皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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斎藤警部さん |
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| 平均点: 6.69点 | 書評数: 1433件 |
| No.333 | 7点 | 天狗の面- 土屋隆夫 | 2015/10/20 00:20 |
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| 処女長篇ですが、その後の氏の作品とは全く異質な文体(いちいちユーモアで突っ掛かる&なんと読者に呼びかける!)で書かれており、いわゆる土屋文学の味に馴れていた私としては本当に驚きましたよ。 純度の高いパズラーに土着因習の匂いが被さって、魅力的なムードですね。
ちょっとメンタルマジックの企みを思わすトリックはね、すぐ勘付いちゃったどね、それが眞犯人像とも絶妙にリンクしてるわけでね、答合わせが愉しくて愉しくて。 |
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| No.332 | 7点 | 影の告発- 土屋隆夫 | 2015/10/20 00:10 |
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| 良き旧き昭和のデパート、エレベーターの中で殺人、声のダイイングメッセージ。。
いいなあ、昭和の殺人。 俺も往時にタイムスリップ出来たら一人くらいこの手で、キャバレー帰りにでも。。(悪すぎる冗談) 何気に盛りだくさんな内容を、緊張感ある文章で隅々まで端正に描き切っています。 アリバイトリックの風化など全く構わんですよ、とにかく犯罪捜査物語が面白くてね、読まされちゃうの。 |
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| No.331 | 6点 | 折々の殺人- 佐野洋 | 2015/10/19 12:24 |
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| 東大文学部卒の浮雲エリート仲間、大岡信が朝日新聞(佐野氏の勤めた読売のライヴァル)に連載した 文芸コラム”折々のうた”で紹介された古今の和歌・俳句にインスパイアされた小品を収めた後期短篇集。インスパイアと言っても核心部分では元の”うた”から離れている作ばかりで、小説と和歌との共鳴し合いをしみじみ玩味する様な代物ではないのがちょっと企画の浅さを感じるが、各作の前に置かれた、大岡氏による元のうた紹介とそのオリジナル解説、佐野氏による元のうた及び大岡氏の解説に対する感想と自分の小説に対する前書き、という都合五段構えの各プロローグ(長くはありません)を読むのも新奇で愉しく、また肝心の小説部分がじゅうぶん読書に堪えるのはやはり手堅い業師の仕事。めちゃ軽いですけどね。
中に一つ、氏にしては珍しいほど笑いに直結させる下ネタ押しで驚いたのがあった(品の有る艶笑っぽいのは氏によくあるけど)。と思ったらそれがミスディレクションだったってのかまさかの重い終盤展開に目を白黒、、とあっけに取られていたら最後は。。と意外なストーリー展開で飛びぬけて印象に残ったのがあったなあ。他に、老父の娘への切実な愛情がちょっと凄い形で具現化された、なのにどういうわけか心温まる殺人物語(?)もちょっと忘れがたい。とは言え全体で見ると質の高い読み捨て用といった趣き。悪くはありませんが、ファン向けだね。 最後に余計な事を言うと、本作連載の頃(平成に切り替わる前後)、氏は男性機能の衰えに煩悶されていたのではないかな、と窺える表現や主題が所どころ鼻に、いえ目に付きましたかな。中にはもう、そういうテーマの軽医学エッセイ(?)を照れ隠しにミステリの蓑を被って書いてるような作もありました。それはそれで興味深い。 その時の2人/固い背中/盛り上がる/階段の女生徒/夢の旅/衰える/ひそかな願い/意地悪な女 |
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| No.330 | 7点 | 模倣の殺意- 中町信 | 2015/10/19 11:47 |
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| 推理作家の卵による盗作を巡る紛糾と犯罪のストーリーは面白くて読みやすい。登場人物の絡み合いも適度に複雑で興味を唆る。 そして「あの」メイントリックが明かされた瞬間、驚き! に半拍遅れてしゅうぅ~と空気が抜けて物語の体積がしぼんでしまう感覚。振り返れば意外にも浅い内容。。しかしその内容を実際以上に膨らまして見せること自体に本作の勝負トリックが掛かっているのだから一種のアンチクライマックスも当然の帰結。やっぱり推理小説として豊かな作品と私には思える。ましてこのトリックをビートルズ解散からさして間もない日本で世に問うたってんだから(私の採点には影響しませんが)。
鮎川氏の書評「じっくり腰を据えて読みすすんでいくと、やがて、どうみても中町氏の書き誤りではないかと考えざるを得ない結論に達するのだが云々」は唆られますね。氏がこの傾向のトリックを自分でキメてくれてたらなあ(たとえば幻の「白樺荘」で、とか)と妄想せずにいられないじゃないですか。 忘れられていた作家「中町信」が再び脚光を浴びられたのは本当に良かった。 創元推理文庫の表紙、秀逸と思います。レジでびっくりする人も続出したとかしないとか。 |
