皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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レッドキングさん |
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| 平均点: 5.31点 | 書評数: 1047件 |
| No.987 | 3点 | ファイナル・ツイスト- ジェフリー・ディーヴァー | 2025/10/13 06:56 |
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| コルター・ショウシリーズ第三弾。ツイスト&ツイストのライムシリーズとは違い、ノン・ツイストで、「正義の味方」 vs 「極悪の大富豪」構図が疾走するストレートバトル。とても、ファイナル「ツイスト」とは言えないが、のべつ幕なしにディーヴァー小ワザが炸裂し、ハラハラどきどき~拍手パチパチ。(ま、こういうのもワルくない) | |||
| No.986 | 6点 | 女囮捜査官 3 聴姦- 山田正紀 | 2025/10/11 23:05 |
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| オトリ役の女捜査官、五感シリーズ「聴覚*」の巻。乳児誘拐の、巻を措く能わないサスペンスをエンジンに、サイコ操りミステリがネットりと進行して行く。誘拐密室トリック(見せ方イマいち)とエロい叙述トリックと、変に合理的Whyの解明が付く。
*人間は、視覚より聴覚を失ったときの方が精神のバランスを損なうと聞いたことある。 |
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| No.985 | 4点 | 女囮捜査官 2 視姦- 山田正紀 | 2025/10/09 19:41 |
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| オトリ役の女捜査官、五感シリーズ「視覚」の巻。連続ホステスばらばら殺人事件が、耽美的・猟奇的色彩を帯び(ま、バラバラだけで充分リョウキ ๏Д⊙ だが) 、さらに、ん?「占星術」?匂わせて・・クロフツを半次元とばしたアリバイ錯視ネタ(おしい^^; もすこし見せ方工夫してチョ)と、耽美サイコ物の複合技であった。一気読みレベルの面白さ。 | |||
| No.984 | 7点 | アンデッドガール・マーダーファルス4- 青崎有吾 | 2025/10/08 06:07 |
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| 生首美少女探偵シリーズその四は、主役トリオ「過去編」で、流れ的には「番外編」。
「知られぬ日本の面影」 小泉八雲と「赤毛連盟」オマージュと妖怪ねたアクションと。7点 「輪る夜の彼方へ流す小笹船」 如何に少女は「不死」となりし哉、の平安朝幻想譚、ロジック付き。6点 「鬼人芸」 如何に落語マニアの不良孤児は半鬼となりし哉、の怪異浪漫冒険譚。(採点対象外) 「言の葉一匙、雪に添え」 如何に不死少女は「生首」となりし哉、メイドの正体や如何、の鏡花風幻想譚。(同上) 「人魚裁判」 生首少女探偵による、被告人魚の殺人冤罪をはらす無罪ロジック、見事。8点 第二~四編は、本格ミステリとは言えないが、こちらの方が面白い。特に、第三編は長編ロマン並みの充実感。 ※はやく「その五(第六章 秘薬)」が読みたぁい! |
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| No.983 | 6点 | 抱く女- 桐野夏生 | 2025/10/06 23:16 |
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| 敗戦から二十数年を経て、政治・闘争だけでなく、精神・情念においても、ようやく、旧権威へのアンチ衝動が煌めき出した、60年代末~70年代初頭。が、反権威それ自身もまた、新たな権威として己を紡いで行ってしまった時代。
そして、人類史(おそらく哺乳類のレベルで)に普遍的にながれて居る、「男 - 女」の「支配-被支配」構造。フェミニズムという概念は知られず、せいぜい「ウーマンリブ」という、好奇・嘲り・冷笑の視線で迎えられた女達の抵抗表現。ジャズ喫茶・新左翼セクト・雀荘・・前衛の衣を纏った、旧態依然たる文化装置。曙光の幻影をチラつかされながら、閉塞した制度を生きざるを得なかった女達への苦い哀哥。(全然ミステリでないが、まあ、いいや、点数、大おまけ) |
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| No.982 | 5点 | リアルワールド- 桐野夏生 | 2025/10/06 23:13 |
