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蟷螂の斧さん
平均点: 6.09点 書評数: 1626件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.22 7点 伝染る恐怖 感染ミステリー傑作選- アンソロジー(国内編集者) 2024/02/05 16:42
①赤死病の仮面(エドガー・アラン・ポー) 7点 ポオ小説全集3にて書評済
②瀕死の探偵(アーサー・コナン・ドイル) 7点 伝染病のクーリー病にかかったホームズ。医者ではなく、その病気に詳しいスミスという人物を連れて来てくれという・・・既に同病で若者が亡くなっている
③悪疫の伝播者(オースティン・フリーマン) 4点 老猫院の寄付箱に入っていたのはガラス管。その中身は蚤とシラミ・・・名探偵ゾーンダイクが科学捜査で推理
④空室(マーキー) 8点 パリ博覧会を見学に来た母娘。ホテルは別室となった。娘が母の部屋を尋ねるともぬけの殻。タクシー運転手、赤帽、支配人、ベルボーイ、給仕係の誰もが母など見ていないという・・・娘は療養で入院
⑤南神威島(西村京太郎) 7点 マイ・ベスト・ミステリーⅣ 日本推理作家協会編にて書評済
⑥疫病船(皆川博子) 8点 母親を殺そうとした娘は理由も言わずに自殺・・・理由は父の復員にあったようだ
⑦叫び(梓崎 優) 7点 アマゾンの奥地の部落でエボラが発生。生き残りは10名に満たない。そんな中、住民4人が殺された・・・いったい何故?
⑧二週間後の未来(水生大海) 5点 自分を弄んだ上司を殺害しようと毒薬を手に入れた。コロナ禍、リモート会議でのアリバイを考えるが・・・SNSストーカー登場

No.21 6点 有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー- アンソロジー(国内編集者) 2023/10/15 12:17
①埋もれた悪意(巽昌章) 6点 行方不明の息子を捜していると、息子を名乗る二人の人物が現れた。どちらが本物なのか?・・・証拠の手形、産婆の殺害(発想の転換)
②逃げる車(白峰良介) 5点 スピード違反の男はパトカーを振り切り、病院の前で急停車。警官がかけつけると男は病院内で死亡していた・・・NaCNによる自殺?(犯人特定の根拠が著しく弱い)
③金色犬(つのだじろう) 漫画なので採点対象外(私的方針)
④五十一番目の密室(ロバート・アーサー・1951年) 8点 書評済
⑤〈引立て役倶楽部〉の不快な事件(W・ハイデンフェルト・1953年) 8点 山荘で毛を剃られた全裸の銃殺死体が発見された。密室で血痕、銃痕は発見されなかった・・・死体の正体(④のオマージュ?スパイ大作戦風)
⑥アローモント監獄の謎(ビル・プロンジーニ) 4点 「密室大集合」アメリカ探偵作家クラブ傑作選(7)で書評済
⑦生死線上(余心楽) 6点 列車内での殺人。容疑者は別の列車に乗っていたというアリバイがある・・・列車からの電話(結構単純なトリック)
⑧水の柱(上田広) 8点  鉄橋を走る列車。下は急流の川。女が男を突き落したようだが、その女はどの駅からも降りていない・・・車掌の推理談(金の回収方法には驚き)
⑨「わたくし」は犯人……(海渡英祐) 8点 夫の愛人の小説風日記。そこには妻殺しの様子やアリバイ工作が描かれていた。実際、その通りの殺人が発生。愛人は犯行時刻、飲んでいて記憶がないと言い張る・・・トリックを使い捨てるトリック(なるほど)
⑩見えざる手によって(ジョン・スラデック) 5点 芸術家の元に届いた殺害予告。外で見張っていたが密室内で殺害された・・・12Fマンション(上下階が留守)

