斜め屋敷の犯罪 御手洗潔シリーズ |
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作家 | 島田荘司 |
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出版日 | 1982年02月 |
平均点 | 6.98点 |
書評数 | 130人 |
No.110 | 10点 | sophia | |
(2014/04/13 18:37登録) これだけ鮮やかに図解できるトリックもそうはないでしょう。 並の作家が書いたらただのバカミスで終わる作品ですが、さすがの筆力で傑作に仕上がっています。 そして「占星術」に引き続いてやっぱり犯人の告白が泣ける。 律儀すぎるでしょう・・・ |
No.109 | 9点 | ボナンザ | |
(2014/04/08 00:28登録) トリックの凄まじさに肝をつぶす。 館ものとしてもハイレベル。 |
No.108 | 8点 | アイス・コーヒー | |
(2013/11/26 17:22登録) 北海道最北端、宗谷岬に位置する斜めに傾いた館、「流氷館」。主人の浜本幸三郎のもとに集まった客人たちだったが、雪の降る中で悲劇が起こる。密室殺人や、奇妙な現象が起こる一連の事件を御手洗潔が解決する。 いわゆる「バカミス」として賛否両論の論争を引き起こした名作。斜めの屋敷をどういう風に使うか?というストレートな疑問と多発する密室殺人。本格好きにはたまらない要素だ。そして、メイントリックは鮮やか。「バカミス」覚悟で読んでいったため、騙されたときに嫌な気持ちはしなかった。むしろ爽快感の方が大きい。これを許容できるかできないかは趣味によって大きく変わるだろう。しかし、本格ミステリに「挑戦」され、見事に作者に打ち負かされたい読者なら満足できるのではないだろうか。 すべてが伏線となり、一つの答えに導いている。だから、犯人像やあの花壇の謎は比較的すぐに分かってしまった。しかし、それでいて最後まで気を抜けないのが本作の凄いところだ。粘り強く仕掛けてきて、読者を驚かせる。御手洗があそこまで計算していたとなると、もう人間業じゃない。 読んでいるときは、もしかして動機は…と思ったが、これも最後の最後で綺麗に処理された。本当はこちらにももっと仕掛けてほしかったのだが、某名作へのオマージュか? |
No.107 | 8点 | とんぴろ | |
(2013/10/01 22:27登録) これは笑えた |
No.106 | 4点 | バード | |
(2013/06/28 07:55登録) 占星術殺人事件に続いて読んだ御手洗作品、事前に調べた限りわりと高評価でそれに大好物な奇抜な館での連続殺人ものだったので期待して読み出した。 基本的にバカミスも好きで「こんなトリック無理だろ!」と突っ込むのはよくないとはわかっているがそれでもいいたい、あんな殺し方無理だろ! 島田さんの御手洗シリーズはすきだが、この作品はだめだった・・・。 |
No.105 | 6点 | イガ者 | |
(2013/04/19 03:42登録) トリックは、「占星術」よりも好みです。(あれも好きだけどね)ただ、ちょっとご都合主義があったのが・・・ 最初の殺人の露骨なミスリード、曲芸のような部屋への帰還方法、このトリックの為だけに建てられたアホみたいな屋敷・・・「こんなん建てんなら殺し屋雇えよ」と。(まぁ、そこには犯人のある約束と葛藤があるわけですが) それにしても、ヤなオンナやなぁ~英子~。 |
No.104 | 8点 | ドクターマッコい | |
(2013/03/05 08:11登録) トリックを知った時、この作家さんの頭はどうなっているんだろう驚愕しました。 改めてミステリーの奥深さを痛感しました。 |
No.103 | 7点 | TON2 | |
(2012/11/05 21:49登録) トリックはバカミスのようですが、そのための斜め屋敷という壮大な無駄が面白いと思います。 登場人物は皆アクが強くて、御手洗潔登場までは、そのあつれきが面白かった。 御手洗が出てきてからの解決篇は、これは天才ゆえの悲しさなのでしょうが、何が何だか分からなくなりました。 だいたい動機自体が殺人を犯すほどのものか疑問ですし、御手洗のトリックあばきも、人形のマスクを特別注文するほどのものかと思いました。 |
No.102 | 5点 | ろーてくろいつ | |
