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[ 本格/新本格 ]
古都の殺人
旧題「死を呼ぶ聖女」
高柳芳夫 出版月: 1985年11月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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祥伝社
1985年11月

祥伝社
1989年05月

No.1 5点 nukkam 2018/01/12 03:55
(ネタバレなし) 法月綸太郎の本格派推理小説「頼子のために」(1990年)がニコラス・ブレイクの「野獣死すべし」(1938年)の影響のもとに書かれたことは有名ですが、全体の1/5にあたる第1章が殺人を犯そうとする男の日記である1980年発表の本書も「野獣死すべし」を意識して書かれたのではと思います。謎解きはどんでん返しの連続がありますが最後の2章を読むと推理が微妙に詰めが甘く、どちらが犯人でもよかったような印象を受けました。もう少し深堀りされた人物描写なら虚しさを残す結末がよりドラマチックになったのではと感じましたが。


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高柳芳夫
1988年05月
陰府からの使者
平均:5.00 / 書評数:1
1987年02月
ロマンチック街道殺人ルート
平均:6.00 / 書評数:1
1986年06月
津軽富士殺人事件
平均:6.00 / 書評数:1
ローレライの幽霊船
平均:6.00 / 書評数:1
1985年11月
古都の殺人
平均:5.00 / 書評数:1
1985年03月
闇からの呼び声
平均:6.00 / 書評数:1
1984年06月
維納の森殺人事件
平均:6.00 / 書評数:1
1984年01月
「ラインの薔薇城」殺人事件
1983年06月
日本大使館殺人事件簿
平均:6.00 / 書評数:1
1983年01月
摩天楼の弩
平均:6.00 / 書評数:1
1982年10月
ベルリンの女
平均:5.00 / 書評数:1
1981年09月
ベルリンの柩
平均:5.00 / 書評数:1
1981年03月
ライン河の白い霧笛
平均:6.00 / 書評数:1
1980年11月
影を裁く日
平均:6.00 / 書評数:1
1979年09月
プラハからの道化たち
『禿鷹城(ガイエルスブルク)』の惨劇
平均:5.50 / 書評数:2
1977年03月
ライン河の舞姫
平均:6.00 / 書評数:2