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ミステリの祭典

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法月綸太郎の功績
法月綸太郎シリーズ

作家 法月綸太郎
出版日2002年06月
平均点7.38点
書評数42人

No.22 7点 スパイラルライフ
(2012/02/22 12:39登録)
都市伝説パズルは傑作!
不要なモノを削りきり、ロジック一本勝負の
作品。短編の良さと合っています。

No.21 8点 黒い夢
(2011/09/20 08:17登録)
いずれもロジックがしっかりしていて高水準の作品だったと思います。作者の短編は読みごたえがあって好きです。「都市伝説パズル」は評判が高いだけあっておもしろかったですが、個人的には「縊心伝心」が好きでした。

No.20 6点 りゅう
(2011/01/18 19:56登録)
「イコールYの悲劇」
 東郷ゆかりを殺害しようとした犯人の思考経路が理解できません。「イコールY」の文字痕と東郷ゆかりの伝言内容から真相が発覚することを危惧するなんて、考え方が飛躍しすぎていて無理があります。
「中国蝸牛の謎」
 バカミスですが、作品のテーマである蝸牛に関連するトリックが使用されており、「チャイナ橙の謎」のオマージュにもなっていて、上手いと思いました。
「都市伝説パズル」
 ロジカルに犯人を推理する過程が楽しめました。私もこのロジックは見抜くことができました。
「ABCD包囲網」
 こんな回りくどい犯行計画を立てる人間が存在するとは思えません。この真相で、AとBの事件がこんなに短い間隔で起こるという設定にも無理があります。
「縊心伝心」
 ホームズばりの推理ですね。現場に〇〇があったことに読者が気付くのは難しいと思います。

やはり、「都市伝説パズル」が一番優れていると思います。

No.19 6点 simo10
(2010/08/24 21:46登録)
探偵法月綸太郎の短編集第三弾。五話構成です。

①「イコールYの悲劇」:ダイイングメッセージものはやっぱりクイズ的な感じが否めない。ラストはぞっとしました。
②「中国蝸牛の謎」:蝸牛をモチーフにした密室もの。蝸牛にちょっと詳しくなれます。
③「都市伝説パズル」:都市伝説を利用した心理トリック。著者には珍しく簡単なトリックでした。評価が高くて意外。
④「ABCD包囲網」:謎の提示までは非常に興味を引かれたが、動機が納得いかない。最後の締括りも解らんかった。
⑤「縊心伝心」:安楽椅子探偵モノ。基本的にダークな話は好きだけど、こういったリアルなダークさは嫌だと分かりました。

どれも水準以上の出来だと思いますが、個人的にはヒットした作品はありませんでした。

No.18 7点 E-BANKER
(2010/07/25 18:43登録)
講談社のシリーズでいえば第3短編集。
作品レベルに凹凸はありますが、トータルではやはり水準以上の短編集と言えるでしょう。
①「イコールYの悲劇」=「ダイイング・メッセージ」テーマ。冒頭の話が最後になって生きてきます。
②「中国蝸牛の謎」=クイーン風に読めば”チャイナ・マイマイの謎”というわけで、例の「あべこべ殺人」のオマージュです。
③「都市伝説パズル」=良作。ロジック炸裂といった感じでしょうか。
④「ABCD包囲網」=個人的には本作中ベスト。”包囲網”と言うよりは”直線”なのですが・・・不思議な謎が解決と思いきや、さらなるひっくり返しが炸裂します。
⑤「縊心伝心」=ちょっとロジックをこね回しすぎのような気がしますけど(ホットカーペットの件)・・・
ホント、短編はうまいですね
なんで長編書くと×××××?

No.17 7点 seiryuu
(2010/07/19 10:30登録)
短編集なのにどの作品も完成度が高いのにビックリ。

No.16 8点 touko
(2009/11/22 00:13登録)
設定も人物もトリックも無理がなく、読みやすく、楽しめる作品ばかりでした♪

No.15 8点 isurrender
(2009/07/22 01:26登録)
高水準の作品ばかり
素晴らしいです

No.14 8点 あるびれお
(2009/06/13 05:17登録)
「都市伝説」の評価が高いですが、いや、もちろん良い出来なのですが、「縊心伝心」の方がツボでした。それにしても、法月綸太郎の名を冠した短編集には外れが少ない。もうちょっとペースを上げて書いてくれたら読者としては嬉しいのですが。

