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ミステリの祭典

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ざきさんの登録情報
平均点:6.77点 書評数:35件

プロフィール| 書評

No.35 8点
麻耶雄嵩
(2005/05/07 00:23登録)
いいねいいね〜
単純にフーダニットだけ抜いても結構ひねってあって、これだけでも合格点。
だが、仕掛けられているなと思っていても上手く騙された叙述もいいな
最後の一撃がちょっと分かりにくいのが玉に瑕…


No.34 4点
麻耶雄嵩
(2005/03/30 15:06登録)
烏有が駄目だ…
烏有アレルギーになりそう。
ミステリ的には趣向は面白いと思ったけど。


No.33 6点 夏と冬の奏鳴曲
麻耶雄嵩
(2005/03/29 17:12登録)
烏有の選択が気に入らない…
が特に問題作と言われるわけが分からない。
ミステリとしては普通かな?


No.32 3点 モロッコ水晶の謎
有栖川有栖
(2005/03/19 20:15登録)
「モロッコ水晶」駄目だった…
あれはないだろう、もうちょっとなんとかならなかったのか?


No.31 5点 アトポス
島田荘司
(2005/03/05 13:57登録)
回転のトリック、いしいひさいちのパロディ4コマ漫画の「北の夕鶴3回転半の殺人」(コミカル・ミステリ・ツアー)で同じことやってた気が…


No.30 5点 殺人喜劇の13人
芦辺拓
(2005/02/21 15:25登録)
過剰なまでにトリックを詰め込んでいるのは面白かった。作中作を利用してさり気なく張ってあるいくつもの伏線もなかなか。ただ、登場人物の見分けがつきにくいこと、手記の場面転換が不自然だったり、誰がしゃべっているのか時々分からなくなったりする所がかなりマイナス。もう少しなんとかならなかったものか。


No.29 9点 秋の花
北村薫
(2005/02/21 15:21登録)
事件の謎解きは単純だがぞくりとさせられる。伏線の消化も上手い。
しかし一番素晴らしいのは最後の場面の「救い」だろう。真理子の母と利恵の無言のやりとりがなんとも言えない。なんというか、うまく言えないが素晴らしい。


No.28 8点 沈黙の教室
折原一
(2005/02/21 15:17登録)
担任教師の回想や「恐怖新聞」によってつづられていく過去が、伏線やミスディレクションになって解決に収束していくのは見事としかいいようがない。ただ犯人の出現がいささか唐突な気がする。
相変わらず登場人物が狂気にとりつかれたような感じで、感情移入できないどころか何度も挫折しそうになることか。


No.27 8点 朱の絶筆
鮎川哲也
(2005/02/19 23:12登録)
「りら荘」に比べるとやや落ちるが、それでも非常に面白いと思う。アリバイトリックの巧妙さと、それに関する小技の数々にはやはり抜群の冴えを感じる。ただ「りら荘」のような純粋な謎解きとは趣を変えたせいか、気になるところもあった。特に犯人が分かりやすいこと、中心となるアリバイトリック以外は小粒な感じがすることなど。でも普通の作品に比べたらはるかに上。


No.26 9点 空飛ぶ馬
北村薫
(2005/01/15 16:52登録)
評価が真っ二つ、というのが信じられない。日常の謎は普通のミステリに比べかなり制約が多いが、それでいて魅力的な謎と絶妙な伏線、意外な解決を持っているこれだけの作品を書くのはすごい。
「私」のリアリティだが、僕は基本的に作品の中でリアリティが確保できれば(つまり作中で他の登場人物などとうまくつりあってれば)まったく問題ないと思ってる。余談だが高校時代(4、5年前)の友人に携帯で電話がかけられない、年賀状が毛筆、なんて奴がいたので、こういう女の子が現実にいたっていいんじゃないか?と思える。


No.25 7点 暗黒館の殺人
綾辻行人
(2004/12/22 23:44登録)
悪くはない。
それはそうなんだけど、何か物足りない感じがする。
長さの割にミステリとしての密度が薄いからだろうか?
それとも伏線を張りすぎているからか?
まあでもこれぐらいの点数はあげられますね、やっぱり。


No.24 9点 時計館の殺人
綾辻行人
(2004/12/22 23:40登録)
綾辻作品で代表作といったら、これか十角館で決まりでしょう。
トリックの衝撃、必然性もとてもよくできていると思う。
ラストのカタストロフィも○
あえて難をつけるなら、島田が「時間とは何か」と問いかけを発した時点でトリックが見えてしまうことかな。
「最後の一撃」が好きな人間としてはそこで減点。


No.23 10点 りら荘事件
鮎川哲也
(2004/11/10 22:42登録)
トランプの使い方が良かったですね。ただ順番に並べていくだけの行動に何重もの意味を張り巡らせる技術はさすがの一言に尽きます。
論理・トリックにも文句なし!
名作だと思います。


No.22 3点 蜃気楼の殺人
折原一
(2004/11/04 23:18登録)
なんかパンチに欠けた作品。怪しい人間が出てくるからすぐよめちゃうし、謎解きが少しずつなされていくがあまり盛り上がらない。
折原氏はもっといいのがいっぱいある、ということで。


No.21 6点 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件
麻耶雄嵩
(2004/11/01 22:04登録)
真正面の本格とみせかけた稀有壮大なパロディ。だからワトスン役が真相を知っていながら黙ってたり、人間が描けてなかったりするのは当然でしょう。おそらく無駄な薀蓄も雰囲気作りを狙ったのでは?
普通パロディって全編にわたり茶化すものだが、こういう形のパロディって前例があるのだろうか?もしなかったのなら歴史的価値はある。ただ面白いかどうか、と言われればまあこんなものだろうか。


No.20 10点 不完全犯罪 鬼貫警部全事件(2)
鮎川哲也
(2004/10/30 11:19登録)
「五つの時計」「下りはつかり」(創元推理文庫)
あらゆる本格の最高傑作がここに詰まっています!
密室、アリバイ、犯人当て、消失、叙述、さらに非本格もいい作品ばかり!
編者の北村氏に大感謝です。


No.19 9点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2004/10/30 11:00登録)
ミステリ史上に残るような荒業トリックに気づくかどうか。極端な話、この作品の評価はその一点にかかるでしょう。ただ、他の部分がちょっといい加減な感じがあったので−1点


No.18 8点 星降り山荘の殺人
倉知淳
(2004/10/30 10:52登録)
いいなあと思います。こういう意識してエンターテイメントに徹した作品って大好きです。トリックも効いたし。ただロジックの条件がもう少しすっきりしていれば、傑作だったでしょう。


No.17 7点 倒錯の死角−201号室の女−
折原一
(2004/10/30 10:49登録)
シンプルでうまくまとまっていて、折原氏の初期の代表作といったらこれでしょう。ただ最後の袋とじはいらなかったかも。これがなければ(というか最後のエピローグさえなければ)8点つけたろうになあ。


No.16 4点 冤罪者
折原一
(2004/10/30 10:41登録)
もうちょっと何とかならなかったのかなあ、という気がします。プロットがひねりにひねられている割にはトリックはあっさりした小技でインパクトが低かったような・・・。登場人物の異常ぶりもちょっとついていけず、「誘拐者」に比べるとかなり劣る気がします。

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