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[ 本格/新本格 ]
ライン河の舞姫
改題『「ラインの薔薇城」殺人事件』
高柳芳夫 出版月: 1977年03月 平均: 6.00点 書評数: 2件

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講談社
1977年03月

新潮社
1984年01月

No.2 6点 nukkam 2011/09/06 19:26
(ネタバレなしです) 「『禿鷹城』の惨劇」(1974年)の続編となる1977年発表の本格派推理小説で、前作の登場人物の何人かが再登場していますのでできれば前作を先に読むことを勧めます。またまた古城が登場しますが前作の古城があくまでもホテルとしての描写に留まっていたのに対して、本書の古城描写はいかにも城らしい雰囲気に満ちています。プロットも社会派推理小説風なところが気になった前作よりも、古き良き時代の本格派推理小説の香りが濃い本書の方がとっつきやすいと思います(そういうのが好きな読者にとってはという条件つきですが)。スケール豊かな舞台に比べてトリックの小粒感がちょっと惜しまれますが十分楽しめました。

No.1 6点 kanamori 2010/05/25 20:32
ライン河の古城を舞台にした密室殺人を描いていて、これも乱歩賞最終候補作。最近は「乱歩賞受賞作」より「乱歩賞最終候補作」というレッテルの方に反応してしまう自分が悲しい。要は落選作なんだけど・・・。
密室トリックに加え、新本格でお馴染みのプロット上の仕掛けが工夫されて面白かったですが、前作「禿鷹城」の続編になっているのは新人賞の応募作としていかがなものか。


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高柳芳夫
1990年02月
京都「時代祭り」殺人事件
1988年08月
奈良-紀州殺人周遊ルート
平均:6.00 / 書評数:1
1988年05月
陰府からの使者
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1987年02月
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1985年11月
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1985年03月
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1984年01月
「ラインの薔薇城」殺人事件
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日本大使館殺人事件簿
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1983年01月
摩天楼の弩
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1980年11月
影を裁く日
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1979年09月
プラハからの道化たち
『禿鷹城(ガイエルスブルク)』の惨劇
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1977年03月
ライン河の舞姫
平均:6.00 / 書評数:2