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ミステリの祭典

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バードさんの登録情報
平均点:6.13点 書評数:321件

プロフィール| 書評

No.21 6点 私が彼を殺した
東野圭吾
(2013/06/22 15:36登録)
比較対象にされがちな「どちらか?」と比べるといろいろと良くなってたと思う。今回もまた犯人を当てられなかったが前回のように根拠に納得できないということもなく素直にやられたと思えた。

7点か6点かで迷ったが軽めの謎解きで長編ほどの満足感はなかったので6点で。


No.20 4点 どちらかが彼女を殺した
東野圭吾
(2013/06/20 20:47登録)
読者に推理を丸投げするオチというのは知ってて読んだのでかなりきちんと考えながら読んだ。それでも犯人がどちらかわからず諦めて推理の手引きを見た。
そしたら犯人特定の理由がそれだけ?という内容だった。このような試みをした以上話が地味なのはしょうがないがもっと確実に絞れる内容にしてほしい。(紙の袋のあけ方なんざ利き腕にかかわらずその時々だろ・・・。)


No.19 6点 白い家の殺人
歌野晶午
(2013/06/20 20:33登録)
長い家の殺人からあまり間隔をあけずに読んだ、結論としては雪の密室、アリバイ作り、不本意な密室など本格物の基本的な内容を押さえているなぁと思った。衝撃的な真相はなかったが無難に面白かった、ただ自分は共犯物は若干フェアじゃないイメージはあるが・・・。

あとこれは内容には関係ないけど嵐の山荘が書きたかったとあったわりにはほとんど孤立してないように思えたのだが歌野さん的には満足いったのだろうか?


No.18 6点 雪密室
法月綸太郎
(2013/06/19 11:48登録)
そこまで複雑な構成でもなくわかりやすい、実はこれの前に誰彼と頼子のためにを読んでいたのだがその2つに比べ法月親父が頑張っているのが好印象だった。雪の足跡トリックもわかりやすかった。

しかし不満点を挙げるなら冒頭のシーンは露骨なミスリードであんな小細工は余計な気がした、さらに肝心の足跡トリックだが後ろ向きに歩いてついた足跡は警察にすぐ見破られるはずなので少し警察の怠慢プレーが目がついたのは残念。(まぁ作中では上から圧力をかけられていたから、という事か?)


No.17 5点 蠟人形館の殺人
ジョン・ディクスン・カー
(2013/06/19 11:30登録)
初のカー作品、蝋人形館の殺人というタイトルだが舞台が蝋人形館である必要はなかったような。犯人は確かに以外な人物で言われてみれば伏線もあったので納得はいくが殺し方についてはちょっと雑な気がした。(突発的な犯行なので当然といわれればそうなのだが。)ただラストの締め方は個人的にはいい感じだった。

今後も機会があればカーの作品を読んでみたいとは思ったがこの作品オンリーの評価はぼちぼちといったところ。


No.16 5点 人形館の殺人
綾辻行人
(2013/06/09 11:16登録)
館シリーズだからこその作品だと思う、館シリーズなのだからという先入観がないと一番大事な引っ掛けの意味も分かれないので間違えても十角、水車、迷路館の前に読むべきではないと思う。
作品の評価については館シリーズありきで単体としては「え?」といったところ。ただ変化球レベルは黒猫館よりも上だと思っているので館シリーズファンとして総合的にはこの点数。


No.15 6点 長い家の殺人
歌野晶午
(2013/06/09 10:59登録)
容疑者の人数が無駄に多くなく犯人当てやトリック当てをする気になれたのは良かった。ただトリックはかなり簡単な部類だと思ううえゲミニーハウスの部屋数ならまだしもライブハウスの方では流石に気づかれるだろうと・・・。
まぁ楽しめはしたのでこの点数で、5点かどうかでは迷うところだが。


No.14 8点 仮面山荘殺人事件
東野圭吾
(2013/06/05 10:37登録)
完全な叙述トリックでこれの真相を読みながら当てるのは中々難しいと思う、強いて言えば3人目の強盗が出てきたところで気づけるかな?
普通のミステリでこんなオチだったらがっかりすると思うのだがこの作品に関してはこれでOKだった。主人公は最後救われないが完全に自業自得なのであのラストも納得、後味も悪くなかったので高評価な8点。


No.13 6点 十字屋敷のピエロ
東野圭吾
(2013/06/05 10:25登録)
そんなに量もなくさらっと楽しめた。
衝撃度は低めだからしばらくしたらわすれそうだが。正直真犯人よりも最後に書かれてる例の人の方がずっと怪しいと思う。


No.12 9点 迷路館の殺人
綾辻行人
(2013/06/01 18:11登録)
個人的にはびっくり館までの8作の中では館シリーズNo.1の作品。

再読回数も多く、それだけ好みに合ってるということだと思う。作中の「迷路館の殺人」の真犯人はわかったがその後明かされる真実に完全にしてやられた、こんな風に気持ちよくだまされたからこそ面白いと感じたのだろう。9点か10点かで迷ったが十角館との差は僅差なので同じ点数で。


