皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
38278. | Thubway Tham 作品リスト(暫定) 弾十六 2025/05/19 09:09 [雑談/足跡] |
Thubway Tham 作品リスト(暫定) 「地下鉄サム」シリーズは近年になるまで米国では単行本化されていなかった。従って、新青年、博文館、平凡社などに収録された短篇は掲載雑誌から直接翻訳されたものである。 昔の翻訳作品は原題を付さずに出版されているため、原文が入手できなかった作品は、邦訳タイトルが原題を思わせるもの、内容が原題にふさわしいもの、などを手がかりに、新青年発表年月が初出年月と矛盾しないことを条件にして、独自に推察したものである。そのため正確性には疑問があることをお断りしておく。 原題一覧及び初出雑誌はFictionMags Indexにより作成した。全て新作!と雑誌がしつこく主張しているDetective Story MagazineやClues Detective Storiesが初出ではない作品は、タイトルを変えたリプリントの可能性があるため、シリーズ作品総数は不明。EQMM1944-03に掲載された作者の言葉(『完全犯罪大百科(下)』収録)によると今まで182作を書いた、となっているが、今のところ、1944-03時点だと120作程度しか見つかっていないので、作者の勘違いと思われる。 と、ここまで作り込んでから、同人誌『新青年』趣味XXIVに平山雄一氏が「地下鉄サム英語書誌」という記事を発表していることを知った。もちろんすぐ発注したが、こちらの「Thubway Tham 作品リスト」は平山氏の労作とは一切無関係に開始したものである。同人誌が届いたら、参考にさせていただくつもり… 《凡例》 ・#️⃣( )数字はシリーズ通算番号 ・原題のあとの( )内は初出雑誌及び掲載号[YYYY-MM-DD] DSM="Detective Story Magazine" BBD="Black Book Detective" ・◼️以降は入手しやすい原テキスト。TTMgPkは"Thubway Tham MegaPack"&収録順、 WikiTextはWikiSourceに英文あり(リンクは英Wiki "Johnston McCulley"から)、 4thMysteryMgPkは"4th Mystery MegaPack"に収録、 IntAr(MGZN)はWebサイト"Internet Archive"に初出雑誌のPDFあり。 ・原題の下に邦訳を示したが、行の先頭に記号(☆、?)があれば原題との関係は推定。☆は「たぶん」、?は「それっぽい」 ・邦訳短篇集に続く数字は収録順。創元=『地下鉄サム(創元推理文庫版 乾信一郎 訳)』、グ正=『地下鉄サム(グーテンベルク21版 坂本義雄 訳)』、グ続=『続地下鉄サム(グーテンベルク21版 坂本義雄 訳)』、ヒラ選=『地下鉄サム選集(ヒラヤマ探偵文庫版 平山雄一 訳)』、平凡29=『平凡社 世界探偵小説全集7(横溝正史 訳)』(1929)、博文館29=『博文館 世界探偵小説全集22 マッカリ集(坂本義雄 訳)』(1929) ・邦訳タイトルは「 」内で表示、直前の短篇集/雑誌掲載と同じ場合は省略。なお旧字旧仮名や多少の表記違いは区別しなかった。(例:「ラジオ」と「ラヂオ」、「クロス・ワード」と「クロスワード」) ・雑誌新青年は年月、増刊号の場合には後ろに増刊(号)、増大(号)、新年(増刊号)、新春(増刊号)、夏季(増刊号)などと表示、それぞれ( )内は省略。その後ろに雑誌表記通りの翻訳者名を( )内に付した。 ・邦訳行の下の【 】内は作品の出だし(邦訳があれば邦訳による)を記載。その後ろは注記。 #️⃣(1) Thubway Tham (DSM1918-06-04) ◼️"Victorian Rogue MegaPack"に収録 同人誌『新青年』趣味XIX(2019-05)「地下鉄シャム」(平山雄一) 【コロンバス・サークルでサムが仕事を終えて酒場に入るとクラドックが肩を叩いた。やばい、まだブツがポケットの中だ】 #️⃣(2) Thubway Tham’s Rival (DSM1918-06-11) 同人誌『新青年』趣味XXIV(2024-07)「地下鉄シャムのライバル」(平山雄一) 【コロンバス・サークル出禁をクラドックから申し渡されたサム。だがトーシロのスリがサムの縄張りを荒らすのを看過できないぜ】 #️⃣(3) Thubway Tham’s Romance (DSM1918-07-09) ☆グ続-5「サムのロマンス」、博文館29-14、新青年1924-08増刊(坂本義雄) 【地下鉄で見かけた青い目で金髪の女の子。なんか気になる。