皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
sophiaさん |
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平均点: 6.93点 | 書評数: 379件 |
No.119 | 10点 | 時計館の殺人- 綾辻行人 | 2014/06/28 19:08 |
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館シリーズと言えば十角館と時計館の二強ですかね。分厚さを感じさせないくらい一気に読まされました。十角館以上にテンポよく人が死んでくれます。そして相変わらず2パートの構成が上手い。この空前の大トリックを使う必然性を持たせるために、よくぞこれだけの話を作りました。お見事。しかし鹿谷さん、旧館内の学生たちの身の危険を自ら指摘しておきながら、結局ほったらかしにするのはどうなんですかね。 |
No.118 | 5点 | 殺人鬼2- 綾辻行人 | 2014/06/28 02:21 |
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1に比べると数段落ちますかねえ。
残虐度だけは増している気がしましたが。 今作で殺人鬼が生身の人間じゃないことがはっきりしちゃった感じなのも興ざめなところです。 |
No.117 | 8点 | 殺人鬼- 綾辻行人 | 2014/06/28 02:18 |
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AだのBだの何なんだと思っていたら最後に納得。
あまり細かく読まない私の性質が幸いして上手く騙されました。 完全に好みが分かれる作品だとは思いますが、私は好き。 |
No.116 | 8点 | 迷路館の殺人- 綾辻行人 | 2014/06/28 02:10 |
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館シリーズの中では平均的な出来。
十角館や時計館と比べるとインパクトがやや不足。 ちなみにこの作品は泡坂妻夫氏の某有名作にインスパイアされたんでしょうか。 |
No.115 | 10点 | 十角館の殺人- 綾辻行人 | 2014/06/05 21:55 |
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初読のときモーリス・ルブランを知らなかったのが残念でした。
「第四章 二日目・本土」の最後の二文が少々アンフェアかなあと思わなくもないですが・・・ |
No.114 | 10点 | オリエント急行の殺人- アガサ・クリスティー | 2014/05/31 00:36 |
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小学生の時に児童向けの読み物みたいなので読んだのが最初。
こんなのがアリなのかと衝撃を受けたのを覚えています。 本格的にミステリーにはまったのは大人になってからですが、間違いなくその礎となっている作品です。 ラストに解答が2つ提示されるというのが趣深い。 |
No.113 | 10点 | アクロイド殺し- アガサ・クリスティー | 2014/05/30 23:28 |
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大技だけど論理的に犯人を指摘することができるようになっている。
だからこそポアロが犯人を指摘した後の「死のような沈黙」が効いてくる。 |
No.112 | 4点 | 複数の時計- アガサ・クリスティー | 2014/05/30 22:57 |
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時計の意味が何かしょぼい・・・
たったそれだけのことかというガッカリ感があった。 |
No.111 | 7点 | スタイルズ荘の怪事件- アガサ・クリスティー | 2014/05/30 22:51 |
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処女作およびポアロシリーズ第1作としてはなかなか。 |
No.110 | 3点 | ビッグ4- アガサ・クリスティー | 2014/05/30 22:45 |
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これはギャグ。 |
No.109 | 8点 | 葬儀を終えて- アガサ・クリスティー | 2014/05/30 22:39 |
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ポアロシリーズ最後の名作。
これ以後のは正直凡作ばかり。 |
No.108 | 10点 | そして誰もいなくなった- アガサ・クリスティー | 2014/05/30 22:24 |
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10数年ぶりに再読したついでにコメント。
この作品を面白いと思えない人はミステリー適性がないと言っても過言ではないのではないでしょうか。 初読時、ゆっくり読むタイプの私がついつい一晩で一気に読んでしまったことを覚えています。 このような作品は他に綾辻行人「時計館の殺人」と東野圭吾「白夜行」だけです。 |
No.107 | 8点 | 皇帝のかぎ煙草入れ- ジョン・ディクスン・カー | 2014/05/22 19:05 |
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サスペンス的な面白さがあった。
「火刑法廷」よりこっちの方が好き。 もうちょっとイヴを絶体絶命に追い込んでもよかったかも。 |
No.106 | 9点 | 青の炎- 貴志祐介 | 2014/05/21 23:13 |
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自分の罪がばれないかヒヤヒヤする夢を見て汗びっしょりになって目覚めることが時々ありますが、それを小説で体験させてくれる作品。
第1の殺人はかなり石橋を叩いて渡った印象ですが、第2の殺人のときはまるで別人のように大胆。 計画が粗くて本当にヒヤヒヤして読みました。 そして最後はああなっちゃうんですね。 |
No.105 | 4点 | さまよう刃- 東野圭吾 | 2014/05/21 23:00 |
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ひねりがなく、人間描写も浅い。
こういうストレートな社会派作品には向いていない。 作中に何かギミックを仕込まないと読めない作家なのかなと思う。 |
No.104 | 8点 | 悪意- 東野圭吾 | 2014/05/19 22:39 |
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最終章が素晴らしい。
太宰治の名作「駆け込み訴え」を読んだときのようにゾクゾクした。 一人の人間の発言しか書かれていないが、そこにもう一人いることが鮮明に感じられた。 最終章のためだけに書かれた作品と言っても過言ではないほど。 トリックのひとつに法月綸太郎「頼子のために」と同じ物がありましたね。 |
No.103 | 7点 | 人形館の殺人- 綾辻行人 | 2014/05/19 18:00 |
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評価が難しいですね。
真相はおそらく多くの人が読んでいる途中で薄々感付いたのではないでしょうか。 犯人の心理描写等がいかにも思わせぶりな書き方でしたからね。 自分の場合は多分そうだろうなと思って読み進めていたので、さほど腹が立つこともありませんでした。 むしろ楽しんで読めた方です。 しかし終盤の島田潔が颯爽と現れるシーンを想像すると滑稽ですね。 |
No.102 | 7点 | 火刑法廷- ジョン・ディクスン・カー | 2014/05/16 03:26 |
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消える女のトリックは何となく予想付きましたが、やっぱり部屋の見取り図が欲しかったですね。
死体を隠していた○が自分がイメージしていた物より遙かに大きい物のようで戸惑いました。 アリバイ崩しがやけにあっさりしてて拍子抜け。 中盤まですごく面白かっただけにラストにがっかり。 こういうどっちにも取れるような曖昧な終わり方好きじゃないんです。 逃げだと感じてしまうんで。 |
No.101 | 6点 | 長いお別れ- レイモンド・チャンドラー | 2014/05/03 17:33 |
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「さらば愛しき女よ」よりは全然読めました。
ラストにはちょっと感動しました。 でもやっぱりハードボイルドって基本的に合わないかも。 |
No.100 | 4点 | さらば愛しき女よ- レイモンド・チャンドラー | 2014/04/26 22:53 |
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終始退屈で、腑に落ちないところだらけでした。
この作家の作風は合わないのかな。 読み終わってもタイトルの意味が分かりませんでした。 「さらば愛しき女よ」って誰が誰に言ってる台詞なのか。 あと清水俊二の日本語訳がどうにも読みづらかった。 村上春樹版とどっちを買うか迷ったんですが、あっちはあっちで冗長そうでしたし、一長一短あるんですかねえ。 |