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ミステリの祭典

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HORNETさんの登録情報
平均点:6.34点 書評数:1211件

プロフィール| 書評

No.311 6点 養鶏場の殺人/火口箱
ミネット・ウォルターズ
(2015/02/28 15:58登録)
 読みやすさなら「養鶏場の殺人」、ミステリとしての面白さなら「火口箱」。
 「養鶏場の殺人」はイギリスで実際に起きた殺人事件についての作者の推理が描かれている作品と言えばよいだろう。それも1990年代に起きた事件ということで、現代にも通じる人間の感情が描かれていて読みやすい。
 「火口箱」は閉鎖的なムラ社会の海外版のような話。事件の真相解明だけでなく、今にもまだあるらしい人種による同族意識、敵対意識の様相が作品の主要な要素になっていて面白い。終末はそちらのこともよい方向に向かう結末で、読後感もよかった。


No.310 7点 アルモニカ・ディアボリカ
皆川博子
(2015/02/28 15:50登録)
前作を読んでから時間が経っていたので登場人物の相関を思い出すのに時間がかかり、前半はやや読みにくかったが整理できてきてからは一気に読めた。オックスフォード郊外で発見された身元不明の死体と、その体に書かれた「ベツレヘムの子よ、よみがえれ! アルモニカ・ディアボリカ」という言葉。ジョン・フィールディング判事とダニエルの弟子たちによる真相究明から、そこにはかつての同僚、ナイジェル・ハートの生い立ち、彼が入所していた精神病院の過去、さらにその背景に当時のイギリス皇室事情が絡んでいることが見えてくる。
 18世紀のイギリスを舞台とした歴史的要素を含みながらも、ユーモアも交えた軽快なストーリー展開の魅力は筆者ならでは。このシリーズは今後も続くのだろうか。注目していたい。


No.309 7点 さよなら神様
麻耶雄嵩
(2015/01/18 16:51登録)
 「全知全能の神様」という設定や,同じ小学校でこんなに立て続けに人が死ぬなんて、というあたりは漫画のような非現実的さだが、割り切って楽しんでしまえるのが麻耶作品のよさ。こんな大人の会話をする小学5年生なんてありえない(笑)。
 「貴族探偵対女探偵」のように、短編集ではあるが一冊を通したシリーズ的ストーリーになっており、こういう仕掛けは相変わらずうまいなぁと感じる。その流れの中での第4話「バレンタインと昔語り」は秀逸。ここから神様・鈴木の託宣が、真相にも深く深く関わってくる段階性は絶妙。毎回、主人公・桑町たちだけが真相らしきものにたどり着き、現実では未解決や別解決で終わっているダークさは麻耶作品らしさだが、すっきりしたい人には消化不良の思いが残るかも。私もどちらかといえばそうかな。でもこれが氏らしさでもあるので…気にしないことにしている。
 ラストは予想通りだった。これもある意味ダークだが、そのままぽん、と投げて終わってしまうあたりは「さすがだな」と思った。


No.308 6点 中途の家
エラリイ・クイーン
(2015/01/17 20:48登録)
 国名シリーズ以外の作品では最も有名(?)なカンジだから国名シリーズ制覇を待てずに読んだ。不可解性満点の事件の発生からクイーンワールド全開で、もちろん大いに楽しめた。
 がしかし、自分が真相を看破したからそう思うのか、クイーン作品の中でも評価の高い作品、という期待に見合う「そういうことだったのか!」はなかった。いわくありげな部分をやたら量産して読者を煙に巻くようなことをせず、無駄のない展開でありながらきちんと伏線が隠されているのがクイーンのうまさ。だが、今回は真相に結び付く場面ではすぐにピンときてしまった。それがわかればそのことから直接示される人物は一人しかいないので、犯人はすぐにわかってしまった。
 まぁ、ロジカルな仕掛けが最大の魅力のように言われるクイーンだが、私はそれだけでなく作品世界自体が好きなので、期待外れとかは全く思わなかったが。