何度も見かけて、おれがカタギなら…と思うまでに】 #️⃣(4) Thubway Tham’s Act of Mercy (DSM1918-07-30) #️⃣(5) Thubway Tham’s Income Tax (DSM1918-10-29) #️⃣(6) Thubway Tham’s Inthane Moment (DSM1918-11-19) ◼️TTMgPk-13 WikiText 創元-9「サムと贋札」、ヒラ選-1「地下鉄サム、魔がさす」 、新青年1924-01「サムの改心」(延原謙) 【クラドックはタバコ屋のカウンターで店員として働くサムを見つけて驚く。サムは真面目に働いていたが…】創元版は再録Best Detective Magazine 1930-06によるものか? #️⃣(7) Thubway Tham’s Thanksgiving Dinner (DSM1918-11-26) ◼️TTMgPk-14 WikiText ヒラ選-2「地下鉄サムの感謝祭のご馳走」 【明日は感謝祭なのに友達がいない、と嘆くサム。豪勢にいこうと立派なレストランで十人分の昼のディナーを予約する】 #️⃣(8) Thubway Tham’s Double (DSM1918-12-03) ☆ 平凡29-3「サムの双生児」、新青年1929-04増大(横溝正史) 【ノエルが「縄張りを荒らすな!」と文句をつけてきた。サムには何のことだかさっぱり】 #️⃣(9) Thubway Tham’s Merry Christmas (DSM1918-12-24) ☆グ正-13「サムとクリスマス」 、新青年1926-01新年「サムの降誕祭」(坂本義雄) 【ポーカーの時、サムの顔は鏡になる。昨日も負けて素寒貧、だが明日はクリスマス。ムーアとクラドックにプレゼントをしたかった】 #️⃣(10) Thubway Tham’s Understudy (DSM1918-12-31) ◼️TTMgPk-15 【クラドックに付き纏われて仕事が捗らないサム。そこでShifty Peterを使って…】 #️⃣(11) Thubway Tham’s Triumph (DSM1919-01-07) #️⃣(12) Thubway Tham and Elevated Elmer (DSM1919-03-04) ◼️WikiText 創元-7「サムと名声」 【高架線のエルマーがNYにやって来た。地下鉄は高架線より優秀か?エルマーと張り合うサム】創元版は再録Best Detective Magazine 1930-09によるものか? #️⃣(13) Thubway Tham’s Baggage Check (DSM1919-03-25) ◼️TTMgPk-16 WikiText 【プルマン寝台車の喫煙室に男が一人。シカゴからNYに戻るサムだ。早く着かないかと落ち着きがない】 #️⃣(14) Thubway Tham, Philanthropist (DSM1919-04-01) ◼️TTMgPk-17 グ続-6「サムの慈善家」、博文館29-13、新青年1926-08夏季(坂本義雄) 【仕事を休んで暇なので社会見学に出たサム。出会った老夫婦を助けるために稼がなくては】 #️⃣(15) Thubway Tham’s Inthuranthe (DSM1919-04-15) #️⃣(16) Thubway Tham’s Holdup (DSM1919-04-22) ◼️TTMgPk-20 【レストランでサムとHold-Up第一人者のShifty Shaneが自分の稼業を自慢しあう】 #️⃣(17) Thubway Tham’s Bank Account (DSM1919-05-27) ◼️IntAr(MGZN) 【非スペシャリスト犯罪者のPolite Peterをサムは軽く見ている。朝10時ユニオン広場でサムはPeterとバッタリ出会った】 #️⃣(18) Thubway Tham’s Vacation (DSM1919-06-10) ◼️IntAr(MGZN) 【NYを離れアトランティック・シティへ行こうとするサム。仕事はしない、休日だ】 #️⃣(19) Thubway Tham’s Gloriouth Fourth (DSM1919-07-08) ◼️TTMgPk-19 【7月4日は素晴らしい休日だ!俺はこれから祝うぞ!と張り切るサム。今日は仕事をしないと誓う】 #️⃣(20) Thubway Tham’s Flivver (DSM1919-07-15) ◼️WikiText グ続-7「サムの自動車」、 平凡29-15、新青年1927-06(坂本義雄) 【交通巡査を見てるのは楽しい。サムは自動車に轢かれそうになる】 #️⃣(21) Thubway Tham, Fashion Plate (DSM1919-10-07) ◼️TTMgPk-1 ヒラ選-3「洒落者サム」 【ノエルに会って気分が悪くなったサム。クラドックからも病気を疑われ心配になったので…】 #️⃣(22) Thubway Tham’s Inthult (DSM1919-10-21) ◼️TTMgPk-22 【サムは気晴らしにブロードウェイで演劇を観る。