No.11 5点 放課後
東野圭吾
(2013/05/28 13:48登録)
読んでた時は結構楽しんでたのだが少し時間がたつと印象に残ってないといった感じ。
東野さんは作品数が多いからこういったことが結構ある気がする。この作品もその内の一つかな。


No.10 6点 黒いトランク
鮎川哲也
(2013/05/28 13:42登録)
流石に純アリバイ崩しとしての評価が高いというのは納得の作品と思わざるをえない。序盤はやや退屈だったが中盤以降はサクサク読み進められた。
しかし移動時間を使って読んでしまったためメモなどをとれず読み終わってしまったのがミスだった、ビックリ箱的な作品ではないのでもっとしっかり推理を練りながら読めば評価もプラス2点くらいになったかもしれない。


No.9 7点 誰彼
法月綸太郎
(2013/05/19 13:26登録)
これを読んだときは二ヶ月くらいミステリを断っていて久々だったのでとても面白く読むことができた。しかし冷静になって見返すともうひっくりかえりすぎ!
法月さんのデビュー作の密閉教室も何回もひっくり返ることを踏まえるとこういうのが好きなのだろうか?
久々のミステリということで本気で考えながら読んでいきかなり終盤まで自分の考えが残っており、これは正解か?と思ったが最後の最後にドボンした。探偵役までもが行き当たりばったりすぎてめちゃくちゃな気もするが自分はかなり楽しめたので7点。


No.8 5点 怪人二十面相
江戸川乱歩
(2013/05/19 13:12登録)
ふと古本屋でタイトルを見て有名作なのに読んでないと気づき購入し一気読みさすがに子供むけとあって読みやすかった。
個性的なキャラたちが動いてて面白かった、でも以外な展開があるわけでもなく再読は多分しないと思う。


No.7 7点 水車館の殺人
綾辻行人
(2013/05/19 12:56登録)
十角館に引き続きミステリ初心者時代に読んだ館シリーズ。(今も初心者レベルですが)
ほとんどミステリを読みなれてなったので仮面という怪しさ満点のキャラがいるにもかかわらずその正体をまったく疑わずに読んでしまった。だから仮面の男の正体があかされたときには素直に驚かされた。
そういった初心者補正も入ってこの点数。少しミステリを読むのになれた人なら仮面男の正体は多分ばればれなので今読んだら-1点かも。


No.6 7点 蜘蛛男
江戸川乱歩
(2013/05/16 13:06登録)
犯人がいい感じに狂っていて読んでて楽しかった。丁寧な伏線のおかげで犯人の正体はかなり早い段階でわかるので、明智探偵が指摘するまで誰も犯人に気づけないのはなんとなくよんでいて笑えた。ただ若干情報を出しすぎている気もし、もう少し正体を隠す書き方だった方が盛り上がったかもしれない。
表題作じゃないもう一本は特にコメントなし。


No.5 5点 QED 百人一首の呪
高田崇史
(2013/05/11 07:29登録)
巻末の解説では現代の殺人がおまけていどになってないと書かれていたが正直おまけレベルだったと思う。真相についても特別な意外性はなかったし。
解決に至るまでの歴史的な話が少し長すぎて普通に読んでると中だるみせざるをえない。
内容的には3~4点くらいだったが今までまったく興味のなかった百人一首を少し覚えてみる気にさせてくれたので+αでこの点数。


No.4 8点 占星術殺人事件
島田荘司
(2013/05/09 00:05登録)
犯人とメイントリックが挑戦状の前で当てられた数少ない作品なので読んだあととても気分がよかった。
トリックあての難易度としては簡単すぎず難しすぎずでとてもいいバランスだと思えたし、それにとても本格らしいぶっとんだトリックだと感じた。
ただ最初の手記はとにかく読みにくく退屈でいざ話が始まってもわりと無駄話も多かった気がしてそこはやや残念だった。

だから周りの評価はとても高いが自分としてはこれくらい。(まあ8点つけてる時点でかなり楽しんでますけども。)


No.3 8点 マジックミラー
有栖川有栖
(2013/05/06 20:49登録)
初の有栖川さんの作品がこれだった。なぜ作家有栖でも学生有栖でもないこの作品からだったのか・・・?
自分はフーダニットが最も好きなのでアリバイ崩しものの評価は辛くなりがちだがこれは面白いと思えた。切符の指紋に関するトリックがシンプルだがきれいだったと思う。


No.2 9点 十角館の殺人
綾辻行人
(2013/05/06 20:35登録)
再読したのでコメントを。実は初めて読んだミステリ、自分のミステリ好きの基盤を作ったといっても過言ではない作品。
当時はこんな面白いものがあったのかと仰天した、進めてくれた友人にも感謝したい。今見れば突っ込みどころもあったがそれでも十分高評価。

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