No.307 7点 九月が永遠に続けば
沼田まほかる
(2015/01/17 20:34登録)
 何かの賞をとったらしいが、「そう聞いて読んだら期待外れ」という評価が各所で多く、Amazonで¥1でたくさん出品されている、典型的な「評判で売れたが、イマイチで手放す人多し」の作品らしい。何を隠そう私も他の本を買ったついでに、「¥1だからついでに・・・」と同じ出品もとから買った。
 だが、私としては意外によかった。というかこういう話好き。きっと好みが分かれるのだろう。ゴミ出しに行ったまま姿を消した息子の行方を捜し回るのが主人公のバツイチ女性。この女性自身も決して清廉潔白な生活を送っているわけではなく、若い男と逢瀬を重ねている(離婚しているのだから別に悪いことではないのだが)。まぁどろどろした色欲やら人間関係やらがうずまく、ある意味著者の得意分野。結局「魔性の女」オチのような感じだったが、1日ですぐに読めるし、その割にはいろいろ入り組んでいるしでお得な買い物だった。


No.306 5点 殺人鬼フジコの衝動
真梨幸子
(2015/01/17 20:19登録)
 とにかく救いようのないダークな話だが、割り切って読めばこういうのは嫌いではない。主人公中心に話が進められ、余計な伏線もないので1日であっという間に読める。
 がやはりミステリとしての仕掛けはややチープ。最初に人称が変わった時点で、初めから疑っていたし、読んだうえで感想は「やっぱりね」だった。


No.305 8点 虚ろな十字架
東野圭吾
(2015/01/17 20:09登録)
娘を強盗殺人で失い、それがもとで離婚してしまった男が、その離婚した妻までも殺害されたという知らせを受け、真相を探る。調べていくうちに、娘の事件をただ忘れようと目を背けていた自分に比べ、その苦悩に向き合い乗り越えようと歩んでいた元妻の姿がわかってくる。さらに、ただの通り魔的強盗殺人のように思われた元妻の事件だったが……。
 久しぶりに読み応えのある東の作品に出会ったというのが正直な感想。冒頭の部分が物語にどうかかわってくるのかというのもずっと気になっていたが、自分にとっては意外で面白かった。そんなふうに「何がどうつながってくるのか?」という疑問と期待でずっと読み進められた。


No.304 6点 その女アレックス
ピエール・ルメートル
(2014/12/30 16:04登録)
路上で突然拉致され、狭い木枠の箱に全裸で閉じ込められたまま放置される女、アレックス。あまりにも残酷で痛ましい扱いの描写に、アレックスへの同情と犯人への憎悪が否が応にも高まる第一章。ところが、物語は意外な展開へ―
 序盤を読んでいくと、昨今よくある誘拐猟奇犯罪ストーリー、サイコサスペンスの典型のように思うが、その予想が見事に覆される。アレックスの視点と、事件を追うカミーユ警部の視点との部分が交互に描かれて物語が進行するが、カミーユ側で明らかになってきたことに合わせてアレックス側で新展開に入る構成もよい。カミーユ警部をとりまくルイ、アルマンら捜査員の面々のキャラクターも面白く、複線的に描かれている有名画家の息子としてのカミーユの人生もよい色を添えていた。
 ただ、第三章で一気に真相に迫るのだが、そこまでの丁寧な展開に比べるとやや飛躍的すぎる気はした。そこで示される事実が、第一章、二章でもう少しうまく伏線として描かれているとよいと思う。(鈍感な私が気付いていないだけか?)