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| 母親を殺して逃亡した17歳の高校生「ミミズ」、少年と偶然に関わった四人の女子高生グループ「ホリニンナ」「テラウチ」「ユウザン」「キラリン」、五人の一人称叙述で進行する・・サスペンスともノワールとも違う・・限りなくダークに近いグレイ、ざらついた不協和音の青春ブンガク・・・(あんまりミステリしてないが、まあ、いいや、点数オマケ) | |||
| No.981 | 3点 | 魔のプール- ロス・マクドナルド | 2025/10/01 21:45 |
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| リュウ・アーチャー(どうしても、「竜・あチャぁあああ 乁( •_• )ㄏ 」ってなB級カンフー連想する) シリーズ第二作。劇団役者の妻からの不倫脅迫手紙の調査依頼。依頼者周辺の探索が、型通り殺人事件に出くわして・・妙にリアル感あるワケ有り一家の「ワケ」判明が、まんま事件の答えであった。(※オトコならコブシで来な ! ᕙ(°°)ᕗ・・アメリカンやね) | |||
| No.980 | 7点 | アンデッドガール・マーダーファルス3- 青崎有吾 | 2025/09/29 23:05 |
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| 生首美少女探偵シリーズその三。その一そのニは、一応、中編二章構成だったが、その三の「人狼」章は長編。ドイツの深い森に、滝と崖を隔てて並存する人間寒村と人狼集落。両村で時を同じくして起きる少女連続殺害事件。特殊設定の本格ロジックミステリであり、人狼集落を舞台にしたSFであり、主役トリオが、保険機構の殺戮者男女やモリアーティ派遣の化け物達、村人や人狼達と、五つ巴でバトルする活劇でもあり・・この作家、人気漫画・アニメの超売れっ子原作者になれる力量ありそ。 | |||
| No.979 | 5点 | アンデッドガール・マーダーファルス2- 青崎有吾 | 2025/09/27 22:53 |
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| 生首美少女探偵シリーズそのニ。
「怪盗と探偵」 伝説宝石めぐる、五つ巴・・「ホームズ・ワトスン」 vs 「ルパン・ファントム」 vs 「モリアーティ・ 切り裂きジャック・カーミラ他二体」 vs 「保険機構の超人男女」 vs 「主役トリオ」 ・・入り乱れての 丁丁発止バトル、ハチャメチャだが、宝石奪取不可能大技トリックの主幹はぶれずに貫かれ・・ 「夜宴」 一応、別章体裁だが、まんま承前・・肉弾バトル、さらにハチャメチャ、とてもミステリとは・・・ ※この若手作家、「人間描けない」本格の人と思っていたら、何というキャラ立ちした面白さ! ま、主人公はじめ、出て来るキャラほぼ全員、「人間じゃない (థഋథ) 」 んだけどね ٩( ᐖ )و |
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| No.978 | 8点 | アンデッドガール・マーダーファルス1- 青崎有吾 | 2025/09/25 16:00 |
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| 生首(!)美少女探偵、半鬼の青髪従者青年、無表情無敵のメイド女、人外トリオが主役。「~館の殺人」シリーズのキャラ不立ち感なんだったんだろて位に面白い・・ライトノベル超えて人気漫画レベル。
「吸血鬼」 ドラキュラ風家族に起きた殺「人」事件の解決依頼を受けた人外探偵トリオ。犯人特定ロジック見事。 「人造人間」 こちらはフランケンシュタイン風設定の密室殺人事件。特殊設定下での密室トリックのロジック。 有栖川有栖・麻耶雄嵩以降の、「新々本格」若手作家達のロジックレベルの高さは、驚嘆すべきだと思うが、中でもこの作家の「簡潔」な「腑に落ちる感」が、飛びぬけて好きだ。 |
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| No.977 | 5点 | 女囮捜査官 触姦- 山田正紀 | 2025/09/22 23:12 |
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| オトリ役の女捜査官、五感シリーズ「触覚」の巻。「電車内痴漢→トイレ内絞殺」の連続殺人鬼を追う捜査陣で紅一点(いや二点)の女捜査官・・肩書きは「みなし公務員」(なんじゃそれ)・・。殺人鬼Who?展開が、一転二転三転そして四転・・二転くらいなら普通の刑事ドラマで、三転でも「相棒」等でお目にかかれるが、さすがに四転までは、なかなかに・・。面白かったが、「こういうオチ」かな?と思った通りの、「そういうオチ」であった。