今日の劇はサムをどんどんムカつかせた】 #️⃣(23) Thubway Tham’s Preth Agent (DSM1919-11-25) ◼️IntAr(MGZN) 【陰鬱な気持ちでマディソン広場に来たサム。ベンチに座った三十男が泣いていた】 #️⃣(24) Thubway Tham Rides in Style (DSM1920-01-06) ◼️WikiText 【クラドックがサムの肩を叩いた。Sly Lukeって奴を知らないか?】 #️⃣(25) Thubway Tham’s Darkest Day (DSM1920-01-27) ◼️IntAr(MGZN) 【朝から雨、なんだか気分が悪いサム。赤毛で黄色い靴の奴が見えた。災厄の予感がする】 #️⃣(26) Thubway Tham’s Thympathy (DSM1920-03-30) ◼️IntAr(MGZN) 【サムは優しい心になっていた。ノエルが逮捕されたのだ】 #️⃣(27) Thubway Tham’s Birthday (DSM1920-04-13) ◼️IntAr(MGZN) グ正-7「サムの誕生日」、博文館29-16、新青年1926-07(坂本義雄) 【サムはクラドックを探していた。ビリーが来て明日は大丈夫か、と聞いた】 #️⃣(28) Thubway Tham’s Four Queens (DSM1920-05-25) ◼️IntAr(MGZN) 【ある午後過ぎ、仕事をする気もなく地下鉄に乗るサムに嫌な予感が。だが刑事はいない。周りを見渡すと…】 #️⃣(29) Thubway Tham’s Thenthe of Honor (DSM1920-06-01) ◼️TTMgPk-12 4thMysteryMgPk 【サムは素早く仕事をやり、外のゴミ缶に財布を捨てたが、札束と一緒に新聞の切り抜きが手元に残っていた】 #️⃣(30) Thubway Tham in the Movies (DSM1920-06-15) ◼️WikiText 【サムの寝ぐらは二階建てのボロいムーアの安宿。そこに見知らぬ野郎が訪ねてきた】 #️⃣(31) Thubway Tham’s Tobacco Heart (DSM1920-07-27) ◼️IntAr(MGZN) ☆新青年1928-02「サムの禁煙」(河上五郎) 【レストランで新聞を読み、急にタバコの害に気づくサム。なんだか心臓の調子が悪い。もうタバコなんて吸わないぞ】新青年は未確認。この導入部は英文によるもの。 #️⃣(32) Thubway Tham, Optimitht (DSM1920-08-24) ◼️IntAr(MGZN) 【広場で演説者が「楽観的であれ」とがなりたてていた】 #️⃣(33) Thubway Tham’s Revenge (DSM1920-10-05) ◼️IntAr(MGZN) 【秋の終わりにサムはMysterious Jonesと知り合った。大きな男で鼻は折れ、耳はカリフラワー】 #️⃣(34) Thubway Tham Playth Thanta Clauth (DSM1920-12-25) ◼️IntAr(MGZN) ☆新青年1927-02新春「サムのサンタクロース」(坂本義雄) 【サムは片目のムーアの安宿の最初の住人だ。今日はクリスマスだが、サムはクリスマスは嫌な日だという。驚いたことにムーアがプレゼントをくれた】新青年は未確認。この導入部は英文によるもの。 #️⃣(35) Thubway Tham Getth Bail (DSM1921-02-12) ◼️4thMysteryMgPk IntAr(MGZN) 【Jim Greecher刑事が分署に着任した。手始めに所轄をぶらぶら歩く。彼はサムに出会い、質問する】 #️⃣(36) Thubway Tham’s Operation (DSM1921-03-12) ◼️TTMgPk-6 グ続-4「サムの手術」、 平凡29-9 【体調不良で横腹の痛みがひどくて医師に行くサム】⁇新青年1925-01新年「サムの治療」(坂本義雄)は同じ作品か? #️⃣(37) Thubway Tham’s Legathy (DSM1921-04-30) ◼️IntAr(MGZN) グ続-14「サムと遺産」、新青年1923-09「サムの遺産」(坂本義雄) 【サムがクラドックに馬鹿にするない!と怒る。だが刑事には心あたりがなかった】 #️⃣(38) Thubway Tham’s Fithing Trip (DSM1921-05-28) ◼️WikiText グ正-1「サムの魚釣」、博文館29-08、新青年1922-08増刊(坂本義雄) 【だるい春、サムは広場のベンチに座った。ノエルから魚釣りを勧められ…】 #️⃣(39) Thubway Tham, Delegate (DSM1921-06-11) ◼️IntAr(MGZN) グ続-13「サムの鬱憤」、博文館29-09、新青年1923-03(訳者?) 【ワシントンに遊びに行ったサム。