No.303 4点 密室の神話
柄刀一
(2014/12/25 00:35登録)
 「密室トリック」という、昨今は専ら扱われなくなったテーマを前面に出した本格ミステリ。時にこうしたコテコテの本格にどっぷり浸りたくなる。そんなタイミングだったので、読み進めるのはとても楽しかった。
(以下ネタバレ気味かも)
 がしかし、結末があまりに消化不良…。
 まず、「四重密室」。ネットユーザーたちがあの手この手でその謎に挑む推理合戦が本編中繰り広げられるが、そこで開陳される機械的なトリックをひっくり返すような真相がほしかった。結局真相もその延長線上のような、言葉は悪いがちまちましたトリックのように感じた。
 次に、動機が非常に観念的な感じがしてしっくりこない。真犯人、あるいは真犯人の人間像について最後にもうひと返し欲しかった。てっきりそうなるのかと思っていたのに、そのまま終わってしまったのが一番の消化不良。
 あとは、5年前の事件の黒幕は結局誰なのか、とか、最後のほうにあった記者と管理人とのひと悶着はどうなったのかとか、解決されないまま終わってしまった部分が多すぎる。
 続編はないのかな。というか、あってほしいと願う一冊だ。


No.302 6点 自覚
今野敏
(2014/12/25 00:25登録)
 大森署長・竜崎伸也を主人公とした、「隠蔽捜査」シリーズのスピンオフ短編集。シリーズではおなじみの、野間崎管理官、貝沼副署長、畠山美奈子、戸高刑事、久米地域課長、関本刑事課長、小松強行犯係長、伊丹刑事部長らがそれぞれ主役となった話。
 このシリーズのファンであり、作者の筆力を知っている人ならばこれを見ただけでわくわくするだろう。その期待に違わずさすが今野敏、一編ずつのクオリティも高く、満足のいく内容だった。個人的には畠山美奈子の出てきた「疑心」はシリーズの中でもあまり好きではなかった(「恋」などという要素により竜崎らしさが半減してたから)が、今回の話ではそんな要素もなくよかった。
 3.5「初陣」は伊丹が主役の短編でまとめられていたが、今回は野間崎管理官など、本編では悪役のような存在も主人公に据えて書かれているのが面白い。書き方ひとつなのかもしれないが、本編でのキャラはあくまで崩れずに、しかし共感できる存在に書き上げられているのはさすがである。


No.301 5点 ○○○○○○○○殺人事件
早坂吝
(2014/12/20 15:55登録)
 これはバカミスの部類に入るのではないか。タイトルあてという試みや、トリックには確かに斬新なものを感じたが、各ランキングや書評でそこまで高評価になるのはいささか面食らう。一日であっさり読める、軽~い、ユーモアと一読に値するアイデアありの作品、といったところ。
 館、クローズドサークル、仮面、といった本格ミステリアイテムをちりばめながら、あくまでユーモアと下品を入り混ぜた姿勢で書き上げた面白さはある。上に書いたように簡単に読めるので、広い読者に受け入れられそうな作品ではある。


No.300 6点 悪魔パズル
パトリック・クェンティン
(2014/12/20 15:48登録)
 クェンティン作品は初読なのだが、ここまでの書評を見る限り、代表作「パズルシリーズ」とはいえその中でも特殊なものを最初に読んでしまったようだ。まぁ、ピーター・ダルースがピーター・ダルースでない状態ですべてが進む体なので、読んでいてそういう感じがしたが。
 記憶喪失になり、ゴーディという人物にさせられたピーター・ダルースが、その背景は何なのか、自分の味方は誰なのかを探っていく中で恐ろしい企みが暴かれていく。登場人物がそう多くなく、物語の舞台もお屋敷だけなので、シンプルで読みやすく混乱はない。よって推理もしやすい話で、古き良きミステリという感じがした。


