イガ者さんの登録情報 | |
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平均点:5.20点 | 書評数:5件 |
No.5 | 5点 | ピース 樋口有介 |
(2013/04/19 03:48登録) とりあえず、読むとお腹が減ります。 タマネギ・・・グギュルルルル~。 |
No.4 | 6点 | 斜め屋敷の犯罪 島田荘司 |
(2013/04/19 03:42登録) トリックは、「占星術」よりも好みです。(あれも好きだけどね)ただ、ちょっとご都合主義があったのが・・・ 最初の殺人の露骨なミスリード、曲芸のような部屋への帰還方法、このトリックの為だけに建てられたアホみたいな屋敷・・・「こんなん建てんなら殺し屋雇えよ」と。(まぁ、そこには犯人のある約束と葛藤があるわけですが) それにしても、ヤなオンナやなぁ~英子~。 |
No.3 | 5点 | Pの密室 島田荘司 |
(2013/04/19 03:34登録) どちらも読了後なんともいえない気分になる。 「鈴蘭事件」は胸くそが悪く、「Pの密室」はやるせなくなる(特に最後の数ページもあって) ただ、単独のミステリーとしては、「ちょっと・・・」 という出来でした。御手洗という看板があるから成立する。 |
No.2 | 6点 | 人形館の殺人 綾辻行人 |
(2013/04/19 03:08登録) この作品は、ミステリーというよりも、「世にも奇妙な」といったほうがしっくりくるな、と思った。 とりあえず、館シリーズの中では結構なバッドエンドに入ると思う。とりあえずこれから読む方に言うとするなら、 「この作品は謎を解くより世界に浸る作品」という事と 「結末に救いがない」て事だけ気を付けてくれれば。 |
No.1 | 4点 | 長い家の殺人 歌野晶午 |
(2013/04/19 02:55登録) 歌野氏のデビュー作。 この人の作品はまだ未読だったのでBOOK OFFで購入し、早速読んでみた。 感想からいうと・・・う~ん、あんまりこういう事は言いたくないけれど、処女作って感じがしました。 まず、人物のセリフが固い。この作品に出てくる人物の大半は大学生です。青春まっさかりです。なのに、活気がない。どこか冷めている。特に終盤、探偵役のジョージが犯人の犯行をあばいているすごく緊迫した場面でイキナリ「~のだ。」 と出て来た時なんか思わずズッコケました。 次にトリックですが、最初の殺人で、「う~ん、・・・ゲミニー・ハウスの構造からして・・・あの方法を?・・・イヤイヤ、島田さんが推してる位だからそんな単純なトリックな訳・・・」ありました。 しかも、かなりギリギリです。第二の殺人なんぞ、もはや運です。ラッキースケベならぬラッキーキルです。 それから、ミステリーのドラマ性を盛り上げるスパイスというべき「犯人の動機」ですが・・・どこからどうみても「自業自得」です。ありがとうございました。 おっと、それからこの物語の探偵役である「彼」についての感想ですが・・・ ぶっちゃけた話、あまりお近づきになりたいタイプではありません。彼が今回の事件の解決に乗り出した理由も、「面白そうだから」という身も蓋もないもの。(まあそんな人ミステリーにはごまんといますが)しかも犯人の家にけしかけ一方的に上がり込み、一方的にまくしたてて論破し、フォローもなしに一方的に帰って行きます。バーローくんでももう少しフォローしてますよ?(まあしかし、犯人の動機を考えると同情の余地はないのだが) 途中、何回もページをめくる手が止まってしまい、途中は半分義務感で読んでいました。 ・・・などなど首を傾げるてんはありますが、それに呑まれない魅力があるのも確か! まずは、さっき散々こきおろしたトリックですが・・・ 「王道」物です。それ故に、新鮮味はうすれますが、あえてその「食材」をうまく「調理」してやる!という作者の意気込みが感じられます。そして、プロローグの犯人の独白と戸越クンの(不遇の)新曲。一見なんのつながりも無いこの二つのてんがつながったのには、思わず「やられた・・・!」と笑みがこぼれました。 デビュー作故の未熟さは否めないものの、それをものともしない歌野氏の「ミステリーへの真摯な姿勢」を読みながら感じ、「他の作品も読みたいな」と思わせてくれました。 氏の他の作品も、いつか読んでみたいと思います! |