No.20 5点 密室殺人大百科〈上〉魔を呼ぶ密室- アンソロジー(国内編集者) 2023/09/17 11:48
①疾駆するジョーカー(芦辺拓) 7点 別荘の部屋から血の付いたナイフを持ったジョーカー姿の男が出てきた。見張り番を殴打し物置部屋(窓は施錠)に飛び込んだが犯人は消えていた・・・部屋の見取り図(これぞ逆転の発想)
②罪なき人々vsウルトラマン(太田忠司) 5点 以前、飛び降り自殺が起きたマンションの屋上にウルトラマンのお面をかぶった男が出現。爆弾を仕掛け、野次馬を人質に・・・屋上からの消失(バカミスっぽい)
③本陣殺人計画(折原一) 6点 叔父に想い人と遺産を奪われた男。新婚初夜は離れで。「本陣殺人事件」を参考に、二人の殺害計画を立てるが・・・漁夫の利(パロディ。ここで黒星警部にお目にかかれるとは)
④まだらの紐、再び(霧舎巧) 6点 アパートで毒蛇に噛まれた女性の死体。管理人も同様で、手首を切断されていた・・・毒蛇の飼い主(プロットは好み)
⑤閉じた空(鯨統一郎) 5点 一人乗りの気球でピストル自殺。詩人荻原朔太郎は他殺という・・・砂袋(手品ネタ?)
⑥五匹の猫(谺健二) 5点 少女が火事で焼死。その後、母親が公園のブランコで死亡。周囲には足跡はなかった。DVの父親が・・・多重解決(どれも今一つ)
⑦正太郎と田舎の事件(柴田よしき) 4点 6時に扉を閉めた蔵。帰宅するはずの娘が蔵の中で絞殺されていた。6時以降、蔵の明りが点き消えた・・・時計(偶然による密室)
⑧泥具根博士の悪夢(二階堂黎人) 5点 雪の足跡密室と4重ドアの密室。超能力者の登場・・・塩(謎はいいが解決篇が・・・) 
⑨マーキュリーの靴(鮎川哲也) 5点 女性作家の刺殺体を編集者が発見。雪の足跡密室・・・雪の前後(既視感たっぷり)
⑩クレタ島の花嫁−贋作ヴァン・ダイン(高木彬光) 4点 貴婦人の夫、従兄が死亡。パプルスの呪いか?・・・パープル(タバコの煙)
⑪デヴィルフィッシュの罠(ジョン・ディクスン・カー) 5点 海賊の財宝を引き上げようとする男たち。大ダコがいるようだが・・・海賊の生き残り(密室ではない)
(注)2000年版と2003年版では作品の入れ替えあり

No.19 7点 密室殺人コレクション- アンソロジー(国内編集者) 2023/08/14 18:26
①つなわたりの密室(1946 ジョエル・タウンズリー・ロジャース) 6点 アパートの一室で初老の資産家と若い女性が殺害された。密室であった。現場に居合わせた元刑事の前から犯人はどうやって逃げ出したのか?・・・浴室の小さな窓 「赤い右手」と同様に読者を幻惑させる技は巧み。トリックは簡単なものだったが、ややアンフェア
②消失の密室(1948 マックス・アフォード) 6点 地下室の部屋から人間が消失するという伝説があった。妻が消えた。調べにいった客も消えた・・・失踪の理由 国内にも同様なトリックの名作があるらしいが
③カスタネット、カナリア、それと殺人(1962 ジョセフ・カミングス) 8点 映画セット内で男優が刺殺された。女優が演技中のことであった。カメラは自動撮影で回っていた。フィルム(白黒)を確認したが女優以外誰も映っていなかった・・・透明人間の仕業、なるほど
④ガラスの橋(1957 ロバート・アサー) 8点 女性が階段を登って館に入った。そして消えた。雪密室である。住人は心臓の悪い男一人。空飛ぶ円盤に乗っていったのではという・・・江戸川乱歩氏のお気に入りらしい
⑤インド・ダイヤの謎(1965 アーサー・ポージーズ) 5点 怪盗はダイヤを持っていた。警察が踏み込むと発砲した。ダイヤはどこにもなかった・・・向かいの部屋の窓 わかりやすい
⑥飛んできた死(1903 ポプキンズ・アダムズ) 7点 死体のそばに古生代の恐竜の足跡だけが残っていた・・・足跡密室の初出らしい

No.18 6点 13の密室- アンソロジー(国内編集者) 2023/07/21 16:56
①火縄銃(江戸川乱歩) 6点 弟の火縄銃で兄が殺されていた・・・M・D・ボースト、モーリス・ルブラン、乱歩は実際の事件をヒントにしたようです
②蜘蛛(甲賀三郎) 6点 地上9mの円筒形の研究所に閉じこもり蜘蛛の研究を続ける博士。転落事故が起きた・・・島田荘司、東川篤哉に引き継がれるトリック
③完全犯罪(小栗虫太郎) 5点 寝室で娼婦の笑い声に交じって男の忍び笑いが聞こえた。だが、男はいなかった・・・オルガンの演奏
④石塀幽霊(大阪圭吉) 5点 悲鳴を聞き、振り返ると人が倒れていた。その場から二人組が角を曲がって逃げて行った。追いかけると反対側から男がやってきた。二人組とは出会っていないという・・・双子の兄弟
⑤犯罪の場(飛鳥高) 4点 「THE密室」で書評済
⑥不思議の国の犯罪(天城一) 6点 守衛と宿直者に挨拶して会社を最後に出た男。守衛が門の鍵を掛けに行くと男がナイフで刺されていた。門から出口までは路地で50m。両側は高さ10mの塀。出口に偶然、警察官がいた・・・盗まれた金
⑦影なき女(高木彬光) 7点 (既読)同じ密室状況で3件の殺人・・・語り部
⑧立春大吉(大坪砂男) 5点 風呂場で刺殺体。換気用の上窓は開いており、凶器とみられる槍が発見された・・・槍に付着した血痕
⑨赤い密室(鮎川哲也) 7点 同題で書評済
⑩完全犯罪(加田伶太郎) 5点 見張りのいる部屋で絞殺。人が入れない丸窓は開いていた・・・意外な犯人。消去法
⑪密室の裏切り(佐野洋) 6点 内開きのドアは施錠はされていなかった。だがドアの内側に缶が転がっており実質的な密室・・・推定死亡時間
⑫梨の花(陳舜臣) 4点 「THE密室」で書評済
⑬聖父子(中井英夫) 5点 母親が鍵をかけた風呂場で頭を打って死亡・・・父親の手記

