| kanamoriさんの登録情報 | |
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| 平均点:5.89点 | 書評数:2467件 |
| No.7 | 6点 | 特捜検屍官 島田一男 |
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(2010/03/01 18:33登録) 警視庁鑑識課の近江警部を主人公とする連作ミステリ。 タイトルから通俗捜査小説をイメージするが、密室殺人、凶器消失トリック、アリバイ崩し等不可能興味満載の本格ミステリである。なかでもバラバラ殺人の意外な結末「屍臭を追う男」が秀逸。 主人公の近江も魅力的だが、脇を固める小学生の娘・町子や解剖教室の千葉教授とのやりとりなど非常に楽しい。 後の「科学捜査官」などの捜査官シリーズの先駆といえる作品。 |
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| No.6 | 4点 | 堂場警部補の挑戦 蒼井上鷹 |
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(2010/03/01 18:07登録) ジョイス・ポーターの史上最低お下劣刑事ドーヴァー警部もののパロディ連作ミステリ。 「堂場4/切実」とかタイトルだけで笑わせてくれるが、内容は微妙にツボを外しているような感じがする。 期待していたものとちょっと違った。 |
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| No.5 | 6点 | 月をのせた海 陳舜臣 |
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(2010/02/28 21:43登録) 比較的初期のノンシリーズ長編ミステリ。 中国大陸での過去の秘密が現在に陰を落とす、例によって「草は枯れても根は生きていた」パターン。 (以下ネタバレ) 写真によるアリバイトリックはちょっとアレですが、最後に描かれた逆転の構図はお見事。操りミステリとして及第点かな。 |
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| No.4 | 5点 | 硝子のドレス 北川歩実 |
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(2010/02/28 21:22登録) 肥満女性のためのダイエット・コンテストに選ばれた女性たちが、あるとんでもない狂気に襲われるという話。著者の長編第2作で題名はシンデレラ物語のガラスの靴からきている。 途中何度か繰り返されるどんでん返しは、予想の範囲内で後の秀作群に比べてキレがない。後半は完全にホラー・サスペンスになってしまった。 |
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| No.3 | 7点 | 紙上殺人現場 事典・ガイド |
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(2010/02/28 14:30登録) 1960年代の国内新刊ミステリを辛口でメッタ斬り、EQMMに1967年1月まで毎月掲載されていたものを1987年になって文庫刊行された。著者は大井広介。 当時の国内ミステリ事情がかいまみれ、乱歩の「カー問答」の構成を踏襲した書評なので、やりとりも楽しい。とにかく大家であろうが流行作家であろうが、駄作については情け容赦なく斬り捨てている。及び腰なのは大乱歩に対してぐらいか。 横溝、清張も出来の悪いものはバッサリだから、新人の笹沢左保、佐野洋、結城昌治もかたなし。 鮎川哲也が一貫して好意的に扱われているのはちょっと意外だが。 掲載終了から出版まで20年を要したのは、ひょっとして某大家が亡くなるまで出せなかったのではと勘繰りたくなる。 |
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| No.2 | 6点 | 女は帯も謎もとく 小泉喜美子 |
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(2010/02/28 12:26登録) 新橋芸者の”まり勇”を探偵役にした連作ミステリ。 ダイイングメッセージや意外な手掛かりを用いた本格ミステリ風のものから、ダール風の奇妙な味とか、リドルストーリーまで、多彩な作品が並んでいます。作者のいろいろな側面をみせてくれている作品集で、なかではブラックな味わいの「藤棚のある料理店の謎」が個人的ベスト。 |
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| No.1 | 6点 | 死にぞこない 飛鳥高 |
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(2010/02/28 12:03登録) 浜辺の人間消失、衆人環視の見えない射殺犯という2つの不可能トリックを用いながらも、骨格は社会派ミステリ。 最後に判明する失踪した知人の過去の秘密は、時代を感じさせるもののやはり強く胸をうつ。 抒情的筆致は作者の持ち味で、やるせないエピローグが印象的でした。 『細い赤い糸』には及ばないものの、他の長編も読んでみたいと思わせる佳作だと思います。 |
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