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[ 本格/新本格 ] 霧氷 |
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夏樹静子 | 出版月: 1976年02月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 1件 |
光文社 1976年02月 |
文藝春秋 1979年11月 |
光文社 1998年06月 |
光文社 2007年07月 |
No.1 | 7点 | 斎藤警部 | 2015/08/21 13:43 |
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ある女は、夫の出張不在中、ノイローゼから幼子を窒息死させてしまう。
別のある女は、お腹の子の父親が行方知れずとなり、やがて遺体となって発見される。 不幸な二人の女が遭遇したのは、霧氷きらめく雪の雲仙。 やがて嬰児殺しの裁判が始まり、二つの死を結ぶ鍵の存在が露わにされる。。 社会派要素の問題提起が、最後は本格の流儀に吊り出しを喰らった形の様ではあるが 哀しくも美しい力作長篇である事にはまず変わり無し。 |