home

ミステリの祭典

login
測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:624件

プロフィール| 書評

No.624 6点 十四年目の復讐
中町信
(2024/11/23 09:07登録)
いくつかの殺人があり、それぞれに謎が提示。
最後の解決で種明かしがあります。
一発驚愕トリックまではなく、どれも小粒、
あとだいぶ強引?
けどまあこれで及第点かと。
犯人の意外性もそこまでではなかったです。
たしかに長い作品ですか、一度で全てを理解
しない(できない?)下名にとっては二度説明
してもらえて却って良かったかも。

採点6.7点というところでしょうが、中町作品
だと期待のハ-ドルが上がってしまうので今
回は辛めで。


No.623 6点 毒を食らわば
ドロシー・L・セイヤーズ
(2024/10/12 12:45登録)
この作者の作品を読むのは、「ナインテイラーズ」
以来の2作め。
前作よりかはだいぶ読みやすかったです。
毒殺を扱う作品ですが、真相がシンプルなだけに、
人にやってはモノ足りなさを感じるかも。

国内某作品に極似したトリツクですが、年代はこ
ちらの方がだいぶ先ですね。
そこに敬意を評してプラス1点。


No.622 5点 見えない人影 各務原氏の逆説
氷川透
(2024/09/23 21:28登録)
まあ悪くはないんですけどね。
登場人物表もあって読みやすいですし。
とはいえ、デビュー作「真っ暗な夜明け」
よりかは劣る印象。


No.621 4点 ドミノ倒し
貫井徳郎
(2024/08/31 07:48登録)
他の方の感想と被りますが、風呂敷を広げるだけ広げて、
最後に無理やりたたんだ感じ。
中途半端なラストにややモヤモヤ感。
文章は読みやすかったですけどね。


No.620 7点 三幕の殺意
中町信
(2024/08/11 08:21登録)
アリバイトリックは平凡ながらも、構成の妙
で読ませる作品。
最初このプロットを見たとき、某海外有名作品
の結末を連想しましたが、さすがにそれは考え
過ぎだったようです。
それと最後3行のインパクトもなかなか。

採点は
6点(基礎点)+1点(読書への挑戦と最後3行
を好感)


No.619 4点 化石少女
麻耶雄嵩
(2024/07/20 09:50登録)
う-ん、これは高評価はできないかな。
主な不満点
1)現場の見取り図的なものが一切なく、状況がつかめない。
2)登場人物が多い割に人物表がない。誰が誰だかわからな
くなる。
3)最後のオチのために長編を引っ張った?だとすれば何と
も貧弱。

最後の結末もあまり必然性がなく、書き手が変わればいく
らでも変わりそうですよね。
これを本格と言うのかは、正直微妙。
ライトノベルのような軽いタッチの筈なのに、読んでいて
正直苦痛でした 笑


No.618 5点 バック・ステージ
芦沢央
(2024/06/15 09:45登録)
連作短編集を、書籍化にあたってうまく序幕と
終幕を書き足していますね。
一番印象に残るのは「始まるまであと5分」
話しのオチは多くの人が気づくでしょうが、い
かにもミステリらしいです。


No.617 4点 ペルソナ探偵
黒田研二
(2024/05/26 09:00登録)
最後真相を転がし過ぎ。
こういうのはあまり好みじゃないです。


No.616 5点 罪の余白
芦沢央
(2024/05/14 23:21登録)
この作品のミステリとしてのオチは何だろう?
という目線で読み進め、最後になるほどそう来
たか…という感じです。
とはいえ、女社会は大変だなあとあらためて
思った次第。


No.615 6点 永遠の館の殺人
黒田研二
(2024/04/20 10:31登録)
読了してみると、タイトルは秀逸でした。
内容はまあ…評価が難しい。
トリックは既視感あって、やや期待外れな
ところもありました。


No.614 6点 旅人たちの迷路
夏樹静子
(2024/03/24 21:23登録)
中編が2作品です。

「焼きつくす」
顔のない死体のバリエーション。
まずまずの内容ですが、犯人が最後の方に
出てくるのがやや不満か?