No.17 6点 30の神品 ショートショート傑作選- アンソロジー(国内編集者) 2023/02/19 07:45
①「クミン村の賢人」アルフレッド・ヒッチコック 6点 シャンデリアの細い紐の下に座る勇気ある村長
②「おさる日記」和田誠 7点 子供が飼う猿が人間に進化しているようだ
③「最後の微笑」ヘンリー・スレッサー 7点 牧師と死刑囚 「夫と妻に捧げる犯罪」書評
④「マーメイド」阿刀田高 6点 人魚のバーで踏み倒し。人魚の弟が集金に 「食べられた男」所収
⑤「一年のいのち」リチャード・マシスン 6点 1週間で2歳も齢をとってしまった老人は真夜中老衰で
⑥「箪笥」半村良 5点 家族全員が箪笥の上で正座するようになって
⑦「みずうみ」レイ・ブラッドベリ 6点 湖で愛する彼女(12歳)が死んだ。10年後遺体が発見された
⑧「おーい でてこーい」星新一 5点 深い穴に原子炉のカス等を捨てた 「ボッコちゃん」所収
⑨「後ろで声が」フレドリック・ブラウン 6点 サーカスの大砲男は妻と大喧嘩 「真っ白な嘘」書評
⑩「ピーや」眉村卓 4点 猫好きな男が死んだ。猫は男のことを待ち続けると(ホラー)
⑪「賢者の贈りもの」O・ヘンリ 10点 夫へのクリスマスプレゼントを買う金がない。自慢の髪を売る
⑫「駝鳥」筒井康隆 7点 砂漠を旅する男とダチョウ。ダチョウが金時計を飲み込んでしまう(SF)
⑬「アウル・クリーク橋の一事件」アンブローズ・ビアス 9点 橋の上で絞首刑。川に落ち助かるが
⑭「地球嫌い」中原涼 6点 月での労働者の一人が地球へはどうしても帰りたくないという
⑮「開いた窓」サキ 7点 窓を開けておくのは、わけがある 「サキ傑作集」書評
⑯「水素製造法」かんべむさし 5点 就職試験でいい加減な解答をしたら合格してしまったが
⑰「便利な治療」マッシモ・ボンテンペルリ 5点 女患者に似た蝋人形で患部を治療する医者
⑱「らんの花」都筑道夫 8点 女囚人の櫛を坊さんが占うと「夫を殺しかねない女」と出た 
⑲「旅は道づれ」ジャック・リッチー 7点 飛行機での隣人は夫の愛人だった 「タイム・マシン」所収
⑳「指揮者に恋した乙女」赤川次郎 5点 曲の途中で拍手をした男を許せず殺したという少女
㉑「不滅の詩人」アイザック・アシモフ 6点 過去からシェークスピアを呼び出した。彼は講義に出席
㉒「冬休みに あった人」岸田今日子 4点 宿題。誰にも会わなかった少年は母親の告白を書いた
㉓「猿の手」W・W・ジェイコブズ 8点 三つの願いが叶うが 「乱歩の選んだベスト・ホラー」書評
㉔「かげ草」江坂遊 5点 動物を食う植物が、おいしい果実を結ぶ
㉕「女か虎か」F・R・ストックトン 8点 さて、どちらを選ぶ? 「天外消失」書評
㉖「ママゴト」城昌幸 4点 人の住んでいないような門前町。一家族だけが住んでいるという
㉗「夫を殺してはみたものの」ロバート・ブロック 8点 愛人には訪ねて来ないでと言ってあるが
㉘「待っている女」山川方夫 4点 妻が家出。外に若い娘が8時間も同じ場所で誰かを待っている?
㉙「ナツメグの味」ジョン・コリア 8点 ナツメグ入りのカクテルの味が分るか? 「ナツメグの味」書評
㉚「牛の首」小松左京 5点 牛の首という怪談を知っている人間は皆、内容を話そうとしない