素晴らしき叙述トリック怪作「殺戮にいたる病」程の驚き小説には、ナカナカお目にかかれんねぇ)^o^( |
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| No.976 | 5点 | 廃遊園地の殺人- 斜線堂有紀 | 2025/09/20 23:07 |
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| 乱射事件により開業そうそう廃園となった遊園地、二十年を経て廃墟に招かれた男女、お決まりのクローズドなんたら連続殺人劇のWho・Why。過去因縁話と第一人称手記を挟んだ、ちと陳腐な人物トリックともかく、「串刺し」「バラバラ」ネタの方が惜しい。もう一工夫あれば、「妖魔」島荘「魍魎」枢軸の新開拓になってたかもしれない・・そしたら、7~8点行ってた(かな)。 | |||
| No.975 | 8点 | 螺旋- 山田正紀 | 2025/09/18 22:35 |
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| 地下トンネル水道という「密室」から消失し、二か月を経て海より帰還した屍体。「旧約聖書」見立て殺人に、京極風味の奇譚伝承蘊蓄あっさり版と、連城三紀彦風情景の枯淡版を加味した様な、見事なるホンカク(^^;)密室もの。
※またも、当サイトで知った作家(いままで知らなかった・・結構、名のあるイイ歳の人なんだな) |
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| No.974 | 4点 | 魔の山- ジェフリー・ディーヴァー | 2025/09/14 17:15 |
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| コルター・ショウシリーズ第二弾。今回のテーマはカルト。研修キャンプ場の如き健全な体裁を持ちながら、恐るべき内奥を持つカルト集団。身分を偽り潜入活動を行う、賞金稼ぎコルター。ハラハラどきどき巻を措く能わず、面白い。が、ディーヴァ-らしからぬ、何というノーツイスト・ストレート主幹。探偵でも官憲でもなく「賞金稼ぎ」が謳い文句のはずが、ひたすら無償の正義を動機に、命さえ賭けるヒーロー・コルター。本格物なら、ぜぇーったい最後こうくるか?って捻り・返しさえなく、正義は正義、悪は悪、ラスボスサブボス風は、そのままラスボス・サブボスだった。
※ところで「カルト」、米国の有名な○○ファミリーや●●寺院、我が国の○○教・●●教会はじめ新興宗教および宗教もどき団体、のみならず、かつての新左翼過激セクトからマルチ商法団体、さらには音楽スター・学園運動部から自然保護・健康・ファッション・美容サークルに至るまで諸々様々繚乱にして、貫くのは千篇一律の精神構造。思えば、ナチス第三帝国も翼賛会大日本帝国も規模の大きなカルトだった。悪いが、某ミンシュ主義じんみん共和国および米国某大統領支持派もね。(わたしゃ、最近の我が国セジョウにも、なんとなく、きな臭い風を感じておるよ、「飽きっぽさ」が救いだけどね、今のところ)・・1点、オマケつける。 |
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| No.973 | 3点 | I’m sorry、mama.- 桐野夏生 | 2025/09/12 23:14 |
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| 娼家に生まれ、母親も知らず児童施設で育った女。目先の衝動的判断で残虐行為を繰り返し、限りなく無意味な生を送るアンチヒロイン。シュールなまでにコミカルでグロテスクなファルス。それでも、「まだ見ぬ母を求めて」テーマの物語と、Whyネタ女流イヤミス体裁は辛うじて貫かれ・・ | |||
| No.972 | 7点 | ブラック・リスト- サラ・パレツキー | 2025/09/10 23:04 |
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| ヴィクシリーズ第十一弾。ヒロイン探偵の依頼仕事が、社会的問題を釣り上げてしまい、FBI・マスコミ・警察を巻込む騒動に発展する。黒人ジャーナリスト殺害事件のWho・Whyミステリにして、十六歳の少年少女 ( イスラム移民の少年と大富豪一族の子女・・米版「ロミオとジュリエット」 ) の逃亡劇に絡めたハードボイルド活劇、かつ、富豪一族の数世代に渡るプチ「百年の孤独」、面白かった。米国史上に度々繰り返される(のだろう)光景、自由・人権の理念と安全・保身の保守主義の相克。マッカーシズム(40~50年代の反共騒動)から、9.11後の反イスラム衝動まで貫く米国の病的ディレンマ・・リベラルにして大富豪の一族、左翼イデオロギストにして威圧的権威主義者、黒人にして共和党シンパ企業主、「かくれホモ」にして右翼愛国運動指導者・・そんな、分裂した社会精神が、今回の物語背景を成す。ヴィクの (おそらくパレツキー自身の)立場であるリベラル陣営の醜怪さも仮借なく抉り出し、敵陣営である保守右翼側への同情・理解も忘れない包括力がヨく。