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| No.329 | 6点 | 翳ある墓標- 鮎川哲也 | 2015/10/16 18:28 |
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| 私これにはちょっと点が辛いな。それでも6点。
なんか、スカスカなんすよね。 膵臓の弱いチンピラ作家が書いたみたいな。 アイデアというか、ミステリの核は興味惹くモノあるけど、鮎さんの絶妙な文章世界が好きな身としては、粗筋や骨格だけじゃないからね。 ご本人も「通俗小説とは際どい所で一線を画している」なんて意味の弁解(?)をしてるけどさ、それだけ意識してたんでしょうか、隠しきれない安っぽさを。 ところがですねえ、最後の最後の文だけ唐突に文学気取りな締め方をするのよ。これがまた頭に来てね(笑) おっと、言うまでも無いでしょうがファンなら必読ですよ。数が無いからね、鮎さんの長篇は。 |
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| No.328 | 5点 | ゲームの名は誘拐- 東野圭吾 | 2015/10/16 18:14 |
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| 誤変換すると「げー無の那覇結うかい」。 その昔、内容浅いなーと思った初めての東野作品だった。氏はモーツァルトの様に軽い文体で深い内容を叩き付けるのが真骨頂なのに、こりゃ軽くて浅くて、でも華やかな味があるヴィヴァルディの様だ。結末も早い段階でまるっと見切れた。それでも面白かったってんだから大したもんだ。 | |||
| No.327 | 5点 | 和時計の館の殺人- 芦辺拓 | 2015/10/16 06:52 |
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| 和時計の薀蓄は愉しく取り込ませていただきました。そこが面白さの本命で、肝腎の物語の印象は深く刻まれておりません。折角ギミックに溢れるポテンシャルを持つ素材を得ていながら。。上手に立ち回れば悪魔領域のアリバイトリックも創出可能だったろうに。。トリックを可愛がるあまり物語を副次的な存在に追いやった結果、折角のトリックまであたら犠牲にしてしまった、、という構図かも知れませんね。 かの『時計館』が放った、人の時間観念への睥睨力に比肩し得る省察もこけおどしも説得力もスペクタクルも、ここには見当たりません。
是非、驚愕の新作として大胆に再構築していただきたいものでございます!!!! |
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| No.326 | 8点 | 鍵孔のない扉- 鮎川哲也 | 2015/10/16 06:14 |
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| 謎の重みに磐石のトリック。 実に押し出しの良い、これぞ昭和高度成長期のA級本格推理。
適度の旅情に音楽話、ほんのオマケと分を弁えつオマケ以上の味わい。これがまた、たまりません。 それにしてもこりゃ良く出来たパズルですなあ、パズラーと言うよりパズルそのもの、密室とアリバイからの、と言うか空間と時間からの脱出パズル。あちらを立てたらこちらが立たず、一体どうした事でしょう?? ところがこれ、小説として読んできっちり面白い! やはり、絶妙にリミッターを掛けた本格流儀の人間ドラマに、抑制の効いたユーモアの底流が上手いこと”つなぎ”の役目を果たしているのでしょうかなあ何かにつけて。言うに及ばずそこはかと無いサスペンスの風圧が常に冷静な目を光らせています。嗚呼、輝ける昭和ミステリの栄光。 鮎川さん、どうして逝かれてしまったんですか。。。(←いつの話だ) 最後にどうでもいい話をすると、大昔この題名をどこかで見て(たぶん小林信彦氏の書評本)しばらくの間「瞳孔のない鍵」なる小説だと思い込んでいたんですよw。何なんだ「瞳孔のない鍵」って!?ふつう無いですよ、鍵に瞳孔も虹彩もつけまつげも、ねえ。 |
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| No.325 | 9点 | ジェゼベルの死- クリスチアナ・ブランド | 2015/10/16 03:00 |
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| 皆さん「戦慄のメイントリック」ってのは一体どっちの事を言っているの!? いやそれは分かっていますけどね、私としては、悪魔的行為を伴うちょっと複雑な衆人環視変形密室トリックより、シンプルで大胆な○○○○トリックの方が鳩尾(みぞおち)にずぅんと来た感じでね。だけど恐怖の密室トリックの方もね、後からじわじわじわ来るんだねえ。。これが。やっぱり終結部の畳み掛けと急展開とまさかの反転ですよ、この弾丸三銃士が一斉に攻めて来るんですもの、こりゃ胃がやられますよ。(終わりの方の自白合戦は山田風太郎の「十三角関係」を思わせますねえ)更に読後のじわじわ攻撃に晒されるでしょう、笑いじわの代わりに唸りじわが出来ちまうってな寸法なわけでげズよ。