No.16 7点 歪んだ名画- アンソロジー(国内編集者) 2022/06/05 13:45
①雪華葬刺し 赤江瀑 8点 茜は愛する男のために刺青をいれる決心をする。刺青師・彫経は茜の雪の様に白く美しい肌に生涯のすべてを賭け最後の刺青を彫る。その流儀は特異なもので尋常ではなかった・・・エロティシズムと耽美
②椛山訪雪図 泡坂妻夫 8点 「煙の殺意」で書評済 ダリのような騙し絵
③曜変天目の夜 恩田陸 5点 関根多佳雄は「今日は、曜変天目の夜だ」という言葉を残して亡くなった友人を思い出した。友人は髪の毛を多佳雄に残していったのだが・・・その意味は?
④老松ぼっくり 黒川博行 6点 骨董商は長年の常連仕入れ先から大量の上物骨董品を仕入れたが・・・盗品?
⑤カット・アウト 法月綸太郎 8点 「パズル崩壊」で書評済 妻の遺体に絵を描く画家
⑥オペラントの肖像 平山夢明 7点 芸術が禁止された世界。その取締官は芸術を愛する娘に恋をしてしまう・・・取締官の行く末は?
⑦装飾評伝 松本清張 8点 異端画家の生き様は彼の友人の評伝に拠るしかなかった。二人の親密さは際立っているのだが・・・表と裏
⑧火箭 連城三紀彦 7点 「瓦斯灯」にて既読 画家の遺作が公開された。画家自身は「最高傑作になる」と豪語していたが、その絵のバックは黒く塗られており違和感が・・・画家の意図は?

本作に登場した絵画・作品
①歌川国芳「本朝武者鏡・橘姫」「浪子燕青」「九紋龍史進」
②ダリ「ボルテールの不可視的な胸像の幻影のある奴隷市場」「部屋として利用できる女優のメエウエストの顔」
③長谷川等伯「枯木野猿図」
④ポロック「カット・アウト」
⑤ルーベンス「キリスト昇架」
⑥ミレー「晩鐘」
⑦エミール・ガレ「手」
⑧ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」

No.15 7点 謎のギャラリー こわい部屋- アンソロジー(国内編集者) 2021/08/03 19:24
国内、海外の混合短編集
①七階 6点 軽症は七階、重篤の患者は一階という病院で・・・不条理
②待っていたのは 5点 見知らぬ土地での旅行者の受難・・・不条理
③お月さまと馬賊 4点 馬賊の行く末・・・童話
④マナイタの化けた話 4点 まな板が悪魔に変身・・・童話
⑤四つの文字 5点 拳銃または毒による自殺?・・・四文字の意味が分らん(苦笑) 
⑥煙の環 7点 夫殺しの妻の言い分は・・・爆笑
⑦お父ちゃん似(ブライアン・オサリバン) 8点 母親を失った子供は西部劇ごっこで縛り首をやろうと・・・ブラック
⑧懐かしき我が家 6点 故郷に帰った女性は子供たちに声をかけるが・・・ホラー
⑨やさしいお願い(樹下太郎) 8点 子供を轢かれた母親は加害者にあるお願いをする・・・復讐
⑩どなたをお望み? 7点 呪いでターゲットを死に至らしめることができるという・・・反転
⑪避暑地の出来事 6点 誰もいないはずの山小屋でパーティ?・・・ホラー
⑫ねずみ狩り 5点 墓堀人は巨大なネズミの出現に悩み・・・ホラー
⑬死者のポケットの中には 7点 重要書類が高層ビルの窓の外に。外に出たが窓が閉じてしまう・・・恐怖
⑭二十六階の恐怖(ドナルド・ホーニグ) 9点 妻は浮気相手に捨てられ自殺。夫はホテルの26階の窓の外に立つ・・・意外な結末
⑮ナツメグの味 8点 「ナツメグの味」ジョン・コリアで書評済
⑯光と影 6点 影絵に夢中の少年は成績が落ちはじめた。心配になった母親は・・・
⑰斧 8点 フランス・ミステリ傑作選(2)所収「金の斧」ガストン・ルルーで書評済
⑱夏と花火と私の死体(乙一) 8点 私は弥生ちゃんと木登りをして遊んでいたが落下して死んでしまった。弥生ちゃんの兄・健ちゃんが私の死体を隠すと言い出した・・・サイコ系"

