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ミステリの祭典

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あるびれおさんの登録情報
平均点:6.39点 書評数:124件

プロフィール| 書評

No.24 7点 探偵映画
我孫子武丸
(2009/06/13 06:11登録)
リアルタイムで読んでいたのですが、この頃の我孫子さんの作品、とっても好きです。中学生の頃にはまった作家が辻真先さんだったので、ユーモアミステリでトリックがきちんとあって、時にメタだったり、というのはストライクゾーンでした。


No.23 6点 弥勒の掌
我孫子武丸
(2009/06/13 06:09登録)
ほんと、後味悪いですね、この作品は。よっぽど「殺戮」の方がすっきりと終われているような気がします。ミステリとして見たら、とても良い出来だと思うのだけれど、後味で損しているのではないかな。


No.22 10点 空飛ぶ馬
北村薫
(2009/06/13 05:34登録)
見事に評価が二つに割れているんですね。
この作品が「今」書かれたとしたら、こんな評価はしないかもしれませんが、この本と「十角館」のせいでミステリにのめりこむことになった記念碑的な存在なので、眼を瞑ってこの点数をつけます。


No.21 6点 スペース
加納朋子
(2009/06/13 05:27登録)
甘くなりすぎちゃったかな。評価ではありません。作品の中身というか、主人公2人の距離感の感想です。


No.20 9点 魔法飛行
加納朋子
(2009/06/13 05:24登録)
先に他の方も書かれていますが、有栖川さんの解説が素敵ですね。作品自体ももちろん楽しませてもらったので不満はないのですが、この解説を読まされたら買いたくなります。


No.19 8点 法月綸太郎の功績
法月綸太郎
(2009/06/13 05:17登録)
「都市伝説」の評価が高いですが、いや、もちろん良い出来なのですが、「縊心伝心」の方がツボでした。それにしても、法月綸太郎の名を冠した短編集には外れが少ない。もうちょっとペースを上げて書いてくれたら読者としては嬉しいのですが。


No.18 8点 怪盗グリフィン、絶体絶命
法月綸太郎
(2009/06/13 05:13登録)
あとがきで著者が触れている「エルマーの冒険」はわたしも“お気に入り”だった。ホントにこれ、法月さんが書いたの?と言いたくなるくらい楽しいし突き抜けてるし、子供の頃に読んだら夢中になっていたんだろうな。


No.17 6点 少女には向かない職業
桜庭一樹
(2009/06/13 05:09登録)
桜庭一樹という作家は、世界を構築するのが上手いと思う。そして、いつの間にかその世界に引きずり込まれている。その引きずり込み方が暴力的であったり背後から忍び寄る感じだったりで作品の色合いがまったく変わる。後の「赤朽葉」のような、めくるめく読書体験ではなかったけど、十分に楽しませてもらった。


No.16 6点 私の男
桜庭一樹
(2009/06/13 05:05登録)
「赤朽葉家の伝説」は“陽”のパワーで物語りに引きずり込まれた。対照的にこの本は“陰”のパワーで読者を飲み込もうとする。どちらも素敵だし本来甲乙はつけられないのだろうけど、同じ読書体験だったらわたしは前者の方が好きだ。


No.15 9点 赤朽葉家の伝説
桜庭一樹
(2009/06/13 05:02登録)
物語る力の凄さというのを、久々に感じさせられた読書体験だった。エンタテイメントって、こういうことなんだろうな。本を読むことにこんなに没頭させられたのはいつ以来だろう。これでミステリ面がもうちょっと強かったら無敵なのだが。


No.14 6点 ラットマン
道尾秀介
(2009/06/13 04:59登録)
面白かったし、うまいなあ、と感心もした。でも、主人公がどうしても好きになれなくて、読書の評価としてはそれほど高い点はつけられない。


No.13 8点 シャドウ
道尾秀介
(2009/06/13 04:56登録)
初道尾がこの作品だったけれど、最初に「当たり」を引いた感じがする。最近の作品の方がスマートになってきているかもしれないが、一方でだますためのあざとさも見えてきてしまっていて、この作品あたりのバランスが一番良いように思う。


No.12 6点 秋期限定栗きんとん事件
米澤穂信
(2009/06/13 04:52登録)
あからさま過ぎる「レシート」とか、これまでの小山内さんを知っているからきっとそういうことなんだろうな、と思って読んでいたので、驚きはあんまりなかったかな。でも、最後の「動機」は、ホントにそうなのかな?あまりに小山内さんらし過ぎて、逆に納得できない。


No.11 7点 儚い羊たちの祝宴
米澤穂信
(2009/06/13 04:45登録)
帯の惹句は不要だったと思う。かえってそれを意識させないほうが、読者を身構えさせることがなかったから、より成功したと思う。すなわち、身構えさせるならもっとインパクトが必要なのだろう。いや、全体通して、面白く読んだのですが...


No.10 5点 インシテミル
米澤穂信
(2009/06/13 04:42登録)
あまりに「新本格」の器そのもので勝負してきたので少し面喰らった。面白かったけれど、でも、その意味では某作家の「蛍」の方が上かな。この器はなぜ存在したのか、その謎が解かれないことが残念だった。


No.9 5点 ボトルネック
米澤穂信
(2009/06/13 04:39登録)
何かが足りない。物足りない。こういう結末は嫌いじゃないけど、そこに至るまでの過程に納得がいかないのかもしれない。


No.8 7点 夏期限定トロピカルパフェ事件
米澤穂信
(2009/06/13 04:38登録)
内容とキャラクタと語り口、もしかしたら、絶妙のアンバランスなのかもしれないな、と、シリーズ2作目にして感じました。それにしても、彼らはホントに小市民を目指すつもりがあるのでしょうか?気になります。


No.7 6点 春期限定いちごタルト事件
米澤穂信
(2009/06/13 04:36登録)
「おいしいココアの作り方」が良かったのでこの点数。それがなければもうちょっと辛いかな。古典部よりも入り込みにくかったのはなぜだろう。


No.6 7点 犬はどこだ
米澤穂信
(2009/06/13 04:34登録)
探偵と助手の「行き違い」の連続に、報告・連絡・相談の重要性を再確認させられました(笑)ラストはなんというか、ハードボイルドしてますね。


No.5 9点 遠まわりする雛
米澤穂信
(2009/06/13 04:31登録)
本格モノが好きな者としては、「心あたりの...」が一番満足できるものだったけれど、このシリーズは高校生を描いた青春モノの色合いが濃いので、その点では表題作「遠まわりする雛」が秀逸だと思う。北村薫の円紫師匠と私のシリーズが「朝霧」を最後にしたように、このシリーズ、「遠まわりする雛」で終わらせても良いのでは。ラストシーンがとてもきれいなので、先を読みたいような読みたくないような...

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