皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
37971. | RE:RE:『マンヴィル・ムーンの事件簿(仮)』リチャード・デミング 翻訳新刊、新潮文庫から! 人並由真 2025/03/18 21:53 [雑談/足跡] |
おっさん様 レスありがとうございました。 > 近年の新潮文庫の、海外ミステリ分野での企画は、予想の斜め上を行っていますね。 > しかも精力的で頼もしい。 いやまったく。論創の海外ものの刊行ペースが一時期の月2冊から 最近の一冊前後に落ちてしまい(なんも出ない月も多いし)、 さらに新・「奇想天外の本棚」がどうなるのか(ほぼ絶望)という現状 新潮文庫は神! という感じです。年の瀬にコリン・フォーブスを 発掘してくれた際にも地味に喜びましたが、今回のマンヴィル・ムーンの件で もう足を向けて寝られない! という思いです。 とはいえ当方のように割と幅広いジャンルオッケーならとても嬉しいのですが クラシックパズラーももっと充実させてほしい、というお気持ちもよ~く わかります。お話のブッシュは、どのへんがおっさん様の注目ポイントなのか 実作に触れるときを楽しみにしています (実はいまも目の前に『チューダー女王』があるのですが…… なんかもったいなくって、なかなか読めない……) ちなみにウォーは、自分も、まずはフェローズ署長もののコンプリート翻訳を 優先願いたいですが、その前夜的な作品『失踪当時』も十二分に面白かったし さらには晩年のサイモン・ケイものもノンシリーズ作品もスキですので どれが来てもウェルカムです(笑)。とにかく論創がウォーに着手してくれたのが 嬉しいですね(そのノリで、ベン・ベンスンとか出ないかな~と思ってますが)。 しかしおっさん様の > こうして、おのおのが自分の目で見て判断する機会が提供されるのは、とても有難いことだと思うのです。 > もしつまらなかったら、「やっぱりこれじゃ売れなかったよねw」と笑い話にできますし、もし面白かったら、儲けものじゃないですか。 というポジティブなご意見はもって見習うべき、と存じました。 とにかく発掘される旧作ミステリ、一冊一冊、良い付き合い方を していきたいと思います。 こちらこそ、おっさん様の毎回のレビューを楽しみにしております。 (まだ乱歩の対談集とか手をつけず、すみません・汗。) 今後ともより一層、よろしくお願いいたします。 人並由真 拝 |
37961. | RE:『マンヴィル・ムーンの事件簿(仮)』リチャード・デミング 翻訳新刊、新潮文庫から! おっさん 2025/03/17 06:53 [雑談/足跡] |
人並由真様 ご無沙汰しています。 近年の新潮文庫の、海外ミステリ分野での企画は、予想の斜め上を行っていますね。 しかも精力的で頼もしい。 正直なところ、当方の好みとはズレがあるので、熱中して追いかけてはいませんが、もっといろいろ古めのところを掘りおこしはじめたら(たとえばジェラルド・カーシュの Night and the City(1938)あたりとか、紹介してくれたら)、俄然、夢中になるかもしれません。 リチャード・デミングは、ノン・シリーズの短編を幾つか読んでいるだけですが、なかでは、かつて『別冊宝石』に訳された「ちゃっかりした女」(別題「女の感覚」)というのが、パズラーではないものの、密室ものとして印象に残っています。トリックを、短編ミステリとして効果的に演出する腕ですね。 おかげさまで、ひさしぶりに思い出しました。『マンヴィル・ムーンの事件簿(仮)』も、出たら読んでみようかな。 論創社のヒラリー・ウォーも、4月には出るようですね。 どうせ出すならフェローズ署長もののほうが……とか、野暮は言いますまい。 最初期のウォーの私立探偵小説は、後年、作者自身が否定的なコメントをしたこともあって、やれ類型的だ通俗だと片付けられがちですが、実際に読んでコメントしている人って、誰かいるのかな? こうして、おのおのが自分の目で見て判断する機会が提供されるのは、とても有難いことだと思うのです。 もしつまらなかったら、「やっぱりこれじゃ売れなかったよねw」と笑い話にできますし、もし面白かったら、儲けものじゃないですか。 そういう意味では、論創海外ミステリの刊行予定に載っている、クリストファー・ブッシュの『プラムリー氏の奇妙な遺産』なんかも、個人的には楽しみにしています。これも未訳デビュー作で、こちらは一応、シリーズ・キャラクターのトラヴァースは出てくるものの、後年のブッシュとは傾向が違うらしいので。どうせブッシュ初期作を出すなら The Case of the April Fools のほうが……とか、野暮は(以下略)。 それでは、ますますのご健筆を祈念しております。 おっさん拝 > [ 人並由真さんのコメント ] > たぶん確実に120%、世代人ミステリファン向けの告知です(笑)。 > > 先ほどTwitter(Ⅹ)で知りましたが、新潮文庫から6~8月ごろに > あのリチャード・デミング(別名義マックス・フランクリンほか)の > 私立探偵マンヴィル・ムーンが主役の連作中短編集が刊行予定だそうです。 > > デミングと言えば、ポケミスの『クランシー・ロス無頼控』が > 割と知られていますが、実際にはデミングのメインシリーズ名探偵は > こっちのマンヴィル・ムーンだと、1950年代の日本版「マンハント」の > 時代から何十年にもわたって、小鷹信光氏をはじめとする > 海外ミステリ研究家によって、ちょこちょこ日本のミステリファンに > その存在が伝えられながら、実作がほとんど本邦ファンの目にとまることの > なかった「幻の(本国ではマイナーメジャーらしい)私立探偵」キャラでした。 > 最大の個性として、片足が義足だという文芸設定がよく知られています。 > 身障者シリーズ探偵の比較的、先駆のひとりですね。 > (もしかしたら日本版マンハントに1~2編、翻訳が > あったかもしれませんが、すぐには確認できません。) > > そのマンヴィル・ムーンが、日本で初めて? 紹介されてから > 70年前後経った今年、ついに一冊の新刊として日本語で登場! > > 50年代私立探偵ものの大ファンである自分などにとっては > 奇跡ともいえる朗報です。 > 初期短編のなかにはパズラー要素のものもあるらしく > 密室ものの中編などもあるとのこと。 > (まあパズラー度の絶対的評価の物差しなら > ソコソコのものかも知れませんが、その辺は > 作者の用意した興趣を楽しみたいものです。) > > > 今年は、ようやっと論創の発売の告知(日程付き)にヒラリー・ウォーが乗り > また息子フランシスの競馬シリーズの翻訳も再開(初弾はシッド・ハレー) > ということで喜んでいましたが、個人的には最大級の歓喜ニュースです! > (フーン、とか、だからなんです、という方は、とりあえず、スルー下さい・笑) > > 長々と失礼しました。人並由真でした。 |