散々ぼられ、田舎者扱いされて…】原文ではアトランティック・シティ。 #️⃣(40) Thubway Tham Meetth a Girl (DSM1921-06-18) ◼️TTMgPk-8 WikiText 【単調な変わらぬ日々に飽き飽きしているが、いつものレストランに行くサム。スリルが欲しい、と嘆くが…】ここから#44までの五作は続き物。サムの恋愛物語。 #️⃣(41) Thubway Tham and Cupid (DSM1921-08-06) ◼️IntAr(MGZN) グ続-3「サムの初恋」、博文館29-05 【ムーアがサムを冷やかす。ずいぶんとめかし込んでるじゃないか】 #️⃣(42) Thubway Tham’s Engagement (DSM1921-08-20) ◼️TTMgPk-9 #️⃣(43) Thubway Tham’s Jealouthy (DSM1921-09-17) ◼️IntAr(MGZN) #️⃣(44) Thubway Tham’s Dithilluthionment (DSM1921-10-15) ◼️IntAr(MGZN) グ正-8「サムの覚醒」、博文館29-07 #️⃣(45) Thubway Tham Goeth to the Ratheth (DSM1921-10-29) ◼️TTMgPk-10 グ正-9「サムの競馬見物」 【初めて競馬場に行き、レースに賭けたサム】 #️⃣(46) Thubway Tham’s Hoodoo Roll (DSM1921-11-12) ◼️TTMgPk-5 【眩しくて朝9時に目覚めたサム。今日は良い日だ、という予感でムーアのいる二階へ降りてみると宿の主人はサムが贈ったデカいパイプをふかしている】 #️⃣(47) Thubway Tham’s Chrithmath (DSM1921-12-24) ◼️TTMgPk-18 【クリスマスイブ、サムはムーアとクラドックに贈るプレゼントをポケットに入れていた】 #️⃣(48) Thubway Tham’s Curiothity (DSM1922-01-07) ◼️TTMgPk-7 【タイムズ・スクエアから地下に降りたサム。警察が張り切っているので一週間ずっと大人しくしていたのだ。金目ものを抱えた男を見つけた。現金か?】 #️⃣(49) Thubway Tham Reformth (DSM1922-02-11) ◼️"BlackCatWeekly"#67(eBook) 【サムとノエルのポーカーの大勝負も大詰め。ノエルがコール。さあ手は何だ?】 #️⃣(50) Thubway Tham and Mr. Clackworthy (DSM1922-02-18) ◼️TTMgPk-21 グ正-6「サムと詐欺師」 【シカゴから来た悪い二人組クラックウォーシーと「早起き」、サムはスリ稼業を馬鹿にされ憤る】Christopher B. BoothがDSMに連載していたシリーズ・キャラクターである詐欺師クラックウォーシーと共演する企画もの。お返しにBoothは"Mr. Clackworthy and Thubway Tham" (初出DSM1922-03-04)を書いている。 #️⃣(51) Thubway Tham, April Fool (DSM1922-04-01) ☆新青年1930-08夏季「サムと四月馬鹿」(訳者?)→横溝正史のようだ #️⃣(52) Thubway Tham’s Dog (DSM1922-07-01) ◼️TTMgPk-2 グ正-12「サムと犬」、博文館29-02、新青年1931-02新春(坂本義雄) 【いい天気の朝、いきつけのレストランに向かうと前に犬が歩いている。犬はサムに懐いて…】 #️⃣(53) Thubway Tham’th Apprentithe (DSM1922-09-30) ☆グ正-15「サムの新弟子」、博文館29-01、新青年1923-01増刊(訳者?) 【サムに会いにきたのは古い知り合いの甥エルマー・サドレーだった】 #️⃣(54) Thubway Tham’th Honethty (DSM1922-10-21) ◼️TTMgPk-4 創元-6「サムの紳士」、 平凡29-6「サムの正直」、新青年1928-02「サムの真心」(河上五郎) 【病み上がりのサム。グラドックはまいた。でかい獲物が地下鉄に乗ったがチャンスが来ない】 #️⃣(55) Thubway Tham’th Better Thelf (DSM1922-11-25) ?グ正-4「サムの良心」 【マディソン広場で良心を説く演説者。クラドックはサムに地下鉄で財布と一緒に大事な書類をすられた立派な市民の事を相談する】 #️⃣(56) Thubway Tham’th Chrithmath Thpirit (DSM1922-12-23) ☆グ続-9「サムの友情」、 平凡29-14、新青年1927-08夏期(坂本義雄) 【クリスマスだというのに、サムが犯罪者仲間たちと何か企んでいる様子】 #️⃣(57) Thubway Tham’th Buthinethth Thlump (DSM1923-01-20) ☆グ続-10「サムの不景気」、 平凡29-2 【クラドックが元気が無い。