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ミステリの祭典

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ボナンザさんの登録情報
平均点:5.26点 書評数:1577件

プロフィール| 書評

No.1077 5点 死の快走船
大阪圭吉
(2020/12/27 12:44登録)
現行の三冊で読めない作品をまとめたまさに珍本集の名にふさわしいレア短編集。読んでみると戦中の社会情勢に迎合した人情ものが大半で、なぜ絶版なのかすぐに分かる内容揃いだが、貴重な資料であることに変わりはない。


No.1076 7点 死が招く
ポール・アルテ
(2020/12/22 23:14登録)
怪奇趣味と密室、おまけにアレまでと短いわりにサービス満点な一作。


No.1075 7点 水魑の如き沈むもの
三津田信三
(2020/12/20 14:06登録)
長さの割にメインの謎は一つだが、中々その解釈が三津田らしく凝っていて面白い。
ラストのハッピーエンドは珍しいですね。


No.1074 5点 怪盗ニック全仕事(3)
エドワード・D・ホック
(2020/12/17 23:06登録)
ニックの活躍ぶりに陰りなし。話の展開のために明らかにしょぼいミスをしたり、依頼人の意図に背いたりしてるのは御愛嬌。


No.1073 6点 殺人交響曲
蒼社廉三
(2020/12/14 22:15登録)
珍本集で読了。舞台設定と内容の凝りようは中々で、近年の本格ものと比べても見劣りしない。紅の殺意は設定は地味だが、同傾向の入り組んだ作品。戦艦金剛もタイトルからは想像のつかないフーダニット。
全体的に凝りすぎて犯人が分かるころには誰が犯人でも驚かなくなる感はあるが、この時代に既にこのレベルを量産していたことを評価。


No.1072 3点 バーネット探偵社
モーリス・ルブラン
(2020/12/11 22:11登録)
こちらも怪盗紳士や八点鐘に比べるとアイディアも話も明らかに見劣りする。リュパンが完全にムカつくやつになっているのも残念。


No.1071 6点 御手洗潔の挨拶
島田荘司
(2020/12/10 01:05登録)
最初の短編集だけあって本格度合いは比較的高め。
御手洗のキャラクターも含めてファンは必読。


No.1070 6点 虎の首
ポール・アルテ
(2020/12/07 14:33登録)
真相はあっけないが、仕掛けと言い雰囲気と言い、カーを目指している点は買う。


No.1069 5点 覆面作家は二人いる
北村薫
(2020/11/29 21:04登録)
ライトミステリの走り・・・というと怒られるだろうか。円紫シリーズよりこっちの方がサクサク読める。


No.1068 6点 雪が白いとき、かつそのときに限り
陸秋槎
(2020/11/24 23:06登録)
前作に続き、ほのかな百合要素を交えつつしっかり本格になっているのがすごいところ。


No.1067 4点 古代天皇の秘密
高木彬光
(2020/11/21 19:32登録)
邪馬台国が長さの割にあっさりしすぎた感があったのに対し、本作はあちこちテーマが散らばって、しかも大した検証もなしに研三が恭介にひれ伏すので独りよがりに感じられる。


No.1066 7点 月長石
ウィルキー・コリンズ
(2020/11/15 11:44登録)
あまりに冗長な部分もあるが、どの語り口も飽きさせず、中々意外な真相をあぶりだしていく様はやはり古典的名作といえるのでは。


No.1065 7点 生霊の如き重るもの
三津田信三
(2020/11/11 22:06登録)
どれもアイディアとそれを馬鹿馬鹿しくしない雰囲気作りがマッチした良作だと思う。


No.1064 5点 サム・ホーソーンの事件簿Ⅵ
エドワード・D・ホック
(2020/11/08 22:42登録)
最終巻であるが、トリックは流石にネタ切れの感が強い。話としてはむしろこなれているため、すんなり読める。


No.1063 4点 スペース
加納朋子
(2020/11/05 21:03登録)
二つの短編を合わせて一つの作品だが、人の意外な一面、つながりが見られるという点に尽きるだろうか。


No.1062 3点 ジェリコ公爵
モーリス・ルブラン
(2020/11/03 15:21登録)
彼がリュパンなのかどうかはさておき、ルブランらしいサスペンスとラブロマンスだが、話の魅力は・・・。


No.1061 4点 光る鶴
島田荘司
(2020/10/31 11:16登録)
もうこのシリーズは作者の社会派としての意見表明の場になってしまったんだと思わせる内容。


No.1060 5点 火焔の鎖
ジム・ケリー
(2020/10/27 21:03登録)
一見するとクリスティっぽい過去と現在が交差する本格もののような設定だが、どちらかというとヒューマンドラマの感が強いか。


No.1059 5点 秋の花
北村薫
(2020/10/24 20:26登録)
意外にもあっけない真相ではあるが、そこに至るまでの情緒を味わうべき一作。


No.1058 5点 領主館の花嫁たち
クリスチアナ・ブランド
(2020/10/20 20:49登録)
ブランドの最後の作品ということで人間の変貌していく様をうまく描写したホラーだと思う。

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