No.13 6点 itokin
(2009/02/21 12:48登録)
謎解きとしてはひねりがきいて優れているのだと思う。しかし、なんだか疲れた、後に何も残らない、俺の頭が悪いとゆうことか・・・。

No.12 8点 こう
(2008/09/26 00:04登録)
 いわゆる正統派本格色の短編集として好感が持てました。謎と謎解きだけにクリアカットにまとめられていて新本格作家の中でも短編集の水準は個人的には一番かなと思います。
 「イコールYの悲劇」は出来はともかく都筑道夫の「黄色い部屋はいかに改装されたか?」へのオマージュとなっている点だけでも満足でした。作品としては皆さん同様「都市伝説パズル」と「ABCD包囲網」が気にいっています。
 個人的には本家のABCの殺人動機は好きではないのですがこれはひねりがあって面白かったです。中国蝸牛の謎はそもそもミステリといえるかどうか、と感じました。
 法月綸太郎も短編には非常に合っている感じで全体として良かったです。

No.11 7点 ElderMizuho
(2008/08/14 16:48登録)
都市伝説パズルはなるほどうまくまとまっていると感心させられました。特殊な状況なんだけどそれほど特殊でないと思える状況設定とそれを生かしたトリックが秀逸。その他は特に印象ないかなあ・・。

No.10 10点 kowai
(2008/05/31 23:21登録)
みなさんのご感想通り、もう書くことがありません。良い作品ばかりです。。。ずっとこのまま行けばいい(よかった)のに。全部いいです。いい。。

No.9 7点 vivi
(2008/01/08 00:57登録)
本格を読んだ~という感じが嬉しい作品です。
ちょっと無理のあるダイイングメッセージなんかも出てきますが、
やぼなことは言いっこなしですね(^^)

「都市伝説パズル」はフーダニットの秀作ですが、
推理作家協会賞、というほどの衝撃は無かったかと。
よく考えれば、それしかないですよね。

ストーリー的には「ABCD包囲網」の迷走感が好きです。

No.8 5点 いけお
(2007/11/12 00:15登録)
だんだんマンネリ感は出てくるが、一つ一つの話のロジックはなんだかんだでやっぱり見事。
でも短編だからいいのか、それとも短編だから物足りないのか。

No.7 10点 おしょわ
(2007/10/18 21:17登録)
全編よくできてます、特に「都市伝説パズル」。これのためだけにこの本買っても十分以上にもととれますよ。
未読で本格好きの人はぜひ。

No.6 8点 dei
(2007/08/17 16:18登録)
法月綸太郎の短編にははずれがない。
と思うのでこの点数も当然。

ベストは「都市伝説パズル」

No.5 8点 シーマスター
(2007/06/10 23:56登録)
この作者の短編集としては4作目になるのかな。

・「イコールYの悲劇」 本書の何年か前の書き下ろしアンソロジーからの作品。途中までは法月らしく「仮説と却下の繰り返し」あり、ゴリゴリしたロジックあり、だが詰めは飛躍気味。
・「都市伝説パズル」 これはうまい。自分などは始めのルーモアで震え上がってしまったが、それを逆手に取ったトリックは妙逸。こういうのをダラダラ長引かせずに一夜のアームチェアに纏めてくれるのも好感が持てる。怪談風のエピローグも程がいい。
・「ABCD包囲網」 これも以前のアンソロジーからの作品。実は何気なく買ったその本で本作を読み、「おっ」と思ったのが法月作品に手を出すきっかけとなった。(今思えば他が駄作ばかりだったかも)

この人の短編はコクがあるのにキレがある話が多く、手軽に楽しめてハズレも少ない。(『パズル崩壊』を除く)
そろそろ次作を期待したい。

No.4 8点 なの
(2004/09/18 18:34登録)
『都市伝説パズル』は流石の出来。
ラストは背筋が凍りました・・・。
『ABCD包囲網』も好きですね。
ただ、『中国蝸牛の謎』はイマイチ。
全体的に高レベル安定の作品集です。

No.3 9点 寝呆眼子
(2002/09/09 12:57登録)
受賞作の「都市伝説パズル」もさすがですが、「縊心伝心」は、きっと「これ」がトリックのキーになるのだろうな、と判っていても、その解明のステップの鮮やかさに驚かされました。「中国蝸牛・・」だけはちょっと落ちるかな、と思いますが、全体のレベルも高く、お買い得の短編集だと思います。
次は長編「何首に・・・」の完成を心待ちにしています。

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