誕生日を明日迎えるのだが、歳をとった、と憂鬱のようだ】⁇新青年1933-12「サムの窮境」(延原謙)は同じ作品か? #️⃣(58) Thubway Tham’th Jury Thervithe (DSM1923-02-10) ☆グ正-11「サムの陪審員」 【サムのところに手紙が来た。陪審の呼び出しだ。サムは公民の義務を果たしにゆく】 #️⃣(59) Thubway Tham’th Honetht Hundred (DSM1923-03-10) ☆グ続-8「サムの百ドル」 【風邪で三日寝込んだサム。お前は正直なやり方で百ドルなんて稼げない、とクラドックに言われて…】 #️⃣(60) Thubway Tham Dons a Dinner Jacket (DSM1923-10-27) ☆グ続-2「サムの礼装」、博文館29-06、新青年1925-06増大(坂本義雄) 【ノエルに唆されてタキシードを着てみたサム。いつもと勝手が違って戸惑うばかり】 #️⃣(61) Thubway Tham’th Thure Thing (DSM1923-11-17) #️⃣(62) Thubway Tham Gets a Mud Pack (DSM1924-03-08) ☆グ続-11「サムの美顔術」、博文館29-03 【何か良くない予感。そんな日には「仕事」をしちゃいけない。ビルに逃げ込んだがスッカリ囲まれた】 #️⃣(63) Thubway Tham’th Thcoop (DSM1924-03-22) ?グ続-12「サムと特ダネ」、博文館29-12 【事件記者ビンクスがマディソン広場のベンチで困っていると、サムがやって来た】 #️⃣(64) Thubway Tham Consults a Doctor (DSM1924-07-26) #️⃣(65) Thubway Tham’s Brother in Affliction (DSM1924-09-13) #️⃣(66) Thubway Tham, Hero (DSM1924-11-01) ?グ正-10「サムの義侠」、博文館29-10、新青年1925-06増大(坂本義雄) 【午後2時、サムはマディソン広場のベンチにいた。嫌な予感がするが素寒貧なので地下鉄に乗ると、若い母娘と乗り合わせた。女が嫌いなサムは…】 #️⃣(67) Thubway Tham’s Tough Day (DSM1924-11-29) ?グ正-14「サムの悪日」、博文館29-11、新青年1925-06増大(坂本義雄) 【せっかくの気持ちの良い午後、ノエルと会ったので嫌な気持ちに。クラドックが来てノエルを一喝してくれたが…】 #️⃣(68) Thubway Tham’s Word of Honor (DSM1924-12-27) #️⃣(69) Thubway Tham’s Wonderful Day (DSM1925-??-??) ※EQMM1952-05 original title unknown 日本版EQMM1961-01「サムの吉日」(三田村裕) 【 】1925年初出作品のリプリントらしいが同定出来ていない。平山英書誌ではリプリントでなく新作(138)としている。 #️⃣(70) Thubway Tham Meetth Elevated Elmer (nv) (DSM1925-06-13) ☆ 平凡29-12「サムの合資会社」 【エルマーがサムに持ちかけた相談とは?】翻訳で「昇降機(エレベーター)」となっているのはElevated Train(高架鉄道)の事ですね。 #️⃣(71) Thubway Tham and Simon Trapp’s Trap (DSM1925-06-27) 【 】Simon TrappはRoy W. HindsがDSM1921-01-08から連載している質屋の主人のシリーズ。翻訳あり? #(50)同様、人気キャラの共演企画。Hindsがまず"Simon Trapp and Thubway Tham" (初出DSM1925-04-11)を書き、その返礼作 #️⃣(72) Thubway Tham’s Underground Loyalty (DSM1925-07-04) ? 平凡29-8「サムの御奉公」、新青年1928-10(坂本義雄) 【サムは地下鉄で偶然、悪党二人が何か企んでるのを見つけたが、チクる訳にはいかない】 #️⃣(73) Thubway Tham’s Crothword Puthle (DSM1925-08-29) グ正-5「サムのクロスワード」、博文館29-15、 平凡29-7、新青年1928-08夏期(坂本義雄) 【いつもの広場でクロスワードをやってる奴がいた。