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ミステリの祭典

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どちらかが彼女を殺した
加賀恭一郎シリーズ

作家 東野圭吾
出版日1996年06月
平均点5.57点
書評数72人

No.52 6点 HORNET
(2011/01/16 07:35登録)
 結末を描かずに読者に推理を委ねるというのが作品の趣旨でもあるので,容疑者や,犯人を特定する条件が絞られており,推理の筋道がある意味易しいのは致し方ないと思います。(そうでなければ「さっぱり分からない」という読者が増えてしまうでしょう)
 犯人を示す決め手は,確かに現実としてこれだけで特定するのは弱いとも思いますが,ある意味昔の海外本格に出てくる探偵のような推理だとも感じました。
 読後に,同じ作品を読んだ人とああだこうだと話せるのも,こういう作品の楽しさですね。

No.51 4点 ムラ
(2010/12/15 22:10登録)
趣向としては楽しめました。
伏線もけっこう分かり辛ようでしっかりしてましたし。
内容は加賀シリーズだとちょっと物足りない感じです。

No.50 4点 seiryuu
(2010/07/16 18:46登録)
オチの説明が細かいわりには結果がしょぼくてガッカリ。
もうどっちが犯人でもいいやと思った。
犯人が明かされないというのもあまり好きではありません。

No.49 4点 測量ボ-イ
(2010/05/11 20:48登録)
あえて趣向でそうしたとはいえ、この結論はちょっと・・・
いかがなものかと思います。

No.48 6点 まさむね
(2010/02/14 23:36登録)
犯人を教えてくれないってのが,面白い発想ですよね。
私の場合,そのことを知っていたので,純粋に「犯人当て」として読み進めました。もちろん,単なる犯人探しではなく,加賀刑事と被害者兄との攻防(?)も楽しめるので,そのあたりはさすがといったところですが。
(以下ネタバレ有)
犯人は「袋綴じ解説」(文庫版で読んだので…)を読後に分かったのですが,「利き腕」だけで確信していいの?別の可能性も否定しきれないのでは?(犯人以外の方が,たまたま犯行時に☆手を使ったに過ぎないとか,むしろわざと☆手を使ったのではとか)そう考えると,実は…という「もやもや感」も正直ありました。まあ,絆創膏の件もあるし,犯人はあの人なんでしょう…と自分で納得させました。
以上はさておき,小説自体が面白い試みであることには間違いないですね。

No.47 5点 ミステリー三昧
(2009/11/30 20:15登録)
<講談社文庫>加賀恭一郎シリーズの3作目(長編)です。
加賀恭一郎の「察しレベル」は一流の探偵を思わせる。偽装に偽装を重ねた犯行現場から犯人断定に至るまでの過程はロジックに頼ったものなので好感が持てました。
結末の真相部分は全く分かりませんでした。なんか「利き腕」が重要なカギらしいですが、状況が細かくてウンザリしてしまった。
「読者挑戦物」はワクワクしません。解く気も起らないので私的には普通の本格ミステリと変わりません。大変失礼ですが、ちょっと「ネタばれサイト」を確認して終わりにしてしまいました。
なので足跡だけ残します。次回作はスルーします。

No.46 5点 江守森江
(2009/09/21 07:39登録)
発表当時は新たな試みだった、解決編を放棄する形式での読者挑戦物。
ノベルスが余りに不親切な為に文庫には推理の手引きが付された(その分、重要な記述を削除し難易度アップした)
書かれていない解決編についての推理だが、自殺でない事までは納得するが、現実問題として犯人特定には"難"があり結論は出ないと考える(諸々のネタバレサイトでも何点か難点が記載されている)
一方ストーリーは、二人の容疑者を追い詰め復讐しようとする兄と、それを阻止しようとする加賀刑事との攻防はサスペンスとして非常にスリリングで読ませる。
以上を相殺したら水準レベルな評価になった。

No.45 5点 simo10
(2009/09/09 21:53登録)
犯人が明かされないということを知らず読んでしまった。
物語の終盤に差し掛かっている時にはもうかなり眠たい時刻。
一気に読了してから寝ようと思ったのですが、
何だか覆りに覆る展開となり、回らない頭では結局訳が分からずに読了してしまい、袋とじにも気付かず眠りにつきました。
翌朝起きたら「結局どちらが彼女を殺したんだ?」と思い、ラストを読み返してみるとやっぱり犯人が明記されていない。
「別にどちらでもいいや」と思ってしまった。
後でネットで調べたら犯人当て小説だと知りました。
面白い試みだけど証拠がちまちまして面倒臭いと思う気持ちのほうが強く出てしまった。

