは例外。
長さが全く苦にならなかった。
読了すると憂鬱な気分になるのだがそれでも読みたくなる。
ただ一言言うならば、「白夜行」を抑えてこのミス1位になりましたが、ミステリー部分がメインの作品ではないですね。


No.77 7点 Xの悲劇
エラリイ・クイーン
(2014/04/13 17:48登録)
容疑者リストの枠外からフラッと犯人が出現したような感じで少々戸惑うのは否めません。
良作だとは思うが、世の評価ちょっと高すぎな気が。


No.76 10点 Yの悲劇
エラリイ・クイーン
(2014/04/13 17:38登録)
古今東西の本格ミステリーの中で最高の作品。
海外ものアレルギーの人もこれだけは読んでほしい。
「なぜ犯人は凶器にマンドリンを選んだのか」という謎が魅力的すぎる。


No.75 8点 エジプト十字架の秘密
エラリイ・クイーン
(2014/04/13 17:18登録)
ギリシア棺と並んで国名シリーズの代表作。大技を使いつつもプロットがシンプルで、ギリシア棺よりも遥かに読み易い。それ故か事件に全く関係ない人々で読者の混乱を図ったと思われる部分がちょっとマイナスではありますが。


No.74 8点 ギリシャ棺の秘密
エラリイ・クイーン
(2014/04/13 17:12登録)
ただ一人怪しかった人物が逮捕されて、「何だよそのまんまじゃないか」と思いきや大どんでん返し。間違いなく傑作なのですが、再読しようという気にはちょっとならないです。登場人物が多いですし、あまり本筋と関係ない部分で謎が入り組んでゴチャゴチャしすぎています。


No.73 7点 新参者
東野圭吾
(2014/04/13 17:06登録)
このミス1位だったので読みましたが、ちょっと期待外れでした。こういう各章リンク系には「白夜行」という超大作があるので、それに比べるとどうしても小ぢんまりとした印象になってしまいます。


No.72 4点 手紙
東野圭吾
(2014/04/13 04:51登録)
ただ説教臭いだけの作品。
しかもこの作品を通して著者が言いたかったことは、ちょい役のおじさんの口から全部語られる。
「さまよう刃」といい、社会派作品には向いていないのでは。


No.71 10点 白夜行
東野圭吾
(2014/04/13 04:30登録)
この作品を読んだのはもう10年以上前になりますが、今まで読んだ全ミステリーの中でも屈指の作品です。
東野圭吾の作品は相当読んだのですが、この「白夜行」だけ別人が書いたのか?と思うほど人物描写がリアルで、筆力が抜きん出ています。
長いので数日かけて読むつもりだったのが、つい夢中になり一日で読んでしまったことを覚えています。今後こういう作品に出会えるのでしょうか。


No.70 7点 上海魚人伝説殺人事件
天樹征丸
(2014/04/13 02:29登録)
凶器の隠し場所がメインテーマとなっている作品ですが、ああいう舞台設定にした必然性を考えると簡単に分かってしまいます。なおこの犯人、情状酌量の余地が十分あると思うのですが、中国なので確実に死刑でしょうね・・・


No.69 8点 邪宗館殺人事件
天樹征丸
(2014/04/13 02:22登録)
地味ですがこれはなかなか凄い作品だと思います。個人的に小説版では「電脳山荘殺人事件」に次いでナンバー2です。アリバイトリックもありますが、メインはホワイダニットだと思っています。悲しすぎる真相でした。犯人の指紋がああいう風に付くに至った出来事を自然に描写したのもポイント高し。


No.68 9点 電脳山荘殺人事件
天樹征丸
(2014/04/13 02:15登録)
漫画も含め、金田一少年の事件簿の最高傑作だと思う。
こういう作品があるから馬鹿にできない。


No.67 9点 りら荘事件
鮎川哲也
(2014/04/13 01:15登録)
毒殺のトリックはまあ分かる訳がありません。本当に可能なのでしょうか。それに仲間が次々と殺されていっているのにみんな警戒感が薄くて非現実的です。何せ誰も逃げ出しませんし。クローズドサークルではないのに勝手にクローズドサークルみたいになっている変な作品です。ただ、それらの難点を補って余りあるくらいグイグイ読ませる作品であり、本格好きにはたまりません。ミステリ史に残る名作と言って差し支えないと思います。


No.66 7点 点と線
松本清張
(2014/04/12 23:41登録)
ミステリー好きには避けて通れないですが、今となっては歴史的価値だけの作品でしょうか。
アリバイ崩しをやっているときに「え?アレがあるでしょ?」って思いながら読んでいましたが、余りにもその可能性が論じられないものだから存在しない時代なのかと思ってしまいましたよ。もっと早く検討して下さいよ(笑)当時としては斬新な移動手段だったんですかね。
余談ですが、主人公の刑事の上司の物分かりがよすぎますね。部下の意見全部取り入れてくれるんですもん(笑)


No.65 9点 シャドウ
道尾秀介
(2014/04/12 23:32登録)
ミスディレクションが秀逸。難を挙げるならば、各章サブタイトルの「二人」とか「三人」とかがいまいち的を射ていない感じがすることですかね。いやしかし殺される人間がクズ過ぎますね。

384中の書評を表示しています 301 - 320