そうそう、登場人物の名前がまた魅力的ですよね(ニックネームも含め)。悲劇の将校JOHNNY WIZE、いい気の貧乏役者は貴族でもないがEARL ANDERSON、くちばしの青いマザーディアーことジョージ、その母チャリティ(彼らの姓はX脚ならぬエクスマウス!)、ビッチレイと呼ばれちまう浅黒女ベッチレイ、素敵に可愛いパーペチュア(ペピィ)、アイソラのマイヤー・マイヤーを思わすブライアン・ブライアンは通称ブライアン・トゥー・タイムズ(ブライアンを二回)だが時々ブライアン・トゥワイス(ブライアンを二回)と間違えられる、シュガーダディことエドガー・ポートおじさんのミドルネームは果たしてアランなのか? そしてジェゼベル気取りの嫌われ者、豊満中年女イゼベルに,, コッキー。 一度もチャーリーとは呼ばれない若手のチャールズワース警部。。あと登場人物表に出て来ないコッキーの相談相手フランセスカ嬢。ビッド部長刑事も笑わせてくれた。 【ここからネタバレ】 わたしゃね、当初はチャリティ母さんが眞犯人かと睨んでしまったものですよ。唯一絶対的アリバイのある彼女がね。そういや彼女は登場人物表に名を連ねている割に存在感が。。だからこそ最後に実は。。。 な~んて、ブランドさんは流石にそこまで安易な罠は張らないか。 【ここまでネタバレ】 んで、まさかねえ、その名前に大きな秘密を忍ばせてる人がいたなんてねぇ~ 見事な煙幕の張りっぷりに全く疑ってもみませんでジたよ、とね。 そういや途中けっこう多重解決の気だるい泥沼に片足突っ込んでたのも、思えばこの恐怖の結末を際立たせる為のミスディレクションだったんだねえ。 それとこの小説はよく“パズラーに徹した”と言われる様だけど、なかなかどうして強力な物語性を感じますけどね私は。人間ドラマはキツいくらい激しい暗黒世界じゃないですか。文章のタッチは明るいのにねえ。 あとやっぱり、クリスチアナさんのユーモア感覚は本当にいい。いちいち肌に合う。翻訳もいいんだろうきっと。思わず噴き出してしまったり、声に出して笑ってしまった箇所もいくつかあった。付き合いたかったなあ、若い頃の美人の彼女と。 |
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| No.324 | 8点 | 本陣殺人事件- 横溝正史 | 2015/10/15 18:22 |
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| 眞犯人もトリックも承知の上、おまけに映画(中尾彬主演)まで観た後の初読でしたが、それにも関わらずこちらの憶測を大きく覆す展開の連続でぐいぐいと引き込まれ、あの眞相にはあらためて驚かされたなァ。。。 単純に犯人は誰で、というだけでは伺い知れないディーープな世界がそこにはあり、本当にスィヴィれさせていただきました。凄い筆力だなと感服しきり。で、やっぱり全体で見ると然程おどろおどろしくも時代がかったわけでもなく爽やかな読み口で、そこがまた不思議な魅力でね。物語の舞台設定は日本の地方の村のじめ~~っと暗い(現代の大都会の方がずっと健康的なような)気が滅入るような人間関係の渦の中なんだけど、その事件解決の場となるやいなや、びっくりするくらい論理明晰で弁舌さわやかな展開に豹変するわけですよ、名探偵金田一耕介の頭脳と口によって。そのクールで爽やかで、そのため何とも言えない明るさを放つ解決篇の部分がですね、確かにエラリー・クイーンの作風と共通してましたね。クイーンと違って舞台設定そのものはどろどろじめじめと暗いだけあって余計にそのからっとした明るさが際立つとも言えます(映画ではそのへんの落差が出せない、というかわざと出さないんだろうね)。
終戦直後の不安定な、されど希望もある、物資の乏しい時代に横溝氏がどんなに愉しい気持ちでこの探偵小説を書いたかと想像すると思わず自分もその時代のその場に居合わせて渋谷百軒店あたりに先生やその仲間達と一緒に飲みに行きたかったものなどと不遜にも思ってしまいました。 打って変って終始どす黒い空気が澱む併載「車井戸はなぜ軋る」は魘(うな)される怨念の魅力にぐいぐい引き込まれる痛切の一品。 題名の唆(そそ)り具合も秀逸至極。 |
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| No.323 | 7点 | 凶水系- 森村誠一 | 2015/10/15 12:19 |
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| セイイチ・モリムラの良い所が凝縮された熱血長篇。本格寄り。
昭和のミステリでガッツリ行きたい方々に幅広くお薦めします! |
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| No.322 | 8点 | 分水嶺- 森村誠一 | 2015/10/15 12:13 |
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| セイイチ・モリムラの良い所が凝縮された熱血長篇。社会派寄り。
昭和のミステリをガッツリ行きたい方々に幅広くお薦めします! |
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| No.321 | 8点 | 天空の蜂- 東野圭吾 | 2015/10/15 07:00 |
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| 【ネタバレの機微有り】
プロの仕事を堪能させてもらった。警察小説、企業小説、現実科学小説、人類の将来に向けたリドルストーリー。最後は読者一人ひとりの危機感覚に訴えるメインストーリーの爆発力に、サブストーリーである親子の情愛物語や其々の友情物語さえ吹っ飛ばされる。犯人側主人公二人の出逢いのシークエンスだけ際立ってハードボイルド文体。子供の解放が意外と呆気ない時点で決着付くが、それで却って深まる物語の底知れぬ奥行きの予感。良質のアンチクライマックス。但しその安心感は見せかけだ。 |
