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ミステリの祭典

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蟷螂の斧さんの登録情報
平均点:6.10点 書評数:1728件

プロフィール| 書評

No.68 9点 奇想、天を動かす
島田荘司
(2011/11/28 17:35登録)
松本清張の社会派小説の代表作にあるような「動機」が「生い立ち」にかかわるようであったとすれば、かなり重い小説になってしまったと思います。その点、本作品は違っていたので、トリックに重点を置き読むことができました。といっても背景にあるものには考えさせられてしまいましたが・・・。


No.67 9点 13階段
高野和明
(2011/11/24 11:19登録)
前半はけだるい感じでしたが、後半になると一気にヒートアップします。二つの事件が絡み合い、裏もあり、よく練られた筋書きだと思います。犯人の指紋が検出され、その名前が判明する場面が一番ドキッとしました。(ページをめくるとその名前がある。にくい演出です。)


No.66 5点 99%の誘拐
岡嶋二人
(2011/11/24 11:17登録)
物語の展開や、運搬役に自分を選ぶというアイデアは良いと思った。スキー場での場面は、現実味が感じられず、少し無理があるのではないか?また、登場人物もサラッとした人間ばかりで物足りなさを感じた。


No.65 3点 ダレカガナカニイル・・・
井上夢人
(2011/11/24 11:15登録)
ミステリーのオチが多重人格であったというのは基本的に好みではありません。この作品は裏表紙に”多重人格ミステリー”と謳われており、通常のオチを前面に出してきているので、どんなオチがあるのか期待しましたが、???(SF?ラブストーリー?)だけが残りました。


No.64 5点 クラインの壷
岡嶋二人
(2011/11/22 10:19登録)
ミステリーというよりSFっぽい感じなのでこの評価。「荘子」(紀元前300年頃)の”胡蝶の夢”を思い出す。「荘周は夢の中で胡蝶となった。胡蝶になりきり楽しくひらひらと舞っていた。荘周であることは全く念頭にない。目が覚めると荘周ではないか。荘周である私が夢の中で胡蝶となったのか、実は自分が胡蝶であって、夢を見て荘周となっているのか?いずれが本当かよくわからない。荘周と胡蝶とには形の上では区別があるはずだが、主体としての自分には変わりは無く、これが物の変化というものである。」


No.63 9点 弁護側の証人
小泉喜美子
(2011/11/21 21:28登録)
トリックが明らかになった瞬間、頭がくらっとした。そんなわけはないはずと、最初のページに戻ってしまった。解説にある通り、秘密にしておきたい一冊との価値は十分あります。古い小説だけに、トリックの価値は高いものと思います。


No.62 5点 夏、19歳の肖像
島田荘司
(2011/11/21 09:24登録)
本帯に青春ミステりーとあるので、ミステリー度は期待しないで読みました。25年前の”純”な青春物ですが、主人公は今では変質者、ストーカー扱いされるのでしょう。清純そうな小池理律子のギャップも、当時は驚きかもしれませんが、今では驚きではない?。時代の変遷を感じた一冊です。


No.61 5点 ガラスの麒麟
加納朋子
(2011/11/19 22:20登録)
このような作品の評価は難しい。独特の雰囲気を持った良い作品だとは思いますが、判断・評価基準をミステリー度に置いているのでこの評価になります。


No.60 7点 私という名の変奏曲
連城三紀彦
(2011/11/18 08:44登録)
このような殺人がどうして可能なのか?という謎の提起は、非常に興味を引きました。設定、仕掛けは実にに面白いと思いますが、メイントリック自体は私の好みでなかったので少し残念な気持ちです。物語の性質上、同じ場面が繰り返しでてきますが、それはカットして犯人側の心理(恐怖)をもっと出した方が良かったのかも(被害者はそれを望んでいたので)