(2012/08/23 07:59登録) トリックがあまり納得できなかった、本当に可能だろうか? ただ、英子というお嬢様キャラのおかげで自分は楽しめた。(英子だけで5点) 英子がピアノを使いクミに言わせたセリフには・・・w 島田さんの書く悪女には、読者を引き付ける魅力がある! |
No.101 | 5点 | ミステリ初心者 | |
(2012/06/20 11:20登録) ネタバレあります。 日本でも有数の密室と聞いたのですが、大掛かりな仕掛けが自分好みではありませんでした。 天狗の鼻、氷がすべって… う~ん 上田殺しのときの犯人の行動が謎。あんまり納得のいく説明がなかったように思います。ちょっと馬鹿にされた気分。 |
No.100 | 4点 | Q-1 | |
(2012/05/28 00:06登録) 御手洗が登場すればとてもスピーディーで楽しくなるのですが、 それまでがもっさりと長い上に、トリックに唖然としました。 物理的には可能でも、成功するとは思えません。。。 |
No.99 | 7点 | スパイラルライフ | |
(2012/02/07 23:17登録) まさにタイトル通りの作品。 しっかり図示しているのに、やられました。 これ以上フェアなミステリはないかもしれない笑 塔のオチが最初からミエミエだったので 感動が薄れましたが、キレイなラストではあります。 |
No.98 | 7点 | いいちこ | |
(2011/12/23 08:37登録) プロットやストーリーは水準レベルだが、数ある著作の中でも代表格というべきアクロバティックなメイントリックが傑出。 伏線も張られておりフェアな仕掛けであるが、それ以上に実現可能性を問題にしない豪腕が光る。 これだけで一読の価値がある |
No.97 | 7点 | 大泉耕作 | |
(2011/11/30 00:53登録) 島田作品には図を用いた説明が多いのですね。 これから氏の作品を読む際には、ネタバレを防ぐためにむやみに頁を捲るのは止めにしようと思います。 とても楽しんで読ませていただいたことに変わりはありませんが、全体的に印象がうすかったこともあり、ミステリとしてはまあまあという感覚しか浮かびません。 かなり完成度は高かったことは認めますが、とても薄い・・・。もっと、どうにか幻想的に筆は走ったならば、僕も両手を挙げて「参った!」と認めてしまうンですが・・・。 でもかなり秀作です。 |
No.96 | 9点 | 蟷螂の斧 | |
(2011/10/24 14:34登録) 仕掛けが大胆でいいですね。庭の模様の謎かけで、犯人の動機をミスリードされながら読んでしまいました(笑)。その謎かけも最後できっちりとした理由があり納得(美しい)。美術館で何回か観ているのに・・・。御手洗のキャラもよく、思わず声をあげ笑ってしまいました。満足です。 |
No.95 | 5点 | ムラ | |
(2011/07/05 19:10登録) これだけの大掛かりな密室良く作成出来たなぁと素直に賞賛。 動機などもけっこう納得出来る感じで面白かった。 御手洗の奇人っぷりも炸裂している。 |
No.94 | 7点 | ぷにぷに | |
(2011/06/07 18:11登録) 大仕掛けなトリック。大胆な発想。 島田先生らしい作品だと思います。 題名からは想像できない作品が多い中、珍しく、題名がトリックに直結していて、フラッシュバックするのも良い点ではなかろうかと思います。 そんなにうまくいくかな?とか、ちょっと偶然に頼り過ぎている感じは否めませんが、こういうトリックを思いつく所が凄い! |
No.93 | 8点 | ナナ | |
(2011/05/24 10:02登録) 「現実的でない」とか「ありえない」とかいう人もいますが、単純に島田荘司の世界を楽しめば、とても面白い作品だと思います。少なくともこんな発想をする氏の頭脳に感服します。他作品にも期待しています |
No.92 | 8点 | 清涼水 | |
(2011/05/03 12:46登録) 今は笑えない。 |
No.91 | 4点 | 好兵衛 | |
(2011/04/23 21:27登録) 占星術に衝撃を受け、次に読んだ作品。 密室三昧&変わった館ということで期待しましたが。 あまり好きではありません。 まず、密室物でかなり評価されていますが。 最初の密室。何故、死体がああいう形になったのか の説明がゆるすぎます。それはないだろと言ってしまう。 散々考えたのに。 一番のトリックですが ワー っといった感じで。 こちらも好みではありません。ちょっと笑えてしまう。 偶然が絡んでくるところも好きではありません。 |