No.299 6点 シャドウ・ストーカー
ジェフリー・ディーヴァー
(2014/12/20 15:40登録)
 物語の後半に、どんでん返しが繰り返されるのは本シリーズの(ディーヴァーの?)常套手段。こっちもそれがわかっているから、厭らしい話残りのページ数などを見ながら「まだ違うでしょ」と思って読んでいる。それは同時に「これがさらにどうひっくり返されるのか?」という期待でもあるのだけど、そういう点ではこの作品は物足りなさもあった。
 一度犯人とされる人物のミスリードがちょっと分かりやすすぎたかな。まぁ私ははじめそれが真犯人だと思っていたのだが、そうなった時点での展開がまだ後半の初頭だったので違うと察した。周り廻ってこういう結末ですか…なるほど。
 このシリーズは全部ではないが、だいたい読んでいるのだが、その「だいたい」がいつの間にかキャサリン・ダンスの方ばかりになってきた。ライムよりこっちの方が人間的に好感もてるし。もうこちらを主流にしてくれていいなぁ。


No.298 8点 生存者ゼロ
安生正
(2014/12/20 15:27登録)
 陸上自衛官・廻田三等陸佐は、連絡が途絶えたという北海道根室半島沖の石油プラットフォームに向かわされる。そこで目にしたのは、全身血まみれになり、皮膚も全て爛れたようになった無残な全員の死体だった。新種の感染症によるパンデミックか?戦慄に肌が粟立つ自衛官らだったが、しばらく大きな進展を見せない事態に、政府及び感染研は安穏としていた――が、それから三か月が過ぎたころ、突如北海道中標津で同様の事態が発生し、何と生存者は「ゼロ」。パニックに陥る無能な政府、責任逃れの感染研…そんな中、事態収拾の命を受けた廻田は、政略により中央を追われ、今やマッド・サイエンティストに成り下がった天才感染症学者・富樫らに協力を請いながら、真相究明と解決に命がけで乗り出す――。
 驚愕の仕掛け、ダイナミックな舞台、物語の疾走感、どれをとっても一級。下級自衛官と新進気鋭の昆虫学者、使命感に満ちた医師らと、自らの保身しか頭にない無能な政府閣僚らとのぶつかりあいも魅力の一つ。直接対決の場面は、溜飲が下がる思いだった。
 事態の真相が明らかになってから後半に行くにつれて、ハリウッド映画さながらの劇場的な場面になってくるが、その描写から考えると「なぜ初期の映像でこれがわからなかった?」など、細かい点で難はあるかもしれないが、それを気にさせない物語全体の魅力がある。高野和明「ジェノサイド」に似た高揚感を感じながら読み進めてしまう一冊だ。


No.297 7点 ゼロの焦点
松本清張
(2014/12/20 15:15登録)
 一時期隆盛を極めた2時間サスペンスドラマを絵に描いたような(文に書いた?というか本当はこっちが先なのだが 笑)内容と展開。言い換えれば「社会派ミステリ」の教科書のよう。時代を感じさせるところはもちろんあるが、今読んでも色あせない、さすが清張の有名作品の一つである。
 戦後の混乱期の社会背景が色濃く関係してくるが、今読んでも十分に理解できる。真相への結び付け方も不自然さ、あざとさがなく、後半徐々にわかってくるところはあるが、逆にそれがうまいと感じる。飛び道具のない現実的な展開だからこそ推理に説得力があり、ミステリとして「しっかりしている」と思う。
 各オールタイムベストで必ず名が挙がるだけのことはある。


No.296 6点 貴族探偵対女探偵
麻耶雄嵩
(2014/12/20 15:07登録)
新米女探偵・高徳愛香が、行く先々で事件に出くわし、さらにまた貴族探偵にもそのたびに出くわし、推理合戦にことごとく敗れるというユーモア?本格?ミステリの連作。
 使用人にすべてを推理させ、肝心の探偵本人は何もしないという歯がゆさや、しかし主人公の女探偵がそれに毎度敗れるというもどかしさが味となり、ユーモアも交えたテンポの良い展開に乗せられて楽々読み進められる。そうした軽めの雰囲気でありながらミステリ度は大切にされていて、その点でもきちんと楽しめる内容。
 同じような展開で各編が進められていったうえで、ラストの話だけ一味自我う見事な着地。考えられた編構成にも楽しませてもらった。


