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ミステリの祭典

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殺意の集う夜

作家 西澤保彦
出版日1996年03月
平均点6.35点
書評数31人

No.31 6点 ミステリ初心者
(2022/08/30 19:28登録)
ネタバレをしております。

 西澤保彦さんの作品は、読みやすいものが多いです。本作もかなり読みやすく、かつクローズドサークルなのもあり、読了までにさほど時間がかかりませんでした。
 本格推理小説というよりかは、テンポが良すぎるサスペンスの色が濃いです。登場人物全員がいわくあり気であり、なにかしらの嘘があります。そのため、あまり犯人当てを楽しむことはできません。まさに、殺意の集う夜といったところ。ただ、ラストに大きなドンデン返しがありました。

 ドンデン返しについて。
 私は、登場人物の名前(特に主人公格のマリ)がはっきり表記されてないので、露骨に怪しんでいました。しかし、なぜか性別の錯覚トリックに行きつきませんでした(涙)。これだけ多くの性別の錯覚トリックを用いた本を読んでいるのに…。どうやら私は、男性→女性より、女性→男性のパターンのほうが苦手で当てられないようです。
 警察・三諸の視点の智恵殺しの犯人である男が出てこないのも疑うべきでしたね。あとは、登場人物の名前に漢数字が使われていますが、六が出てこないのもヒントなのでしょうね。

 総じて、読みやすくテンポが良く、衝撃の展開でサスペンスチックな良い作品でした。ただ、推理小説としては、性別の錯覚からのドンデン返しは非常によく見るトリックであり、既視感がつよいです。もうすこし、個性が欲しかったところです。

No.30 5点 ボナンザ
(2019/10/05 21:20登録)
思い付きは買うが、いかんせんコメディ調の作風なのでインパクトは薄めかも。

No.29 6点 斎藤警部
(2017/01/12 00:59登録)
こんなクソ輩どものショッぱい戯れ事がまさかの魅惑論理遊戯に化けるか。。と思えばちょっと意外な肩透かしで〆。。な割に悪ヵない。

No.28 4点 sophia
(2014/04/12 22:27登録)
これは酷い。
読んでる最中は面白かっただけに、真相の下らなさが際立つ。
これだけやりたい放題やったら作者も満足でしょう。

No.27 6点 Q-1
(2012/05/27 23:29登録)
単純に読み物として楽しめましたが、トリックの方はおそまつだと思いました。

今日日同性愛者なんて数えきれないほど存在するのでしょうが、
ノーマルな人間にはこの想像になかなか到らないんですよね。

No.26 4点 いけお
(2012/05/27 02:32登録)
無茶なプロットと無駄な叙述でちょっとやりすぎ。
そのわりにはテンポが良くない。

No.25 5点 りゅう
(2012/01/22 14:30登録)
 「事件の犯人自身が推理する」という趣向の作品。西澤作品の中ではSF設定でない作品ですが、それにも拘らず現実味がなくて、漫画を読んたような読後感でした。最後の1文によるどんでん返しのために無理した設定という感じです。2つの話が交互に語られる展開で、どう結びつくのかに興味は惹かれましたが。作中には、伏線らしきものや違和感を感じる箇所がいろいろと出てくるのですが、真相は複雑でわかりにくく、あまりすっきりとしていません。
 意図せずに次々と人を殺してしまった万里が園子を殺した犯人を推理する過程が、個人的には一番印象に残りました。別荘に集まる人物にそれぞれ特徴を持たせていて、それが犯行の可能性を検討する条件となっているところが面白いと感じました。
 

(完全にネタバレをしています。要注意!)
 最後の1文で驚かせるタイプの作品で、あらかじめそうとわかっていればその部分には気付きやすいかもしれません。万里と園子が同室であるというのが大きな引っ掛けになっていますが、普通はそんなことしないですから無理があります。また、登場人物が山荘に集まった理由がことごとく異常心理に基づくものだったというのでは、読者が真相を推理するのは難しいでしょう(一応、近辺で異常な事件が頻発していることが示されてはいますが)。

No.24 7点 seiryuu
(2010/07/16 18:29登録)
後半に近づくにつれて横線のストーリーと本線がパズルのようにはまっていって 最後はやられたと思いました。