No.14 6点 街角の書店 (18の奇妙な物語) - アンソロジー(国内編集者) 2021/08/01 16:29
①肥満翼賛クラブ 6点 肥満コンテストで優勝者の要求は・・・グロテスク
②ディケンズを愛した男 8点 一人生き残ったアマゾン探検隊員は現地の老人に助けられた。老人の楽しみはディケンズを朗読してもらうことだった・・・ブラック
③お告げ 6点 おばあちゃんは贈り物のメモを落とす。求婚に三年も返事ができない女性が拾い・・・ほのぼの系
④アルフレッドの方舟 7点 洪水が起こると方舟を造った。やがてその日が・・・人間の心理
⑤おもちゃ 5点 骨董品店に子供の頃に遊んだトラックが飾られていた・・・ミステリーゾーン
⑥赤い心臓と青い薔薇 6点 入院中の女性は家に転がり込んできた不気味な男の話を始める・・・オチがイマイチ
⑦姉の夫 8点 車中で知り合った男が姉と結婚した・・・単なる○○○○ストーリーではない。その後が怖い
⑧遭遇 6点 雪に閉じ込められたバスターミナルで二人きりになった男女・・・ ○○○○もの?
⑨ナックルズ 4点 癇癪持ちの夫は子供たちを大人しくさせるため悪神ナックルズをでっち上げたが・・・ホラー
⑩試金石 4点 石を購入後、何事にも興味を失う・・・怪奇
⑪お隣の男の子 6点 ラジオ番組の子供ゲスト・ジミーは人殺しという・・・SF
⑫古屋敷 4点 古屋敷に腐乱死体。見ても驚かない男は・・・よくわからん(苦笑)
⑬M街七番地の出来事 5点 息子が風船ガムを破裂させた。「ぼくじゃないよ」というが・・・SFコメディ
⑭ボルジアの手 8点 「ボルジアの手」を欲しいという少年は・・・未来の暗示
⑮アダムズ氏の邪悪の園 7点 女性の毛髪からその女性の擬態植物を育てる男・・・魔術?
⑯大瀑布 4点 滝を覗いていると上から犬や客船などが落ちてくる・・・異界?
⑰旅の途中で 7点 旅人の胴体からもげた頭は戻ろうとするが・・・ユーモア
⑱街角の書店 8点 作家は書きかけの作品が既に本として存在しているのを見つけた・・・ホラー

No.13 6点 乱歩の選んだベスト・ホラー- アンソロジー(国内編集者) 2021/06/04 17:18
①「猿の手」W・W・ジェイコブズ 8点 三つのお願いが叶うというが・・・不気味
②「猫の復讐」ブラム・ストーカー 5点 題名通りのお話でした(苦笑)
③「歩く疫病」E・F・ベンスン 5点 巨大なナメクジのような物が出現
④「樽工場の怪」コナン・ドイル 6点 二人が痕跡もなく行方不明となり、一人は骨を砕かれ死亡。犯人は?
⑤「ふさがれた窓」アンブローズ・ビアス 5点 最後の一行もの。伏線があれば効果的?
⑥「廃屋の霊魂」マーガレット・オリファント 4点 こちらも題名通り。医者は幽霊など信じないが・・・
⑦「ザント夫人と幽霊」ウィルキ―・コリンズ 6点 幽霊ものに恋愛を絡めた点が面白い
⑧「魔法の鏡」ジョージ・マクドナルド 8点 鏡の中に存在する姫を愛してしまった青年。こういったファンタジーは好きなんだなあ(笑)
⑨「災いを交換する店」ロード・ダンセイニ 5点 名作?らしい。これも題名通りなんだけれど
⑩「専売特許大統領」W・L・アルデン 5点 年に数十回狙撃されるという大統領。その正体は?。ホラーではなくユーモア系
⑪「蜘蛛」H・H・エーヴェルス 8点 狩久氏が子供のころ読んで妙に心に残っているという作品。アパートで連続して3人が首を吊った。そこに蜘蛛がいた。勇気ある青年がその部屋に住むが・・・
⑫「目羅博士」江戸川乱歩 3点 「『蜘蛛』という短篇から借りたものだが、全体の筋は私自身の考えによっている」とはありますが、どう見ても「翻案」ですね。

No.12 7点 世界推理短編傑作集5【新版】- アンソロジー(国内編集者) 2021/05/05 11:23
①「ボーダー・ライン事件」マージェリー・アリンガム 5点 世界短編傑作集3で書評済
②「好打」E・C・ベントリー 5点 ゴルフ場で変死体。落雷とされたが・・・
③「いかさま賭博」レスリー・チャーテリス 6点 いかさまポーカーの勝負。セイントがやはり上手?
④「クリスマスに帰る」ジョン・コリアー 8点 妻を殺害。ショートショートらしいオチ
⑤「爪」ウィリアム・アイリッシュ 8点 マネキンさん今晩は―コーネル・ウールリッチ傑作短篇集〈4〉で書評済
⑥「ある殺人者の肖像」パトリック・クェンティン 9点 昔、友人の父親が自殺。今思えば・・・。モチーフは「わが子は殺人者」に繋がっている
⑦「十五人の殺人者たち」ベン・ヘクト 8点 医者の告白。ミステリーの逆ヴァージョンで珍しい作品
⑧「危険な連中」フレデリック・ブラウン 7点 「さあ、気ちがいになりなさい」(ぶっそうなやつら)で書評済
⑨「証拠のかわりに」レックス・スタウト 5点 プロットは分りやすい。語り口を楽しむ作品
⑩「妖魔の森の家」ジョン・ディクスン・カー 9点 「妖魔の森の家」で書評済
⑪「悪夢」デイヴィッド・C・クック 4点 一人で夫を待つ妻の恐怖。オチはありません(苦笑)

