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ミステリの祭典

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死体を買う男

作家 歌野晶午
出版日1991年05月
平均点6.35点
書評数43人

No.23 7点 E-BANKER
(2010/01/07 23:16登録)
「作中作」の中で、乱歩と萩原朔太郎を探偵役とした珍しい設定の作品。
「双子トリック」をはじめ、細かい部分については特段見るべきところはないような気はしますが、作品全体の設定というか”試み”がいいですね。
「~家の殺人」シリーズでは、まだまだ”若さ”が目に付いていましたが、氏が作家として成熟していくきっかけとなった作品なのでしょう。
しかし、新本格の作家って「アナグラム」が好きですね・・・個人的にはあまり魅力を感じないんですけど。

No.22 5点 いけお
(2009/11/04 11:23登録)
さらに一捻りあってよかった。

No.21 6点 abc1
(2009/09/19 05:34登録)
終わってトリックだけ振り返ると平凡な双子入れ替わりもの。だけど乱歩と朔太郎のやり取りがいいですね。

No.20 7点 測量ボ-イ
(2009/05/22 21:44登録)
そこそこ楽しめました。ただ作中作という趣向は前例も多く、
あまり新味を感じませんでした。
歌野氏はこの作品から、少し作風が変わってきた感じがしま
すね。
多くの方が指摘されるように、僕もこのタイトルの意味は判
らないです(笑)。

No.19 6点 kowai
(2008/11/01 11:44登録)
構成はよかっと思います。サプライズはサプライズではなかった(予想はできたが、どっちか?だけの問題)けど。。。探偵役のチョイスは面白いですね。

No.18 7点 マニア
(2008/09/01 01:24登録)
過去と現在に跨る作中作と、乱歩と朔太郎による謎解きという奇抜な設定はとても楽しめた。
しかし、結末はどんでん返しも含めてそこまで衝撃的ではなかったかな。また、あの状況で、あの2人がまず双子の入れ替わりを疑わないのは、作中に言い訳があったものの流石に不自然。

でも、アイデアとそこから生まれた全体的なプロットは秀逸。とても良くできていると思う。題名の意味は、自分も奮闘したけど、分からない・・・・。

No.17 8点 VOLKS
(2008/02/19 22:26登録)
作中作も面白く、現代と過去を行き来する感覚も楽しめて良かった。ラストの真相にも驚かされて、最後まで一気に読めた。
読み終えてからタイトルについて暫く考えてみたが・・・解りませんねぇ(笑)

No.16 3点 おしょわ
(2007/10/13 22:41登録)
あんまり面白くなかったです。なので「3点(あまり面白くなかった)」。

No.15 8点 vivi
(2007/09/26 15:44登録)
乱歩と朔太郎のコンビでミステリ解決なんて、
ものすごくわくわくさせる構成ですよね。
どんでん返しの連続と、論理の説得力を十分堪能できました。

タイトルの意味、私もわからなかったのですが、
「したいをかうおとこ」のアナグラムで「とおいかこをしたう」かな~と。
ちょっとだけ、納得しました。

No.14 8点 名無し
(2005/07/13 03:06登録)
作中作も現実も工夫がちゃんとされていて面白かった。
おどろおどろしい雰囲気も良かった。
でも僕もタイトルの意味が分からないです。

No.13 6点 Tetchy
(2005/07/06 21:22登録)
当時、あの佐野洋氏が高く評価した1作。
しかしそれほどの物とは思いませんでした。
乱歩に親しんだ方々にはノスタルジイ感じるところがあるのでしょうが、私もかつての乱歩作読者なのですが、雰囲気は愉しめるものの、内容にインパクトをあまり感じませんでした。
ついでに僕もタイトルの意味、解りませ〜ん。

No.12 7点 如月雪也
(2005/06/05 05:39登録)
作品のつくり自体も結構面白かったけれど、乱歩や朔太郎が出てきてそれも楽しかったです。

No.11 9点 えりもみさき
(2004/12/16 16:02登録)
すばらしい、の一言以外に言葉はない。

No.10 6点 トレノ
(2004/10/15 23:13登録)
歌野さんの作品をこれで初めて読みました。設定が巧いですね。著作権は大丈夫なのでしょうか・・。

No.9 8点 SD
(2004/08/14 09:44登録)
「〜家の殺人」シリーズを読んでまったく面白みを感じなくこの作者の作品を読む気がしなかったが、この作品が分岐点となってるような気がする。記述の古さに油断していると内容の濃さに驚かされる。

No.8 10点 桜ノ宮
(2004/07/14 23:02登録)
面白かった!こんな書き方もあるんだぁーなんて思いました。細見さんのお言葉の「不可解。そして、甘く、不気味で、哀しく、懐かしく、そら恐ろしい」という形容通りだと思います。まぁ年齢的に、「懐かしく」は、ないわなw

No.7 6点 shun
(2004/02/01 09:56登録)
『死体を買う男』という題名がなぜつけられたのか分かりません。分かる人にはわかるのでしょうか。読後しっくりこなかった。

No.6 5点 しゃんてん
(2003/09/25 20:34登録)
江戸川乱歩の文章をまねたらしい作中作。けれど、私には余り愉しく読むことができなかった。文章が非常に読みづらい。何故、こんな作品に作中の人物が皆、夢中になるのか、私には今ひとつつかめなかった。
 ラストで明かされる事実、どうしてだか、ここでも私には驚くことが出来なかった。
 登場人物が驚くのは分かる。でも、読者である私にとってはそんなことどうでもイイコトにしか思えなかった。登場人物に魅力を感じなかったからかもしれない。
 歌野さんの小説は、無理に人間を書かない本格推理よりも、人間を書くことに重点を置いたものの方が面白いように私には思えた。

No.5 8点 kino
(2003/08/31 01:38登録)
 はじめて歌野さんの作品を読みました。一言で言うと、良いです。作中作というのがいいですね。「白骨鬼」だけだと、ちょっと古くさい気がするし。
 ただ『死体を買う男』というタイトルにはピーンときませんでした。何を意味しているのだろう。

No.4 8点 ギザじゅう
(2002/12/22 01:46登録)
作中作になっている『白骨鬼』だけでも見ものである。
江戸川乱歩ファンなら楽しめるだろうし(もちろん乱歩ファンでなくても楽しめるだろうが)、乱歩や萩原朔太郎について知っていたらなおさらおもしろい。

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