home

ミステリの祭典

login
測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:624件

プロフィール| 書評

No.384 7点 写楽 閉じた国の幻
島田荘司
(2014/02/09 18:23登録)
これは純粋に面白かったです。
写楽探しの説はいろいろありますが、この○○○説は僕の知る
ところでは初めてです。
これが本当なら、歴史のロマンを感じるところです。
問題点は、やはり話しが冗長すぎるところでしょう。特に最初
の100頁は10~20頁くらいにできるのでは?回転扉の話しは
いらないと思いますけどね。


No.383 7点 『アリス・ミラー城』殺人事件
北山猛邦
(2014/01/26 07:43登録)
なるほどのトリックですね。本格好きの方なら十分楽しめる
作品でしょう。
犯行動機がとかく批判されていますが、リアリティをあまり
重視しない人にとっては気にならないのでは。


No.382 6点 黙の部屋
折原一
(2014/01/03 18:48登録)
絵画の世界が舞台となったユニ-クなミステリ-。
題材となったこの画家の方、実在なんですね。
内容的には5点レベルかと思いますが、ユニ-クな
プロットを評価して加点します。


No.381 9点 監獄島
加賀美雅之
(2013/12/27 20:12登録)
いやあ、これは名作、力作です。
本格度の高い謎の設定がこれでもかとあり、その各々に
対して合理的解決がある(トリックは一部しょぼいです
が)、僕と趣向の近い方なら必ずや満足してもらえる作
品でしょう。
採点は久々の10点満点といきたいところですが、真相の
一部にややアンフェア感がぬぐえないのでその分減点し
ました。けれども今年読んだ作品では間違いなくNo.
1です。


No.380 6点 逃亡者
折原一
(2013/12/08 13:48登録)
「追悼者」に引き続きこの作品を読みました。
ボリュ-ムの割りに楽に読めたし、サスペンス小説としては
水準以上ですね。
不満点はラストがちょっと説明不足かな?最後の殺人の必然
性もよくわからないし・・・
と、いう訳で「追悼者」よりやや落ちで評価。


No.379 7点 追悼者
折原一
(2013/12/01 12:21登録)
読みやすく、リ-ダビリティは秀逸。
謎の提示及び解決もわかり易く、結末の意外性もあ
りました。
不満点は、真犯人及び真相を明かされても何かこう、
やられた感が希薄だったんですよね。
内容的には8点あっても良いのですが、そこで1点
減点します。


No.378 6点 京都先斗町殺人事件
和久峻三
(2013/11/24 08:45登録)
法廷推理として有名な氏の作品をはじめて読みました。
謎の提示がシンプルで判りやすく、話には入りやすかったです。
謎解きはありきたりですが、本格度も意外にありました。
従い採点も甘めに。


No.377 6点 不思議の国のアリバイ
芦辺拓
(2013/11/09 11:34登録)
この作者のアリバイものは初めて拝読しました。氏の中では
結構異色作かも。
肝心の評価ですが、メイントリックは鮎哲氏の某長編の亜流
ですね。顔を黒焦げにした理由は納得できましたが。
出来自体は悪くないですが、特に前半部やや読みづらく、評
価的にちょっと損している印象です。


No.376 8点 慟哭
貫井徳郎
(2013/10/19 14:53登録)
まず読みやすかったですね。
メイントリックはこのサイトをご覧の方なら殆どの方が
看破できるのでしょうが、例えそれに気づいたとしても
前に読ませるリ-ダビリティが秀逸。
今年読んだ中ではNo.1の評価をしても良いと思うの
で採点も甘めで。


No.375 6点 妃は船を沈める
有栖川有栖
(2013/10/12 14:46登録)
氏の作品読むのは結構久々です。
今回は中篇2作をつなげた意欲作でしょうか。
リ-ダビリティは相変わらず評価できますが。前半の話しは
真相推理の材料が少なく、満足度はもう一つ。後半の話しの
方がミステリとして評価できると思います。


No.374 7点 夜明けの睡魔
評論・エッセイ
(2013/10/06 22:12登録)
海外ミステリのガイド本として有用な評論集です。
20年以上前に書かれているにもかかわらず、その古さを
感じません。
著者の瀬戸川氏はもう故人ですが、決して大勢の意見に
流れない独特の評論で良く言えばポリシ-があり、悪く
言えば独断的です。
僕自身も共感できるところとそうでない部分があります
が楽しく拝読できました。


No.373 6点 空飛ぶ馬
北村薫
(2013/09/28 17:03登録)
今でこそ「日常の謎」的なコンセプトの作品も市民権を
得ていますが、その先駆的作品。
それなりに楽しめますが、ややインパクトに欠けるか。
「砂糖合戦」はなるほどのオチですね。
それにしても、皆さんの評価が1点から10点まで、見事
に異なります。読み手によって、評価が大きく分かれる
のでしょうね。


No.372 5点 古書店アゼリアの死体
若竹七海
(2013/09/15 17:19登録)
まあまあの作品なんですけどね、何かこうリ-ダビリティ
が不足気味でしょうか。
謎の提示とその解決、伏線はひととおり揃っているのは
好感。

(余談)
ロマンス小説の薀蓄は結構面白かったかな?あのヒラリ
-・ウオ-が女性名義でこの手の小説を書いていたとは
ビックリです。


No.371 7点 クロイドン発12時30分
F・W・クロフツ
(2013/08/30 20:59登録)
倒叙の古典的作品として有名ですね。
確かに地味だし、毒殺トリックもありきたり(その割に
後世の作品に引き合いに出される)です。
けど前へ読ませる何かがこの作品にはありました。
採点6点pr7点で迷いますが、歴史的意義と読みやすい
訳文を好感して採点は甘めで。

○余談
題名「クロイドン発・・・」って、飛行機の時間なんです
ね(苦笑)。本編を読むまで、電車の時間だと思い込んで
いました。


No.370 6点 叔母殺人事件 偽りの館
折原一
(2013/08/24 16:30登録)
(ネタバレ有!)


○○トリックと判っていても、そこそこ楽しめました。
登場人物の出自についてはさすがに想像つきましたが、
○○さんと○○さんの一人二役はなるほどでしたね。


No.369 5点 望湖荘の殺人
折原一
(2013/08/13 17:34登録)
途中の展開は良かったですが、結末はもう一つかな。
可能性の一つとして考えたものに近く、意外性はなかった
ので・・・
本格よりもサスペンス小説に分類したい一遍


No.368 6点 猿島館の殺人~モンキー・パズル~
折原一
(2013/08/10 09:45登録)
孤島で起こる殺人と「どくしゃへの挑戦」・・・いいですねえ。
トリックや真相はやや脱力系なるも、このシリ-ズを知ってる
方ならまず許容範囲なのでは。


No.367 5点 歩け、歩け
佐野洋
(2013/08/04 14:07登録)
前に読んだ作品「すれ違い」とほぼ同じ感想です。


No.366 5点 すれ違い
佐野洋
(2013/07/28 07:57登録)
短編の名手と呼ばれる氏のた短編集。
いろんな切り口から事件を扱い楽しく読めますが、
本格色が薄いのがやや残念。


No.365 4点 ピタゴラスの時刻表
吉村達也
(2013/07/20 16:21登録)
題名に惹かれてつい読んでみましたが、これが謎の解決に
あまり関係なくて何だか微妙。
犯人の特定と動機も後付っぽく、必然性が?でした。

624中の書評を表示しています 241 - 260