No.11 7点 世界推理短編傑作集4【新版】- アンソロジー(国内編集者) 2021/05/02 19:05
①「オッターモール氏の手」トマス・バーク 8点 この時代(1929)サイコパスという概念はなかったはず。動機のない殺人を不気味に演出している
②「信・望・愛」アーヴィン・S・コップ  8点 脱走犯3人の運命は?皮肉に満ちている
③「密室の行者」ロナルド・ノックス 8点 「世界短編傑作集3」(旧版)で書評済
④「スペードという男」ダシール・ハメット 6点 謎解きとはビックリ(笑)。ただ、犯人の工作(マークなど)はちょっぴりあざとい感じがする
⑤「二壜のソース」ロード・ダンセイニ 7点 「世界短編傑作集3」(旧版)で書評済
⑥「銀の仮面」ヒュー・ウォルポール 7点 他人の生活の中に侵入してくる不気味さ
⑦「疑惑」ドロシー・L・セイヤーズ 5点 新しい家政婦は毒殺魔?王道です(苦笑)
⑧「いかれたお茶会の冒険」エラリー・クイーン 5点 著者のお気に入りらしい。クイーンによる演出は余計だったかなあ
⑨「黄色いなめくじ」H・C・ベイリー 5点 子供を絡めた点がいただけない

No.10 6点 世界推理短編傑作集2【新版】- アンソロジー(国内編集者) 2021/04/30 18:19
8点、9点ものがないのが寂しい。
①「放心家組合」ロバート・バー 5点 「奇妙な味」との謳い文句ですが、そのイメージとは違うような。詐欺グループと自惚れ探偵の騙し合いのような話。高評価のようですが、どこがいいのか分かりません
②「奇妙な跡」バルドゥイン・グロラー 5点 探偵の切れ味なんでしょう。古典の評価は難しい
③「奇妙な足音」G・K・チェスタトン 5点 「ブラウン神父の童心」で書評済
④「赤い絹の肩かけ」モーリス・ルブラン 7点 ルパンシリーズを代表する短篇とのこと。ルパンものの短篇はまったく未読なので新鮮でした
⑤「オスカー・ブロズキー事件」オースチン・フリーマン 6点 倒叙小説の嚆矢とのこと。当時としては科学的分析が特徴ですね
⑥「ギルバート・マレル卿の絵」V・L・ホワイトチャーチ 5点 貨車の真ん中の一両が消える。まあ子供騙しのような
⑦「ブルックベンド荘の悲劇」アーネスト・ブラマ 6点 有名物理トリックのお手本
⑧「ズームドルフ事件」M・D・ポースト 7点 こちらも有名物理トリックのお手本
⑨「急行列車内の謎」F・W・クロフツ 4点 列車内の密室。このトリックはよくわからん

No.9 7点 世界推理短編傑作集1【新版】- アンソロジー(国内編集者) 2021/04/29 17:51
①「盗まれた手紙」エドガー・アラン・ポーポー 8点 「ポオ小説全集4」で書評済
②「人を呪わば」ウィルキー・コリンズ 6点 1858年の作品 「月長石」の作者がこのようなユーモア系の作品を書くとは。笑えます
③「安全マッチ」アントン・チェーホフ 6点 マッチを持っている人物が犯人?。この人物がおとぼけで笑ってしまう
④「赤毛組合」アーサー・コナン・ドイル 6点「シャーロック・ホームズの冒険」で書評済
⑤「レントン館盗難事件」アーサー・モリスン 5点 何故高価な宝石を盗まずに安物を選んだか?当然そうなるよね
⑥「医師とその妻と時計」アンナ・キャサリン・グリーン 8点 盲目の医師が自分が犯人という。しかし、動機を言わない。短篇なのに重厚。悲しい人間ドラマ
⑦「ダブリン事件」バロネス・オルツィ 7点 遺言書の真贋。これが「隅の老人」という安楽椅子探偵の作品だったのですね。お初でした
⑧「十三号独房の問題」ジャック・フットレル 9点 独房からの脱出もの。題名はよく目にしていました。なるほど傑作