No.59 8点 二の悲劇
法月綸太郎
(2011/11/17 09:14登録)
私小説・純愛小説をミステリー仕立てにしたような感じで、普通のミステリーとはまた違う、異質の雰囲気を持った作品だと思います。途中「夢オチ」だったらつまらないと思いながら読みましたが、ラストはそれなりに落ち着く所に落ち着いたという感じです。「頼子のために」もそうでしたが、本作品の「手記」部分には感情移入せざるを得ないものがありました。


No.58 9点 一の悲劇
法月綸太郎
(2011/11/15 08:55登録)
今まで読んだ誘拐ミステリーで一番よかった。(「大誘拐」(天藤真氏)はミステリーの範疇外としているが・・・)登場人物のほとんどが犯人ではないかと思わせるミスリードもうまい。心理描写は「頼子のために」を彷彿させ、物語の展開もハードボイルド的で一気に読んでしまった。非常に印象に残る一冊となりそうです。(*追加~この書評当時はミステリーを狭義の意味で捉えていました(笑)。このサイトでジャンル別が導入されてからは、ミステリーを広義で捉えるようになりました。)


No.57 7点 吸血の家
二階堂黎人
(2011/11/11 17:44登録)
足跡なき殺人(雪)と「富士美人図」の謎は良く考えられていて良いと思いました。この二つだけで物語が進めば、私的にはもっと高評価になったと思います。残りのトリックはないほうがスッキリしていたと感じました。あと探偵役の蘭子が学生なのに若々しさが感じられないのが残念でした。


No.56 5点 密閉教室
法月綸太郎
(2011/11/10 12:51登録)
(若干ネタバレ)基本的に一つの動機、一人の犯人が面白い。本作品は違うが、例えば共犯などはいろいろなもの(アリバイ・動機・トリック等)が複雑になり、その分謎は多くなるが、読み終わった後の満足感は半減する。本作品はそのような感じの印象を受けました。


No.55 3点 六番目の小夜子
恩田陸
(2011/11/07 17:36登録)
ミステリー物として期待して読んでしまったので、この評価です。若干ホラー・ミステリー的要素の入った青春小説と思います。


No.54 10点 頼子のために
法月綸太郎
(2011/11/06 15:05登録)
読後感を一言でいえば「凄い」です。重厚な小説を読んだ後の心地よさを感じることができました。題材自体は、けして心地よいものではありませんが、そういったものを感じさせない筆力があると思いました。


No.53 4点 扉は閉ざされたまま
石持浅海
(2011/11/04 17:43登録)
刑事コロンボのようです。扉が閉ざされたままの理由を、最後までひっぱて行くのですが、その理由が明らかになった時、期待したほどのインパクトはなかった。偽装工作の段階で重大ななミスを犯してしまっているので、これではすぐバレてしまうのでは?


No.52 8点 人形はなぜ殺される
高木彬光
(2011/11/03 12:43登録)
最初の首無死体のトリックはすぐ判ったが、タイトルである人形はなぜ殺されるのかが、ずっと判らず最後まで楽しく読めた。だだ、神津恭介のうろたえブリが気になって反って邪魔な感じがした。学生時代「刺青・・」「白昼・・」は読んでいたが、本作品は知らず、本サイトに感謝します。


No.51 5点 ダリの繭
有栖川有栖
(2011/11/01 13:25登録)
ミステリーとしては、普通で驚き等はなかった。ただ、ダリが好きなので読んでみました。ダリの思想、生涯とその心酔者である宝石チェーン社長の行動をダブらせたところがミソなのでしょうか。


No.50 5点 プリズム
貫井徳郎
(2011/10/30 20:37登録)
フーダニットとしての試みとしては面白いとは思いますが、チョコレートを贈った人物の視点からの記述がないので、これでは単なる事故で終わってしまいます。仮説の中に真実がなければ、読者も推理できません。事故ならフーダニットになりませんし・・・。


No.49 7点 そして誰もいなくなる
今邑彩
(2011/10/29 08:42登録)
「裁かれざる犯罪」を誰がどう裁くか?。メインの事件では捜査が遅々として進まず甘いと思いつつ読んでいましたが、ひねりのあるラストで見事解決。

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