No.23 8点 kowai
(2010/06/30 02:34登録)
初戦と後半戦は嫌がる人もいるでしょうが、この滅茶ぶりは、らしいと言えばらしい作品かも。でも、途中で何を読んでいるのか(犯人探し?殺人の機序?)わからなくなりましたが、面白かったので良いです。

No.22 7点 E
(2010/03/06 14:21登録)
とんでもない人物・事件・殺人・展開と並ぶ暴走ミステリー。
いつもより飛ばしていたし、飛んでいましたね(汗)
「それ無理あるだろう!」と色々ツッコミは無しの方向で。滅茶苦茶すぎるけど、読むものとして面白いのでOKです!!(爆)

No.21 7点 spam-musubi
(2008/05/12 09:27登録)
必然性などを深く考えずに、お気楽に読む分には
全体にとても楽しめる。登場人物がみんな変態で、
最後の最後、結局一番ド変態なのが××というオチは
笑えた。

No.20 7点 ぷねうま
(2008/05/09 07:46登録)
殺意の集った理由がバカ。叙述トリックの手法もバカ。ドミノのように起きる殺人もバカ。
体を張ったスラップスティックコメディ。

No.19 5点 VOLKS
(2008/04/01 22:23登録)
人がバンバン死んでいくし、2つの場所で起こっている事件は一応絡み合っていくし、ラストには小さいながらも「どんでん」が仕組まれているし・・・それなのに、どうもインパクトに欠ける作品なのが、残念!

No.18 5点 ElderMizuho
(2008/03/19 12:33登録)
引き込み度は凄い。一気に読まされる。これだけ読まされたのはやはり全編伏線ともいうべき伏線大放出の賜物。それらを一気に消化してしまうあたりはさすがです。
が、人が無理にたくさん死にすぎてミステリというよりSFになってしまっているがため、せっかくの伏線が意味の薄いものになってしまっている。ここまでくると偶然ですらなくただの超常現象ですからねえ・・。

No.17 6点 シーマスター
(2007/11/14 23:48登録)
文字通り「嵐の山荘」もの(ミステリ用語では「吹雪の山荘」だっけ?)だが、そのカテゴリーで、このタイトルだといやでも期待しちゃうよね・・・・背中がうずく殺人ゲームを。

それはともかく読後は、よくもまあこれだけムチャクチャな人間たちと狂騒曲を書いたものだと感心することしきり。
だけど最後に明かされる最大のネタは、ちょっとひどいんじゃないですか?
このネタ自体は珍しくないけど、本作での使い方では地の文、やりとり、数々のエピソード・・・から夏に雪が降るのと同じくらい「あり得ない」といえるのではないだろうか。
(例えば某作家Sの某作品では、きちんと伏線が張られていて真実をサジェストする描写も十分にある)
まあ「おかしな登場人物達が一堂に会する便利な偶然」などからも、『アンフェアだろうが御都合主義だろうが構うもんか、最後にあっと驚かせりゃ何でもいいんだー』という勢いで書いた作品なのかもしれない。

何はともあれドタバタサイコミステリとして、そこそこに楽しめる話ではあると思う。

No.16 7点 dei
(2007/07/16 12:17登録)
一気に読まされました。
相当賛否両論あるんだろうけど、好きです。

No.15 4点 なの
(2004/09/05 20:40登録)
謳い文句の『犯人探し』が中途半端でした。
人数多過ぎたんじゃないでしょうか?
ラストも驚愕と言うよりは唖然・・・。

No.14 6点 Ryu
(2004/08/19 22:28登録)
なんか犯人考える前にどたばた終わった。まあ誰選んでも犯人…

No.13 7点 なな さんいち
(2004/01/18 16:25登録)
やられました!

No.12 2点 ハッチ
(2003/08/11 23:28登録)
一番最初に読んだ作品。多分好きな人は好きなんだろうな、とも思いますが私は駄目だった。先に先にと読むスピードを引っ張っていく筆力は凄い。だけどいきなり放り出されて知らん顔された気分。これが彼の作風なんだと3冊読んだ後に気がついた。

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