No.44 6点 touko
(2009/07/28 23:14登録)
こんなしょぼいトリックで、短編ならいざ知らず、この枚数を読ませてしまうのは、さすが人気作家。2時間サスペンス+古畑任三郎みたいでした。

No.43 1点 abc1
(2009/06/13 03:52登録)
すごい作家だと思うが、これは駄作。この証拠で犯人を特定するのは無理。裁判になったら検察側が100%負ける。

No.42 7点 だい様
(2009/06/13 02:14登録)
加賀恭一郎シリーズ第3弾

東野圭吾だけに相変わらず読ませるのが上手い。
犯人を明かさないというのも面白い趣向だと思うが終盤の供述が覆りに覆る場面は冗長に感じられた。
とはいえシンプルな論理で犯人当てを楽しめるという意味では良い作品だと思いました。

No.41 6点
(2009/05/29 21:41登録)
本文中に犯人が提示されていない、という新しい形のミステリーでしたが、僕はそこまで好きではありません。
 ストーリーには東野圭吾らしさがあり、最後の場面も緊迫感があっていいのですが、やっぱりミステリーは驚かされてのミステリーです。
 ただ、トリックがまったく分からず、すぐにギブアップした僕を助けてくれたネタばれサイトにプラス一点です。 

No.40 6点 結奈
(2009/05/19 18:12登録)
面白い試み。
しかし私は、読み返し整理し「何が何でも解いてみたい!」という気持ちにまでは辿り着く事ができず、
早々にネタバレサイトに足を運んでしまいました。
謎解きが好きじゃない訳ではありません。ただ、掻き立てられるものが少々弱かったように私は感じました。

No.39 6点 ある
(2009/02/21 16:04登録)
ラストまで一気に面白く読めた。
…が,ラストが私的にはイマイチ。
犯人とされる理由=証拠も,自分でやってみたのですが,逆さまにしたら同じような気がしたのは私だけ…?(笑)

No.38 6点 こう
(2008/11/02 22:06登録)
 趣向自体は面白いと思います。ただ犯人当ての手がかりというか読者に提示された謎があまりにも面白みがなかったと思います。恐らく読者に推理してもらうために意図的に謎のレベルを下げているのだとは思いますが長編の推理クイズみたいな印象を受けてしまいます。実際にはその程度で犯人はつかまらないと個人的には思いました。

No.37 8点 akkta2007
(2008/10/12 08:55登録)
久しぶりの東野作品であったが・・・十分満足。
最後の最後まで犯人がどちらか分からない?ここにこの作品のすべてがあるのだと思うが・・・
トリックを何度も思い出しながら、考え直しながら読んだ。
加賀刑事と主人公との駆け引きもなかなかの読み応えがある。
とにかく面白い作品であった!

No.36 4点 ElderMizuho
(2008/08/14 16:58登録)
あまりに細かいどうでもいいことばかりをぐだぐだ論じ合ってるだけのような。
正直、読者である私でもどっちでもいいんじゃね?と思ったのだけれど
あの状況下の主人公がそうした境地に陥らなかったのが不自然だよねえ、やっぱり・・

No.35 6点 COBRA
(2008/06/13 14:22登録)
どっち?
読み終わった後、ネットで犯人を知るのが面倒くさい。

No.34 6点 VOLKS
(2008/03/21 20:24登録)
ぐわーっと一気に読めた。
ラスト、刑事と兄+彼と彼女の会話で頭がグルグルになってしまい整理するのに少々手間取った(汗)単行本で読んだためかそのヒントにうまく辿り着けず、見事に袋とじを読まされやっと納得したが・・・その謎解きにもう1つはまれなかったのが、残念。

No.33 8点 Take
(2008/02/29 01:36登録)
珍しく犯人がわかった。

普段なにも考えずに物語を読んでいるだけだったが、こうやって悩むのも意外に楽しいなぁ、ということを発見できたのも良かった。

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