そして、 齢四十を過ぎたヴィクの「老い」への思い・・「誰もがそこに行き着くのだ・・いずれはそこに行き着く・・逃れることは出来ない」・・苦い思いが、シリーズの最重低音部に澱み出し、今後、どうなってっちゃうんだろ。(だめだ、やっぱり、ミステリ部分を超えてオマケ付けざるを得ない・・どうしよ) |
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| No.971 | 4点 | 逃亡者のF- スー・グラフトン | 2025/08/31 00:59 |
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| キンジー・ミルホーンシリーズ "F"の巻。17年前の殺人の冤罪をはらすため、真犯人探しという難題依頼を受けたキンジー。美しく性的「奔放」だった被害者女子高生の過去に繋がる、海辺の小共同体の男女達。見苦しくも痛ましい男と女の実相が、新事件の展開と共に暴かれて行き、唐突な真相解明を迎える。ちょびいっと本格物の匂い(ニオいだけね)がした。 ※「 女に生まれて唯一不便なのは、立ったまま用が足せない事 」 ・・いいなあ相変わらず・・(^^♪ | |||
| No.970 | 4点 | ネヴァー・ゲーム - ジェフリー・ディーヴァー | 2025/08/27 05:02 |
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| コルター・ショウシリーズ第一弾。懸賞金付き行方不明捜しを生業とする、賞金稼ぎコルター・ショウ。リンカーン・ライムの科学分析や、キャサリン・ダンスの表情仕草透視に相当するショウの「武器」は、判断岐路の際に諸可能性を「%」で見積もる「確率」、これが、意外と説得力ある(だって、当たらなくてもイイんだもん(^O^))。行方不明事件が連続誘拐、殺人事件へと発展し、おっ、ハードボイルドパターンに縮む?思わせ、そこはディーヴァー、巨大ゲーム産業の闇とを繋ぐツイスト展開。が、敵役「ゲーマー」がチト期待外れ・・「ねずみ男=ΘτΘ=」言うのがシリーズラスボスらしい、で、オチはクリスティ特許(多分)の有名古典ネタと「エンプティ・チェア」の複合技であった。相棒となる黒人レズビアン刑事のキャラがよい。
※2025/10/12 追記。「ファイナル・ツイスト」読んだ。「ねずみ男」、ただのサブキャラだった。 |
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| No.969 | 3点 | 動く標的- ロス・マクドナルド | 2025/08/24 22:11 |
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| リュウ・アーチャーシリーズ第一弾(処女作ではないらしい)。行方不明捜し → 身代金誘拐事件 → 殺人事件とアクション → 劇画風どたばたツイスト・・絵(銭湯ペンキ絵)に描いた様なハードボイルド。ハンフリー・ボガードしかめ眉ヅラとも、「さむけ」アーチャーとも違う、痩身・繊細キャラのプロトアーチャー。「小さな危機が好きなんだよ・・支配できて、手なずけられる、チッちゃな危機がね」・・ゴルゴ系コワモテ役者よりも、大泉洋・堺雅人あたりが似合いそ。 | |||
| No.968 | 7点 | ビター・メモリー- サラ・パレツキー | 2025/08/18 22:03 |
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| ヴィクシリーズ第十弾。キンジーシリーズ”E”の巻同様、保険金詐欺事件が主幹。が、そこは、グラフトンに比べて重層的なパレツキー、旧ユダヤ難民の失われた過去探求譚が隣立し、ユダヤ人問題(欧州での迫害)と黒人問題(米国での差別)が背景を成す。E・トッド言うところの「黒人を向こう側に疎外する事によって、ユダヤ人を(欧州とは違い)こちら側に許容した米国」の深刻なディレンマ。もしかしたら、" 日本人(および東アジア人)を疎外する事によって、黒人を仲間として許容した ”てなパラレル別歴史も有り得たかもしれん米国。さらに、「催眠療法による抑圧された忘却の追想」 vs 「誘導により虚構された偽の追想」論争のテーマまでが重層し、すごいなぁ、サラ・パレツキー。たんなるハードボイルドを大きく超えちゃってる。 | |||