No.295 9点 闇に香る嘘
下村敦史
(2014/11/09 10:38登録)
 69歳の全盲の視覚障碍者が、中国残留孤児であった兄に孫の腎臓移植の適正検査を頼んだところ、それを拒んだことから「兄は偽者ではないか?」と疑い、独自に調べていくストーリー。「私こそが本物の兄だ」と名乗る中国籍の男も現れ、「どちらが本物なのか?」という意識で読み進めてしまう中、最後の着地点は見事。主人公が調べていく中で要所にちりばめられる伏線も、納得のいく回収の仕方で全て真相につながっており、その手腕には感服する。
 全盲になったことから娘との絆が壊れてしまった主人公が、孫娘の腎臓移植に道筋をつけることで何とか娘との絆を取り戻そうとする複線も、物語にヒューマンドラマ要素を付加していて非常に効果的。最後の結末は、誰もが心を温かくして終えることができ、読後感も◎。
 江戸川乱歩賞受賞作家の今後の活躍に期待したい。


No.294 7点 龍臥亭事件
島田荘司
(2014/11/09 10:13登録)
 御手洗潔シリーズでありながら、探偵役は石岡がやり、御手洗はほとんど登場しない、というスタイルはファンとして面白いものだった。(京極夏彦「百鬼夜行シリーズ」で関口が探偵役になるような感じ?)
 「津山三十人殺し」を題材に扱った作品では横溝正史の「八つ墓村」が有名だが、あちらよりもこっちの方が事件そのものに色濃く関わってきている印象。読んでいくほどに不気味で陰惨な雰囲気が高まっていき、長い話だったが飽くことなく読み進められた。
(ネタバレ要素含む)
 トリック、真相についてはアクロバット的な印象だが、「斜め屋敷」でもそうだったので、こうした大胆な構えはミステリの世界ならではだと思い、私は嫌いではない。次々と人が死んでいき、長い話の中でどんどん謎が積み上げられていってしまうのだが、事もなく平坦に過ぎる部分はほとんどないという意味で楽しかった。石岡からの手紙だけで真相を看破する御手洗は、いくらなんでも天才すぎると思ったが。


No.293 5点 凶鳥の如き忌むもの
三津田信三
(2014/11/09 09:49登録)
他の刀城言耶シリーズを読み、シリーズとしては初期のこの作品を後に読むことになった。目が慣れてきたせいかもしれないが、初期の作品の割には読みやすく、読み進めるのが難解という印象はあまりなかった。
 戦後10年ほど(?)の時代の、瀬戸内海にある孤島を舞台とした「人間消失」を題材とした作品だが、格式と曰くのある神社、儀式を扱うところなど、氏の作風が色濃く表れていてその点では期待通り。
 また、物語の要所にちりばめられている伏線が、結末において見事に回収され、真相に一役買っているのもさすがといいたい。
(ここからネタバレあり)
 ただ、メイントリックに関しては、そこまできれいに痕跡を残さないものなのか?ある意味「大味」な真相という感じがして、少々肩透かしを食らうものだった。また、後半の人間消失は、事前準備はあったものの突発的なものだったわけだが、多少の偶然性も重なってうまくいってしまうのもちょっとご都合主義な感じがした。


No.292 6点 さよならドビュッシー
中山七里
(2014/09/14 14:14登録)
 物語冒頭の、真相に関わる登場人物の出し方がちょっと露骨で、分かりやすすぎるきらいがあり、ミステリとしてはやや大味な印象は否めない。が、クラシック音楽の世界を織り込んだ物語の雰囲気作りがそれを補っているかなと思う。ピアノ演奏に関する描写は正直読み飛ばしていたが、苦になったのではなく、「雰囲気」として楽しんだということ。
 どうやらこのピアニストを主人公としたシリーズになっているようなので、機会があればそれも読んでみたい。

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