No.8 7点 世界推理短編傑作集3【新版】- アンソロジー(国内編集者) 2021/04/28 17:29
新版(世界推理短篇傑作集)と旧版(世界短編傑作集)とでは、3編が入れ替わっています。④~⑩は旧版で評価済み。
①「三死人」イーデン・フィルポッツ 9点 三人が殺されたが動機が見当たらない。証拠を積み上げて謎を解くものではなく、状況証拠から心理を読み解くもので感心感心(笑)
②「殺人者」アーネスト・ヘミングウェイ 3点 題名は「殺し屋」が妥当でしょうね。二人の殺し屋が町の食堂にやって来て、ある人物を殺そうとする。絶品であるらしいが、短編としてのオチもなくよくわかりません
③「窓のふくろう」G・D・H&M・コール 7点 ラッパ銃(散弾)で撃たれた死体。犯人はどこから撃ったのか?部屋にはそれらしい場所がない。血痕から思わぬ展開
④「キプロスの蜂」アントニー・ウイン 7点
⑤「堕天使の冒険」パーシヴァル・ワイルド 6点
⑥「茶の葉」エドガー・ジェプスン& ロバート・ユーステス 7点
⑦「偶然の審判」アントニイ・バークリー 9点
⑧「イギリス製濾過器」C・E・ベチョファー・ロバーツ 4点
⑨「夜鶯荘」アガサ・クリスティー 6点
⑩「完全犯罪」ベン・レイ・レドマン 6点 

No.7 7点 贈る物語 Mystery- アンソロジー(国内編集者) 2019/12/09 10:33
①「暗黒の館の冒険」エラリー・クイーン 5点 古典的トリック、初出であれば高評価としたいが・・・
②「黄色い下宿人」山田風太郎 5点 ホームズのパスティーシュ、彼の鼻を明かすのは?・・・
③「密室の行者」ロナルド・A・ノックス 8点 密室での餓死の理由は・・・
④「妖魔の森の家」ジョン・ディクスン・カー 9点 密室状況のバンガローから消えてしまった娘、今回で2度目だ・・・
⑤「長方形の部屋」エドワード・D・ホック 7点 犯人が丸一日死体といっよに部屋にいたわけは?・・・
⑥「カニバリズム小論」法月綸太郎 8点 同棲の女性を食する男・・・
⑦「病人に刃物」泡坂妻夫 7点 元患者が腹を刺されて死亡。誰も刺していないのだが・・・
⑧「過去からの声」連城三紀彦 8点 誘拐ものの秀作・・・
⑨「達也が笑う」鮎川哲也 10点 高木彬光氏の「妖婦の宿」と同様に「日本探偵作家クラブ」例会での犯人当てクイズのテキストとのこと。四重五重に張り巡らされた網(ミスリード)に引っかかり完敗です。正解に近い人が1人いたそうですね。しかし、著者がこの手のトリックを使用していたことにはビックリです。長編では1960年の作品が先駆的という定説になっていますが、もしかして本作(1956)が初出?。但し、メイントリックについて、当時の鑑識はどの程度だったのか気になるところです。現在では一発でバレてしまうので・・・。まあ、参加者から、その疑問は出なかったようですので良しとしましょう(笑)。密室ものでは「妖魔の森の家」を抜きNO.1となりました。

No.6 6点 推理小説代表作選集1977年版- アンソロジー(国内編集者) 2019/03/26 18:08
日本推理作家協会賞の短編受賞作と、その年1年間に発表された代表作選集(1977年版)。現在は、「ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑」として発表されています。
心霊写真(佐野洋)塗りつぶした顔(戸板康二)視線(石沢英太郎)曲った部屋(泡坂妻夫)瀬戸の夕凪(山村正夫)相似の部屋(鮎川哲也)拳銃(笹沢左保)背負って走れ(陳舜臣)水子地蔵の樹影(夏樹静子)神風の殉愛(森村誠一)復讐は彼女に(小泉喜美子)海軍某重大事件(小林久三)みぞれ河岸(都筑道夫)汽笛が響く(南部樹未子)
6点以上の評価の作品。
心霊写真(佐野洋)・・・行方不明の夫の心霊写真を持っている妻。その写真の付近を掘ると夫の死体が発見された。心霊写真は妻の工作のようだが。7点 
視線(石沢英太郎)・・・短編部門受賞作。銀行強盗にあった男性行員の視線があるところへ向けられた。6点 
曲った部屋(泡坂妻夫)・・・「亜愛一郎の狼狽」に収録。傾いたマンションの部屋で死んでいた男。解決のヒントは傾きにあった。8点 
相似の部屋(鮎川哲也)・・・「マーキュリーの靴」に収録。容疑者は犯行現場から遠方のマンションにいたというアリバイ証言がある。しかし現場近くのマンションを工作し、そこにいたようだが。7点 
水子地蔵の樹影(夏樹静子)・・・「重婚」に収録。昔、関係のあった女性とそっくりな娘と出会う。もしかして自分の子供?。7点 

