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ミステリの祭典

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涼宮ハルヒの消失
涼宮ハルヒシリーズ

作家 谷川流
出版日2004年07月
平均点5.50点
書評数4人

No.4 4点 ボナンザ
(2021/04/04 17:31登録)
消失長門の方が好きという人や、最後のキョンの怒りに共感できる人と、普段の長門だからこそ長門だろうという人でオタクとしてのキモさに差が出ると思う。図らずもそんなリトマス試験紙的効果をもたらしてしまった一作。

No.3 4点 虫暮部
(2021/04/04 11:45登録)
 始まりがこうなら、どうなって終わるかは概ね決まっているわけで、そこに至るまでのジタバタの描き方として、物凄く面白いと言うわけでは、まぁない。一応“犯人”に関する手掛かりは提示されていて、それはなかなかの盲点だったかも。

No.2 5点 メルカトル
(2015/08/19 21:50登録)
なかなかの大風呂敷を広げて、どう着地させるのかと思いきや、ごくありふれたもので全く新味がなかったのはどうなのか。これは最早ミステリですらない。少なくとも「日本最高峰のミステリ」でないことは断言できる。本来なら4点以下だろうが、キャラ立ちを考慮し青春小説として評価してこの点数とした。もし本作に9点或いは10点を付けたら、私の平均採点数は8点以上になってしまうからね。

No.1 9点 鳴門 冬扇
(2015/07/20 00:05登録)
「涼宮ハルヒの消失」(以下「消失」)は日本最高峰のミステリである。
と書くと多分10人中10人が「またミステリのMの字も分からないラノベ厨が何か書いてるよw」と思われるかもしれませんが、まあそのセリフは最後の楽しみにとっておいてもらうとして本論に入りたいと思います。
さて皆さん、現代のミステリの本質的な問題点とは何でしょう。筆者は「読者が作品をミステリであると事前に認識してしまう点」にあると思います。つまり読者はミステリのレーベルや帯のミステリの文字で事前にその作品が謎を内包していることを知ってしまっているのです。
もちろんそのやり方が間違っているとは思いません。もしそれを知らずに作品を選べと言われたら全ての本を読まなければいけなくなり事実上それは不可能だからです。
では現状で一番理想的なミステリとは何か? それはミステリの形式を取りながら表面上のミステリとは別にミステリを内包している作品ではないでしょうか。
筆者はそれが「消失」だと思います。「消失」はライトノベル涼宮ハルヒシリーズの4作目で、主人公で語り手のキョンが登場人物の設定が今までと違うことで今までと違う世界に存在することを認識して元の世界へ戻ろうとするお話ですが、世界を改変したのは誰か? というミステリが軸となっています。最後にその謎は解けるのですが筆者にはそれが真相とは思えません。何故ならばその解答では本当は登場すべきではない存在が登場しているからです。そして「語り手」と言う言葉で解るように叙述トリックが使われていると思いますが、キョンの叙述自体のミスリードではなく前作との差異が鍵となると思われます。
最後にこの作品の批評に問題があるとすると2点、      
1)この謎に対する言及は本文、後書きには有りません。つまり筆者の妄想かもしれないのです、って言うかその匂いがプンプンするんですけど。
2)語り手のキョンが登場人物の設定が今までと違うことで今までと違う世界に存在することを認識した、ということは今までの設定を知っていなければなりません。つまりそれ以前の作品(すくなくとも第1作「涼宮ハルヒの憂鬱」)を読んでいなければならないのです。
が挙げられるので採点も満点にはしませんでした。それでも「そんなに言うなら騙されてやるよ!」と言う勇者のみ4作(若しくは2,3作)をお試し下さい。

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