六文字に苦しんでいる】 #️⃣(74) Thubway Tham Plays (DSM1925-09-12) #️⃣(75) Thubway Tham’s Labor of Love (DSM1925-10-24) #️⃣(76) Get Your Hair Cut (DSM1925-11-28) 【 】平山英書誌 は本作をリストから外している。私もFictionMags Indexのシリーズ登録誤りだと思う。 #️⃣(77) Thubway Tham and the Con Man (DSM1926-02-13) ? 平凡29-11「サムとペテン師」 【ノエルがシカゴから来たペテン師をサムに紹介する。スリを馬鹿され、サムの心に火がついた】#(50)と似た導入だが、その後の展開が違う。 #️⃣(78) Thubway Tham, Good Thamaritan (DSM1926-03-27) #️⃣(79) Thubway Tham Tunes In (DSM1926-04-10) ◼️TTMgPk-3 グ正-2「サムのラジオ」、博文館29-17、新青年1926-09(坂本義雄) 【人助けでラジオを買って夢中になるサム。ある日ムーアが頼み事にやって来た】 #️⃣(80) Thubway Tham’s Red Wallet (DSM1926-04-17) #️⃣(81) Thubway Tham’s Skyrocket (DSM1926-07-03) ?創元-10「サムと南京豆」、新青年1933-07「南京豆(ピーナツ)のピート」(不明) 【不景気がスリ業界にもやって来た。他業種の男がサムのところに来て…】 #️⃣(82) Thubway Tham’s Monkey Pal (DSM1926-08-07) ☆グ正-3「サムと猿公」、博文館29-04、新青年1927-02新春(坂本義雄) 【不運続きのサム、マディソン広場のベンチに座っていると、上司に譴責されて頭に来ているクラドックが現れた。サムは地下鉄を諦めセントラル・パークの動物園に行く】 #️⃣(83) Thubway Tham’s Pupil (DSM1926-10-09) ☆ 平凡29-10「サムと悪童(チンピラ)」 【マディソン広場のいつものベンチに15歳くらいのガキがいて、何やら絵を描いている】 #️⃣(84) Thubway Tham’s Chrithmath Tree (DSM1926-12-25) #️⃣(85) Thubway Tham Steals a Base (DSM1927-10-08) #️⃣(86) Thubway Tham and the Rube (DSM1927-11-12) ☆ 平凡29-1「サムと田舎者」、新青年1928-02(河上五郎) 【ニューヨークは初めて、と言う田舎者と知り合ったサム。下心満々で地下鉄見物に案内してやるが…】 #️⃣(87) Thubway Tham’s Puzzling Leather (DSM1927-11-26) ☆ 平凡29-13「サムと魔法財布」 【サムが「ご立派な男」からスった財布は不思議な細工だった】 #️⃣(88) Thubway Tham, Patriot (DSM1928-02-25) ☆ 平凡29-5「サムの愛国者」、新青年1929-03(横溝正史) 【明日はワシントンの誕生日。サムは新しい下宿人が建国の父を悪く言うのを聞く】 #️⃣(89) Thubway Tham’s Ides of March (DSM1928-03-24) ☆創元-2「サムと厄日」、新青年1935-08夏期(吉岡龍)、新青年1929-01新年「サムと該撤(シイザア)」(阪本義雄) 【クラドックが明日は三月十五日、シーザーが殺された悪い日だ、と講釈。次の日、サムは仕事をしに出かけるが…】新青年で二回掲載されている。既訳に気づかなかったのだろうか。 #️⃣(90) Thubway Tham Shakes a Star (DSM1928-03-31) ?創元-8「サムと大スター」 【サムが映画を楽しみに行ったら、意外なものを観た】 #️⃣(91) Thubway Tham’s Terror (DSM1928-05-05) ☆平凡29-4「サムの恐怖」、新青年1929-06増大(訳者?) 【大学のある北ターミナルまで来たサム。普段来ない土地だが、放心家の教授が財布を見せたので…】 #️⃣(92) Thubway Tham’s Tender Heart (DSM1928-06-23) #️⃣(93) Thubway Tham’s New Thuit (DSM1928-07-28) #️⃣(94) Thubway Tham’s New Thought (DSM1928-09-08) ☆新青年1928-12「サムの新思想」(坂本義雄) #️⃣(95) Thubway Tham Meets the Crimson Clown (DSM1928-11-24 to 1928-12-22) 5 parts serial◼️Paperback (Zorro publications 2018) 【Delton Prouseは手紙を受け取った。