「現場存在証明」
これは謎の設定と解決方法がユニークな佳作。
法医学的にリアリティあるのかは、僕にはわ
かりませんが。

採点は前者5点と後者7点の平均で。


No.613 5点 信州・善光寺殺人事件
梓林太郎
(2024/03/09 14:43登録)
うーん、最後がやや尻すぼみ?
犯人も最後の方にようやく出てくるので、犯人探しの
妙もあまり楽しめない。
登場人物が意外に多く、伏線回収も一部中途半端感が
ありました。


No.612 6点 11文字の檻
青崎有吾
(2024/02/18 10:44登録)
氏の短編を初めて読みましたが、あまりにも短くて
内容が?の作品もありました。
ベストはなんだかんだで表題作の⑦ですが、他だと
②あたりが良かったです。
②はいわゆる密室もので、どうしても解決が「ああ、
なんだ!」になりがちですが、こういうネタ、嫌い
じゃないです。


No.611 4点 殺人ピエロの孤島同窓会
水田美意子
(2024/01/29 19:47登録)
シビアな目線で見れば、人があまりにも殺されすぎで
散漫な印象。
けれども結末の意外性は及第点だし、この作品を齢12
才の人が書いたという驚きもあります。
(良い意味と、そうでないのと両方の意味です)
このサイトの評判は良くないですが、個人的にはこれ
以上悪い評価にはできない感じ。


No.610 7点 カナダ金貨の謎
有栖川有栖
(2024/01/05 20:06登録)
どれも粒よりの短編集。
個人的には「船長…」がベストかなあと思いつつ、
有栖川氏には珍しい倒叙ものの表題作も捨てがたい
ところです。

余談)
4編めの短編集に、アリスと火村が知り合うきっかけ
が書かれています。作中で「英都大学」と紹介される
京都の某大学。実は下名もここの出身で、有栖川氏と
もほぼ同年代なので、作中に書かれている教室や食堂
、建屋の位置関係など手に取るようにわかり、楽しい
読書でした。


No.609 6点 ローズマリーのあまき香り
島田荘司
(2023/12/02 15:36登録)
久々の御手洗ものですね。
長らく氏の作品を読んでる人間からすれば、
また格別の感慨があります。
密室殺人で謎の設定は魅力的ですが、解決は…
まあいいでしょう 笑
ミステリとしてはともかく、読み物として評価
したい作品。

採点は7点(基礎点)-1点(さすがにこのトリック
は減点せざるを得ない)


No.608 5点 殺しも鯖もMで始まる
浅暮三文
(2023/11/26 14:48登録)
なかなか趣向を凝らした密室。
類似作はなかなかなく、オリジナリティはある
と思います。
ダイイングメッセージは、まあこんなものかと。
(あまり期待していない)


No.607 5点 綾辻行人殺人事件 主たちの館
天祢涼
(2023/11/11 09:08登録)
「ミステリーナイト」
どこかのホテルを会場として参加者が集い、
劇中で起こる殺人の真相を推理する…
いや、面白いイベントですねえ。
僕も機会があれば行ってみたいものです。
この本を読んで推理するのはなかなか困難
ですが、実際に参加するといろんな伏線を
発見でき、更に会場内にヒントもあって楽
しそう。
とはいえ、満点に近い回答をした参加者が
おられるそうで、感心させられます。


No.606 6点 寝台特急<北陸>の殺人
草川隆
(2023/10/31 21:41登録)
謎の設定がシンプルでわかりやすく、解決もスッキリ感があり、
まずまずの水準作。
死体の首を切る理由もちゃんと存在してるのも好感。
まあ犯人はちょっとありきたりですけど。


No.605 6点 クラスルーム
折原一
(2023/10/08 10:12登録)
折原氏らしい作品ですね。
今度は、そう来ましたか…

624中の書評を表示しています 1 - 20