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[ 本格/新本格 ]
影の鎖
夏樹静子 出版月: 1977年11月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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集英社
1977年11月

集英社
1977年11月

角川書店
1985年10月

文藝春秋
1991年10月

No.1 5点 nukkam 2022/05/31 07:44
(ネタバレなしです) 夏樹静子(1938-2016)はデビュー長編の「天使が消えていく」(1970年)以降の活躍が読者層の記憶に残っていると思いますが、1977年出版の短編集である本書に収められている、文春文庫版で100ページ近い中編の「影の鎖」は1962年の作品です(解説の宮部みゆきによると活字化された最初の作品らしいです)。第1章で愛する夫と子供を轢き逃げで殺されて生活のために車のセールスマンとなった久子の物語、第2章では不倫恋愛中に夫が毒殺された菅夫人の物語と続く本格派推理小説です。轢き逃げ犯は唐突な自白で明らかになってしまって推理要素など全くありませんが、それが作品の弱点にはならないプロットが巧妙です。文春文庫版の裏表紙では「五篇の本格推理を収録」と紹介されていますが、トリッキーな「ハプニング殺人事件」はまあ本格派らしさを感じますが、真相自体は印象的ながら読者が推理するための情報が十分に与えられず自白による解決が謎解きとして物足りない作品が多いです。


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夏樹静子
2006年07月
見えない貌
平均:4.00 / 書評数:1
2003年02月
モラルの罠
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1997年07月
花を捨てる女
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1997年05月
夏樹静子のゴールデン12
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独り旅の記憶
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1989年09月
Cの悲劇
1988年10月
そして誰かいなくなった
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1984年11月
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1984年07月
雪の別離
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1983年11月
訃報は午後二時に届く
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1982年02月
Wの悲劇
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1980年08月
二人の夫をもつ女
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1980年05月
密室航路
平均:6.00 / 書評数:1
1980年03月
風の扉
平均:4.00 / 書評数:1
1979年07月
アリバイの彼方に
平均:6.00 / 書評数:1
1978年06月
蒼ざめた告発
平均:7.00 / 書評数:1
重婚
平均:6.00 / 書評数:1
1978年04月
第三の女
平均:6.00 / 書評数:4
1977年12月
77便に何が起きたか
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1977年11月
影の鎖
平均:5.00 / 書評数:1
1977年04月
死刑台のロープウェイ
平均:5.00 / 書評数:1
1977年03月
光る崖
平均:4.00 / 書評数:1
ガラスの絆
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1976年02月
霧氷
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1975年10月
誤認逮捕
平均:7.00 / 書評数:1
1975年06月
天使が消えていく
平均:7.38 / 書評数:8
1975年01月
黒白の旅路
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1972年01月
蒸発
平均:6.20 / 書評数:5