「お前がCrimson Clownだと俺は知ってるぜ」】Crimson ClownはマッカレーがDSM1926-07-31から連載している義賊シリーズ。新青年1939-05増刊「赤い道化師」(妹尾アキ夫)がその一篇だろう。#(50)#(71)と同じく人気キャラの共演企画。平山英書誌 では(093-097)と五つに分けて登録している。 #️⃣(96) Thubway Tham’s Female Petht (DSM1930-08-23) ☆グ続-1「サムの女嫌い」、新青年1931-10増大(坂本義雄) 【警察のお偉いさんが来たとムーアがサムの部屋に来た。出ると上流婦人がいて、意外な頼み事を…】 #️⃣(97) Thubway Tham Loveth Dogth (DSM1930-09-27) #️⃣(98) Thubway Tham—Kidnaper (DSM1930-11-22) ☆創元-4「サムと子供」、新青年1938-02新春(吉岡龍) 【最近誘拐が多くて憂鬱なクラドック、手柄を立てようとサムに張り付いてうるさい】 #️⃣(99) Thubway Tham on the Air (DSM1930-12-06) ☆創元-1「サムの放送」、新青年1939-02新春(吉岡龍) 【昼過ぎまで寝ていたサム。今夜9時半からサムがラジオ番組でインタビューされるのだ】 #️⃣(100) Thubway Tham’s Ignoble Patht (DSM1930-12-13) ?創元-5「サムとうるさがた」、新青年1937-02新春(吉岡龍) 【昔、アトランティック・シティで知り合ったセントポールの田舎者がNYに来た。言うことがことごとくむかつく】 #️⃣(101) Thubway Tham—Framed (Street & Smith's DSM 1931-05-09) ?創元-3「サムと指紋」、新青年1935-08夏期(乾信一郎) 【マディソン広場のいつものベンチで嫌な予感がした。クラドックの態度がおかしい。これ見よがしに太った財布を見せつける奴もウロウロしている】 #️⃣(102) Thubway Tham Back Again (Street & Smith's DSM 1933-11-25) #️⃣(103) Thubway Tham and Nira (Street & Smith's DSM 1933-12-10) #️⃣(104) Thubway Tham Theeth the Fair (Street & Smith's DSM 1933-12-25) #️⃣(105) Thubway Tham—Gangthter (Street & Smith's DSM 1934-01-10) #️⃣(106) Thubway Tham at the Danthe (Street & Smith's DSM 1934-01-25) ◼️IntAr(MGZN) 【警官が近づいてきたのでサムは警戒した。だがチャリティ舞踏会へのお誘いだった】 #️⃣(107) Thubway Tham—Thethpian (Street & Smith's DSM 1934-02-10) #️⃣(108) Thubway Tham’th Glad Ragth (Street & Smith's DSM 1934-02-25) #️⃣(109) Thubway Tham Meets a Racket (Detective Fiction Weekly 1937-05-29) ◼️Webサイト"Luminist"に初出雑誌のPDFあり 【タイムズスクエア駅でサムは太った赤ら顔の標的を見つけた。上手くやった、と思ったら…】 #️⃣(110) Thubway Tham’th Thitdown Thtrike (Detective Fiction Weekly 1937-09-11) #️⃣(111) The Return of Thubway Tham (Street & Smith's DSM 1937-10) #️⃣(112) Thubway Tham’s Jewelry Haul (Clues Detective Stories 1937-10) #️⃣(113) Thubway Tham—Model (Clues Detective Stories 1937-11) #️⃣(114) Thubway Tham’s Hot Wallet (Street & Smith's DSM 1937-11) ◼️IntAr(MGZN) 【クラドックは上司にこってり絞られ、サムに警告する。サムが地下鉄に乗ると刑事は誰も見当たらないが…】雑誌は全部新作と強調している。 #️⃣(115) Thubway Tham Buys Buttons (Clues Detective Stories 1937-12) ◼️IntAr(MGZN) 【実はサムは映画好き。