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ミステリの祭典

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卒業−雪月花殺人ゲーム
加賀恭一郎シリーズ

作家 東野圭吾
出版日1986年05月
平均点5.28点
書評数39人

No.19 5点 ミステリー三昧
(2009/05/25 14:24登録)
<講談社文庫>加賀恭一郎シリーズ1作目(長編/1986)です。
カードを使ったトリックは完全に理解できていなかった気がします。その前にルールすら把握できていなかったし・・・
この作品でも密室トリックが使われていましたが、納得できませんでした。それにしても友達の中に犯人がいるという状況はリアルに恐ろしい。

No.18 3点 simo10
(2009/05/23 22:03登録)
初期の東野氏の作品は評価が低いとのことですが、なるほど確かに読んでいて苦痛だ。
登場人物が全く好きになれない。
互いに仲が良いと思いつつ、根のところでは実はそうでもないのはリアル。
本題の雪月花の解説は完全に流し読みでした。
とはいえ、時間が経った今もトリックはどちらもかなり印象に残っているのは凄いかも。
大幅な改訂版でも出れば見てみたいかも。

No.17 5点 マサトメ・J
(2008/08/09 18:51登録)
珍しくヨメと感想が一致した作品でした。
「昭和時代の大学生ってこんな感じだったのかなー」と。

また理解しにくいために不評な雪月花のトリックも
「よく検討してみると結構面白いね」という点でも。

全体的にはまぁ楽しめました。

No.16 5点 こう
(2008/08/07 01:46登録)
 青春ミステリとして登場人物が丁寧に描かれていると思います。またラストの部分の「中身のない封筒」などうまい表現かと思いますし日記に書かれていた伏線などもうまいと思います。
 ただメイントリックについては残念ながら一般読者にはまずわからないのではないでしょうか。
 ミステリとしての評価は個人的には同じ青春ミステリでは「学生街の殺人」のほうがわかりやすく、個人的には気にいっていますがこの作品も読後感は悪くないと思います。

No.15 5点 COBRA
(2008/06/13 14:57登録)
加賀刑事の大学生時代に出会える。
あのトリックは意味不明なので飛ばす。

No.14 10点 Tetchy
(2008/04/06 14:48登録)
みんなの評価は低いが、私はけっこう、いやかなり好きだ。

実は、私もみんなの感想同様、事件のトリック、雪月花之式のあの複雑怪奇な謎解きには全然面白みを感じていない。

でも加賀と沙都子を中心にした学生グループ全員が織成す青春群像劇、これが非常に心をくすぐった。
自分の学生時代の頃を思い出させてくれた。
これは単純に今の自分がそういう気分なのかも知れないが、読んだ感想としては、やはり自分の気持ちに嘘はつけない。

あと彼らの恩師である南沢雅子は名バイプレイヤーだ。

No.13 4点 白い風
(2008/02/28 22:00登録)
ちょっと策士策に溺れるって感があります。
メインの”雪月花ゲーム”なんか分かるような分からないような・・・。
残念ながら今まで読んだ東野さんの長編の中では最低点を付けました。

No.12 4点 いけお
(2007/10/10 12:28登録)
形状記憶合金と茶道のゲームなどトリックが読者を置き去り。

No.11 3点 シーマスター
(2007/08/05 20:29登録)
(全体的な印象として)
大学生の生態にしても、なかよしグループにしても、現実味に乏しく登場人物達の言動がいかにも作者が頭の中だけで想像して創造したもの、という不自然感が終始つき纏い最後までストーリーに入れ込めなかった。
お友達が殺された後の心情描写も、どう書いていいのかわからないのが痛ましい。

(ミステリとしては)
茶会のシーンで、図解がゾロゾロ出てきた時点で投了しようかとも思ったが、このトリックは勝手にやらせることにして何とか読了。
結局、この仕掛けは「どうだ、頭脳的で緻密なトリックだろう」という作者の自己満足にしか感じられなかったが、謎解きに燃える人には面白いのかも。 
密室はまあアリかな。

No.10 6点 akkta2007
(2007/07/22 17:24登録)
東野作品の中で初めて加賀刑事が登場する作品である。
数々の東野作品を読んできたが、内容的には少し難しいのではと感じた。
しかしストーリーの展開、結末等についてはさすが東野氏である。
東野作品の中では数少ない学園物語であった。
正直、タイトルの「卒業」は?と感じてしまった。

No.9 5点 如月雪也
(2005/06/05 09:07登録)
別に取り立ててどうということもないです。普通に楽しかったです。

No.8 5点 綾香
(2004/08/21 00:07登録)
トリックが…「えっ!?」って感じ。なんだかしっくりこない作品だった。

No.7 8点 ばやし
(2004/01/11 19:54登録)
私は東野圭吾の小説をかれこれ30冊以上読んだが1冊だってつまらない小説は無かったと断言出来る^^そうゆう作家に出会えたことは読書好きとしては最高の幸せだと感じている♪もちろんその作家は人によってそれぞれ違うと思うけど。この作品は記念すべき加賀刑事初デビューなのだ★

No.6 4点 ろん
(2003/08/22 09:33登録)
東野作品にははずれがないという先入観を持って読んだせいか、なんだかパっとしませんでした。2つの事件の2つのトリック。これもやや理解に苦しむものでしょう。藤堂が金属工学を学んでいるにしても、形状記憶合金を使用しているのは、そのトリックが明かされたときにも「はぁ?」って感じだし。雪月花之式でのトリックもありがちなようだけれど、ゲームそのものに親近感が全くないせいもあって、何だかしこりが残ったような感じです。

No.5 6点 ハッチ
(2003/08/18 17:00登録)
キャラクターが先行していた時期の作品。まさかこの後「加賀シリーズ」ができるなんて思っていなかったから、読んでしばらく経った後再読した作品です。ミステリとしてはまだ初期段階だったのかな、という気もしますが、キャラクターの立ち方が良かったので割と好きです。

No.4 7点 ギザじゅう
(2002/09/02 16:50登録)
馴染みの薄い剣道と茶道をうまく取り込んだのはおもしろいが、それゆえ第二の事件のトリックはわかりづらいのが難点。しかしどちらかというとホワイダニットだからそれはそれでいいのかも・・・。
キャラはたっているので良い。

No.3 5点 モトキング
(2001/12/26 16:13登録)
「雪月花殺人ゲーム」は、ちょっとないですね。
ゲーム性も無ければ、はっきり言って、「茶道」という馴染みの薄いジャンルでトリックをこねても、あまりピンとこない。
将来の加賀刑事の若かりし頃を知るという点では、面白いが、作品としては凡作ミステリ。
東野圭吾はこんなもんじゃない。今となっては、東野先生も、ここでこの作品の評価が高くても困惑するだけでしょう。

No.2 3点 元FLUGELSファン
(2001/11/29 14:11登録)
全体的にちょっと辛すぎでは・・・天才・東野圭吾はトリックをこねくり回しすぎる感が否めない。
殺人ゲームという名の割には面白くなかった。共犯に無理があること自体なんかはっきりしないし。
相変わらずキャラはいい、がそれだけ。キャラに3点。

No.1 5点 由良小三郎
(2001/11/21 21:32登録)
初期の東野圭吾さんの作品は、そんなにすごくないですし舞台が、剣道と茶道というのも、現代性がないようです。東野作品のキャラクタになる加賀さんが始めて登場するというあたりが、読みどころかもしれません。

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