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[ 本格/新本格 ]
謎解きはディナーのあとで 2
謎解きはディナーのあとでシリーズ
東川篤哉 出版月: 2011年11月 平均: 5.00点 書評数: 8件

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小学館
2011年11月

小学館
2013年11月

No.8 5点 mediocrity 2019/11/15 05:44
大ヒット作の第2弾。短編6つ+ショートショ-ト。
①『アリバイをご所望でございますか』
相変わらずギャグを交えながらのストーリー進行だが、それらが事件と全く無関係というわけでないのが良い。内容もなかなか練られていると思った。
②『殺しの際は帽子をお忘れ無く』
一番最後の推理が気に入らない。自分が犯人なら、あんな妙なことをすせず、アレがなくても意地でも帰る。
③『殺意のパーティにようこそ』
宝石トリビア以上のものを感じられない。
④『聖なる夜に密室はいかが』
よくある雪上の足跡ネタ。特に目新しいものはない。
⑤『髪は殺人犯の命でございます』
パッと見不要そうな行動や描写が、実は推理に関わってくるのが良い。
⑥『完全な密室などございません』
まあ楽しめたが、犯人当てはちょっと無理だ。読み終わってから話の最初に戻ると、なるほど警部が仰天したのもよくわかる。
⑦『忠犬バトラーの推理』
東川先生は動物ミステリを書こうと思えば書けそうだと感じた。

全体としては1作目を上回ってるとは思えないから、1作目の採点が5点以下の方はスルーでよさそう。

No.7 5点 いいちこ 2014/12/22 11:38
近隣の図書館に蔵書があったので読了。
基本的な骨格は第1作と同様。
作品によってバラツキはあるもののロジックもトリックも第1作よりは確実に落ちる印象。
「楽しめる」と言える最低レベルを死守

No.6 5点 測量ボ-イ 2014/09/13 16:19
TVドラマ化もされて、すっかりおなじみのシリ-ズ
になりましたね。
でも思ったより本格色もあってまずまずだと思います。
採点6点でいこうかと思いきや、最後の作品はちょっと
いただけない(これはアンフェア?)と思われ、1点
減点。

(余談)
TVドラマも何回か見ました。この作品に関するものも
あったと思うけど全く覚えていない(苦笑)。

No.5 6点 makomako 2013/12/03 18:09
 このシリーズがどうしてこんなにあたったのか分からない。氏の作品にはもっと面白いものがたくさんあるのだが。
 でもこれだってまあ悪くはない。ユーモアがパターン化されているのであんまり笑えないが、きちんと本格していると思います。さらっと読むには良いのではないでしょうか。
 ところで今回も気になったのですが、作者はジャガーが左ハンドルであると思っているようです(他の作品でも日本のスポーツとジャガーが並んで止まって運転手が両側から出てきたというシーンがあった)。イギリスは日本と同じ「人は右車は左」の交通ルールの世界なので当然ジャガーは右ハンドルなのです(なぜかウインカーとワイパーの配置は日本と反対についているの)。
 本格物をはじめて読む方にとってはハードルが低く、しかも本格物の楽しさは味わえるのですからお勧めではないかと思います。

No.4 6点 白い風 2012/04/29 00:23
テレビ放送があると知って1作目を読みました。
でも、テレビはこの2の内容も放送されていたので、ネタバレ状態で読むことになりました。
ただ、テレビとはかなり違ってましたね(当然、テレビの方がかなり脚色されてました)
その違いなどはかえって楽しめた方かな。
漫画・コミックを読んでいるような楽しみ方だけどね(笑)

No.3 3点 ようじろう 2012/04/02 21:24
愚にもつかない。
続編は必要なかった。

No.2 5点 kanamori 2012/01/15 13:05
令嬢刑事&毒舌・暴言執事シリーズの第2弾。
本書も本格ミステリとしての骨格はきっちりとキープしていると思いますが、ギャグが大人しくなっている気がしないでもない。”分かる人だけ分かれればいい”風の読者限定ギャグが抑えぎみなのはメジャーになったから?

ミステリの趣向的には、第1話の”●●のアリバイ工作”がオチを含めて面白い。第2話の、消えた帽子という一つの事象から推理を次々と展開していく強引なロジックも好みです。

No.1 5点 まさむね 2011/12/27 23:15
 作者の大出世作品の続編。前作の大ヒットについては,従前からのファンとして「もっと良作があるよ」とアピールしたくなる面もありますが,まぁ,苦労人ですし,良かったなぁ…と。
 で,この作者の魅力は,何と言っても本格とユーモアとの融合。この作品でもその辺りを十分意識していると思うのですが,「本格」部分には,やや強引な点も見受けられました。とは言え,マンネリ化と戦いつつキャラを立て,最低限の本格ルールを守っている点は評価。
 どこに主眼を置くかによって採点には相当のバラツキがあると想像しますが,私としてはそれなりに楽しめたので,この点数に。


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