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| No.320 | 6点 | 矢の家- A・E・W・メイスン | 2015/10/14 14:29 |
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| 若い時節に読むには古式ゆかしい地味な物語でしたが、ゆったりと豊かな愉しい時間を過ごしたものです。
いま思えば「明るいグリーン家」「健康的なハッター家」といった趣き(ゎらぃ)。とは言え殺人は起きる。 折りを見て再読したい一作です。 |
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| No.319 | 5点 | 七つの時計- アガサ・クリスティー | 2015/10/14 12:33 |
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| 眞犯人を記録的秒殺で当てた事以外、何も憶えてません。透けて見える様な叙述トリックでした。
読んでる間は割と面白かった筈です、青春サスペンスってな風情だけど、若くして殺されちゃっちゃあ人生もあったもんじゃないね。まぁ最後の反転はなかなかの物だけどね。何故かびっくりしないの。わざわざ人に薦めはしませんよ。題名で鮎哲の「五つの時計」を思い出す分0.14プラスしますが、四捨五入で6点まで行きませんね。 |
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| No.318 | 7点 | 盗まれた影- 佐野洋 | 2015/10/14 12:03 |
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| 大学時代のグループは男3人、女3人。やがて大人になり家庭を持って、記憶の底に隠蔽された暗い過ちを呼び覚ます悪夢の手紙を受け取ったのは男2人、女2人。。
、 東野圭吾の仕掛けっぷりを思わせる、興味津々のストーリーと真相。これは読ませます。 洋ちゃんファン以外にも大いに薦めます。 同じく洋ちゃん「盗まれた嘘」とお間違え無き様。 |
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| No.317 | 7点 | 死んだ時間- 佐野洋 | 2015/10/14 11:49 |
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| いくら俺と浮気旅行の最中だったからって、折角のアリバイを否定するのかこの女は、殺人容疑が掛かってるってのに。。 ともかく独自の捜査を始める俺だったが、その行く手には思わぬ犯罪の闇が。。 って感じでしたかね、詳しい所はもうさっぱり記憶にありませんけどね、とにかく相当に面白い昭和の本格推理なんですよ。洋ちゃんファンならまず必読だね。 | |||
| No.316 | 6点 | 砂の階段- 佐野洋 | 2015/10/14 11:21 |
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| 新聞社にて。報道写真に写っているのは、交通事故で逝った筈の、元同僚のあいつだ!!まさか、あの時の屍体は偽装で、本人は失踪でもしたってのか!?って事は奴は殺人者か、少なくとも死体遺棄!?
しかも俺、奴の奥さん(未亡人??)に捜査を頼まれたんだけど、彼女が好きになっちゃったかも!? そんな滑り出しで「俺」が追う謎の行方は官界やら球界やら巻き込み中々の大風呂敷を広げますがベースが新聞社だからそう不自然じゃない。とは言え最後は謎の拡散を上手に回収し切れなかったか意外と地味に収束。。意味のあり気な題名は焦点が少し暈(ぼ)けてるかな。。 でも洋ちゃんファンなら読みたいでしょう。充分イケますよ。 |
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| No.315 | 5点 | 黒いカーテン- ウィリアム・アイリッシュ | 2015/10/06 14:08 |
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| 安心して読めるサスペンス。 面白いように次々と先が見えちゃう愉しさ、とでも言いましょうか。 スルスルっと読めちゃって、あれよあれよと終わってしまいます。短いしね!
むやみに傍点が振ってある(原典はイタリック?)のも謎感とスリルの嵩上げというか底上げというか、いい意味で安っぽい演出に貢献大。 |
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| No.314 | 7点 | ウィチャリー家の女- ロス・マクドナルド | 2015/10/06 12:31 |
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| いやぁ薄気味悪い心理トリック。。 物語を終始包み込む薄暗いムードを存分に堪能させていただきました。
最後は意外と爽やかと言うか、ある種の仄明るさを持って終わるところも+αの魅力です。 現代日本の某人気作はひょっとして、この作品の肝の部分からパーーンとインスパイアされたのかしら。。 |
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