No.5 6点 THE密室- アンソロジー(国内編集者) 2018/10/13 15:06
①「犯罪の場」飛鳥高 4点 物理的密室であまり面白くはなかった
②「白い密室」鮎川哲也 6点 探偵の推理部分が伏線であれば高評価。推理が唐突に感じられた
③「球形の密室」泡坂妻夫 8点 発想が非常に面白い
④「不透明な密室」折原一 7点 これも発想がいい
⑤「梨の花」陳舜臣 4点 物理的密室
⑥「降霊術」山村正夫 5点 既存のパターンで目新しいものはなかった
⑦「ストリーカーが死んだ」山村美紗 6点 なるほど! 
物理的密室は、よほどのことがない限り高得点はつけ辛い。

No.4 6点 恐怖特急- アンソロジー(国内編集者) 2018/03/10 19:17
(再読)22篇の短篇アンソロジー。うち8篇のあらすじ。
①「大望ある乗客」中井英夫~バスに乗った乗客5人、彼らはそれぞれ殺人計画を実行するために目的地を目指していたが・・・(どんでん返し)
②「人の顔」夢野久作~幼子は天井や壁に人の顔が見えるという。ある日、父親にあそこにお母様の顔が見えるという。そして隣に・・・(無邪気な証言)
③「死の投影」大下宇陀児~死刑囚の画家Bの告白。師匠を殺害した罪であったが、実はその前に2人を殺害していた。何故殺害してしまったのか・・・(1枚の絵にその因果関係が)
④「箱の中のあなた」山川方夫~女は旅の男に写真を撮ってくれと依頼される。もっといい景色の所があると案内したところ男に襲われる。彼女は男を崖から突き落した。彼女の部屋にはその男の写真が飾られている。更に・・・(サイコ系)
⑤「乗越駅の刑罰」筒井康隆~小説家は駅員に無賃乗車を咎めらた。彼の弁明の言葉尻をとって駅員はいびり出す。もう一人の駅員が来て子猫のスープを作り始めた。金をつかませ逃げようとするが、更に怒りにふれ猫スープを飲まされてしまう。そこへ子猫の親と名乗る猫男が現れた・・・(不条理)
⑥「エナメルの靴」佐野洋~デパートの火災に巻き込まれた妻。身元確認はエナメルの靴を履いていたということだけだあった。妻の妹は下駄箱にエナメルの靴を発見した・・・(本格的)
⑦「剃刀」志賀直哉~剃刀の名人である芳三郎は風邪をおして仕事場に立った。しかし、手元が狂い客の顔を傷つけてしまった。血を見た芳三郎は・・・(ホラー系)
⑧「さよなら」山田風太郎~昭和30年、ある町でペスト菌を持った鼠が発見され住民は次々と逃げ出した。しかし、町は汚染されていなかった。ある人物がペスト菌を鼠の死骸にまぶしただけであったのだ。退職した刑事は、この街並みが以前火災で消失した街並みにそっくりなことに気づく。当時、火災の中、男女二人組の犯人を捕らえた。そして女は発狂していたことを思い出した。ある男は何の為にペスト菌を・・・(愛の物語)
「二癈人」江戸川乱歩は「江戸川乱歩傑作選」で書評済み。ベストは③「死の投影」かな。

No.3 7点 文豪の探偵小説- アンソロジー(国内編集者) 2017/11/21 10:30
江戸川乱歩氏の前の時代、明治から大正の作品集です。よってミステリー要素を含んだ純文学といって良いかも。現在のカテゴリーに無理やり当てはめてみました。敬称略、( )は採点。
「途上」谷崎潤一郎・・・プロバビリティの殺人(5)
「オカアサン」佐藤春夫・・・安楽椅子探偵(6)
「外科室」泉鏡花・・・衝撃の動機・ホワイダニット(8)
「復讐」三島由紀夫・・・ラストの一行・ホラー系(7)
「報恩記」芥川龍之介・・・ホワイダニット(8)
「死体紹介人」川端康成・・・猟奇風・奇妙な味(7)
「犯人」太宰治・・・どんでん返し(7)
「范の犯罪」志賀直哉・・・リドルストーリ―(8)
「高瀬舟」森鷗外・・・社会派(8)
ミステリー要素だけを評価すれば、もっと低くなるのですが、さすが文豪と呼ばれているだけのことはあります。読ませます(笑)。

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蟷螂の斧さん
ひとこと
ミステリーは、作家中心では読んでおらず、話題作や、ネットでのお勧め作品を読んでいます。(2013.6追加~本サイトを非常に参考とさせてもらっています。現在は、読後、類似なトリック・モチーフの作品を探した...
好きな作家
ミステリー以外で「石川達三」、短編で「阿刀田高」、思想家で「荘子」
採点傾向
平均点: 6.09点   採点数: 1626件
採点の多い作家(TOP10)
アガサ・クリスティー(53)
折原一(48)
中山七里(34)
松本清張(27)
アンソロジー(国内編集者)(22)
東野圭吾(20)
島田荘司(20)
歌野晶午(20)
西村京太郎(19)
綾辻行人(18)