男らしいヒーローものや冒険ものが好き。ラブシーンにはゲッソリなんだが…】雑誌は全部新作と強調している。 #️⃣(116) Thubway Tham—Vox Pop (Street & Smith's DSM 1937-12) #️⃣(117) Thubway Tham’s Old Coin (Street & Smith's DSM 1938-01) #️⃣(118) Thubway Tham’s Own Wallet (Clues Detective Stories 1938-01) #️⃣(119) Thubway Tham Goes Highbrow (Clues Detective February 1938-02) #️⃣(120) Thubway Tham to the Rescue (Street & Smith's DSM 1938-02) #️⃣(121) Thubway Tham, and the Stars (Street & Smith's DSM 1938-03) #️⃣(122) Why Tham Never Reformed (Clues Detective Stories 1938-03) #️⃣(123) Thubway Tham’s Thothial Thecurity (Street & Smith's DSM 1938-05) ◼️Webサイト"Pulp Magazines Project"に初出雑誌のPDFあり 【「社会保障」が気になるサム。広場で演説する男に惹かれて聞いていると…】 #️⃣(124) Thubway Tham, Thvilian (EQMM1944-03) 『完全犯罪大百科(下)』「愛国者、地下鉄サム」(厚木淳)、HMM1976-10「市民サム」(乾信一郎) 【サムは志願したが身体検査ではねられた。クラドックは情報局に入る予定だと言う】 #️⃣(125) Thubway Tham’s Deed of Mercy (BBD1948-09) ◼️"Second Johnston McCulley Mystery MegaPack"に収録 【明日は家賃支払い日なのにスッカラカンのサム。ムーアは家賃には厳しいのだ】 #️⃣(126) Thubway Tham’s Perfect Day (BBD1948-11) ◼️4thMysteryMgPk 【六月の朝、素晴らしい日をクラドックに台無しにされたが、友人の娘アニーに出会う】 #️⃣(127) Thubway Tham Begins the Year (BBD1949-01) #️⃣(128) Thubway Tham’s Quiz Program (BBD1949-03) ◼️IntAr(MGZN) 【最悪の日。昨日ポーカーで負け持ち金は1ドル20セント。広場でラジオのクイズ番組のMCに出会った】 #️⃣(129) Thubway Tham’s Raffle Ticket (BBD1949-05) ◼️TTMgPk-11 【刑事を避けたサムは知らない場所に迷い込んだ。タバコが切れたので店で買おうとするとカートンを売りつけて来る】 #️⃣(130) Thubway Tham’s Couthin (BBD1949-Fall) ◼️Webサイト"Luminist"に初出雑誌のPDFあり 【ムーアの安宿の3階に住むサム。Seth Seeleyという田舎者が会いに来てるぞ、とムーアが言った】 #️⃣(131) Thubway Tham’s Funny Money (BBD1950-Winter) #️⃣(132) Thubway Tham’s Veiled Lady (BBD1950-Spring) #️⃣(133) Thubway Tham, Eye Witness (BBD1950-Summer) #️⃣(134) Thubway Tham Ith Raided (BBD1950-Fall) #️⃣(135) Thubway Tham’s Crisis (BBD1951-Winter) #️⃣(136) Thubway Tham’s Nithe Old Lady (BBD1952-Winter)◼️Webサイト"Luminist"に初出雑誌のPDFあり 【縄張りを荒らされ、ポーカーでは素寒貧のサム。いつものベンチに座っていると上品な老婦人が話しかけてきた】 #️⃣(137) Thubway Tham Returns (SaintMM1959-01) ◼️Webサイト"Luminist"に初出雑誌のPDFあり 【十五年ぶりにNYに帰ってきたサム。地下鉄やムーアの安宿やレストランや広場が懐かしい】とすると#(124)以降のBBD掲載作品は全てリプリントなのか? #️⃣(138) Thubway Tham’s Double Play (Mike Shayne MM 1959-02) #️⃣(139) Thubway Tham’s Bomb Scare (SaintMM1960-01) |